金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

コミュニケーション・スキルの重要性

2015年02月23日 | うんちく・小ネタ

最近コンビニエンスストアで買い物をする時、若い店員さん、特に男性の若い店員さんのコミュニケーション・スキルが低下しているなぁ、と感じることがある。ペットボトル飲料を買う程度なら、問題はないのだが、たまにクロネコヤマトのメール便(3月末でなくなる)を頼むときに、そのような感じを持つことが多い。メール便の依頼者はそれ程多くないので、新米のアルバイト店員さんは取扱い方法を知らない場合が多いの、愚図愚図しているだけで、進まないことがままあるのだ。「すみません。僕新米なので、ベテランさんを呼んできます!」と言えば済みそうなことなのだが、愚図愚図していて誰かが駆けつけてくれるのを待っているように思われる。

余計なことだが「もっとコミュニケーション・スキルを磨かないと社会に出てから困らないか?」などと考えてしまう。

コミュニケーション・スキルについて、少し前アメリカの調査会社ピューリサーチセンターが、興味深い調査結果を示していた。

調査は大人のアメリカ人に「子供たちが今日持つべきスキルとして何が一番重要だと思うか?」という調査を行ったもの。選択肢として「コミュニケーション・スキル」「読解力」「数学」「チームワーク」「文章作成力」「論理力」「科学」「運動能力」「音楽」「芸術」の10項目だった(複数回答あり)。

 結果は「コミュニケーション・スキル」が90%の支持を得てトップ。2番目が「読解力」で86%、3番目「数学」79%、4番目「チームワーク」77%、5番目「文章作成力」だった。

興味深いことは、教育レベルの高い人ほど「コミュニケーション・スキル」を重視していたことだ。大卒以上の人の94%が「コミュニケーション・スキル」を一番と言い、大学中退レベルが92%、高卒以下では86%だった。

「ロジック」が理の世界だとすれば、「コミュニケーション」は情と直感の世界だ。ロジックで押してくることが多いと思いがちなアメリカ人だが、「コミュニケーション・スキル」を一番重要なスキルだと考えていることは興味深い。

さて日本はどうなのだろうか?

 

コメント
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