金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

物事サクサクいかない日があるものです

2016年01月26日 | うんちく・小ネタ

物事がサクサクいかない日ってあるものですね。一つ一つのことに関連はないけれど、サクサクいかないことは重なるものです。

今日の午前中がそうでした。まず週末のスキーのために板と靴を宅配するため近くのクロネコヤマトの営業所に車で持って行こうとしました。

すると自宅のすぐ近くの道が道路工事で通行止め。思わぬ回り道をして営業所に行きました。荷物を出すと受付のオバサンがタグを見て「新潟方面は雪のため荷物の受付はストップしています」とつれない対応をしました。

戻ってクロネコヤマトのコールセンターに電話すると「土曜日のプレイですか?時間があるので大丈夫だと思います。でも万一の場合は遅配承知ということでしたら夕方には集荷に伺います」ということ。(先ほど無事出荷しました)

次にサクサク行かなかったのは、借りた書物のスキャナー読み込み。私は複合機でのスキャンは時間がかかるので、可能な限りエバーノートのスキャナー(富士通製)で連続スキャンをしているのですが、借りた本はばらす訳にはいかないので一頁づつ読み込みです。これが時間がかかる。複合機だから遅いのかしら?といってフラットベッドスキャナーの専用機を買うほど頻繁に使う訳でもないし・・・と悩みました。

次に少し先の飛行機便の予約に取りかかりました。名古屋の友人から「便の予約をしました」と連絡があったので、マイレージクラブから予約を試みたのですが、サイトに入ることができません。調べてみると友人のマイレージカードはクレジット機能付きなので、予約できたのですが、私のマイレージカードはクレジット機能なしなので予約可能日が1日遅れるということでした。

以上の出来事には直接関連性はありません。しかし強いて関連性を探すとすれば、多少お金を惜しんだことに関係があるようです。

つまり宅配料を若干節約するため営業所に持ち込んだため、「遅配懸念」を理由に断られた。

フラットベッドスキャナー専用機を持っていないため、本のスキャナー取り込みに時間を要した。

マイレージカードにクレジット機能を付けていない(つけたらお金がかかるかどうかは調べていませんがこれ以上カードを増やすのは避けたい)ので、予約可能日が遅れた。

もっとも以上のことはほとんど実害はありませんので、改善するつもりはありません。あくまで偶然が重なっただけの話でしょう。

しかしサクサクいかないことが続く場合の背景には、自分の体調の問題や行動パターンがあるかもしれないと考えた次第でした。

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寒波でも原油価格は戻らず・・・

2016年01月26日 | 投資

昨日(1月25日)の東京商品取引所では、ドバイ原油先物が一時先週末比15%上昇して、取引を一時中断するサーキットブレーカーも発動された。

米国や日本に寒波が到来して、暖房向けの石油需要が高まると見られたためだ。

しかしこのような予想をあざ笑うかのように、昨日米国では原油価格が6%下落し、エネルギー関連銘柄の下落に牽引され株価も大きく値を下げた(ダウは1.3%下落)

以前は大寒波の到来は原油需要を引き締めたが、今回はそれを上回る供給過剰のため、寒波の影響は無視されたのだろう。

現在世界中では原油は1日あたり1百万バレルから2百万バレルの供給過剰だと言われている。

さらに経済制裁解除を受けて、イランは1日50万バレルの輸出を考えていると言われている。もっとも専門家の見通しでは当面の輸出可能量は30万バレル程度ということだが。ただし供給過剰市場にさらに供給量が増えることで原油価格を下押しする可能性は高い。

もっとも原油価格の下落はトータルでは米国経済にプラスに働く。ガソリン・軽油・石油など燃料油は米国の原油消費量の2/3を占めるので、原油価格の下落は家計や企業の支出減に大きく貢献するからだ。ダラス連銀は持続的な原油価格の下落は米国のGDPを0.5%押し上げる効果があるという見方を示している。

原油価格の下落は業界には痛手だが、原油・天然ガス業界の雇用は全業種の0.5%程度なので、雇用に与える影響も限定的だ。

エネルギー資源を100%海外に依存する日本にとって原油価格の下落のメリットはもっと大きいはずだ。もっとも経常収支が改善することで円高方向に向かうという副次的な影響も出そうだが。

さてこのような環境を個人としてどう活かせば良いか?というと私はガソリン価格の下落を利用して、ドライブ旅行を増やすのも手だ、と考えている。

原油価格の低迷がどれ位持続するのかは分らない。専門家に聞いても「そんなことが分れば億万長者になっていますよ」という答えが返ってくるだけだろう。予想不能なことをあれこれ推測するよりは、目先のメリットを活かした方が良いというものだ。

 

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