金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

暑い最中の住吉詣で

2014年06月01日 | まち歩き

今日(6月1日)大阪の住吉神社をお詣りした。

Taisha昨日宝塚で行われたNPO法人(Help Nepal Association)の総会の後梅田に泊まったが、昼過ぎに予約した新幹線まで時間があったので、摂津一宮である住吉大社をお詣りすることにした。京都生まれで齢30まで関西をベースに暮らしていたが住吉大社にはお詣りしたことがなかった。というか大阪の南の方はほとんど行ったことがないのである。

朝ホテルで「摂津一宮」を検索すると住吉大社と座摩(いかすり)神社という神社の二つがでてきた。一宮が二つあるのはおかしいと思ったが旅先なので詮索はせず、今回は住吉大社をお詣りすることにした。

往路は難波から南海電車に乗り、住吉大社駅で降りると大鳥居が目に入ってくるので迷うことはない。

Taikobasi写真の太鼓橋を渡って境内に進む。水辺は涼しげにみえるが実際はかなり暑かった。

今日朔日(ついたち)は月詣りの日になっているようで、境内には巫女さんたちがでていた。

神社の奥に進んでいくとパワースポットはあちらという→が出ていた。矢印を追いかけていくと神社の境内を抜けてしまった。

そこにあったのが「おもかる石」だった。

これは願い事をする前に丸い石を持ち上げて、その重さを覚えておき、願い事をした後で再び石を持ち上げてみる。石をはじめより軽く感じると願い事がかない、重く感じるとかなわないというものだそうだ。

Omokaru

ある願い事をこめて石を持ってみたところ重さは変わらないと感じた。この場合はどうなのだろうか?

帰りは大阪唯一の路面電車・阪堺電気軌道に乗って天王寺に出た。

Train初めての乗り物に乗るときはICカード(スイカ)は使えるのだろうか?ということが気になりごく軽い緊張を覚えることがある。これなども短い旅の楽しみの一つだ。一両編成の路面電車はスイカが使えたし、空調が効いていて中々快適であった。

次の大阪に来ることがあれば堺あたりまで足を伸ばそうかなどと考えながら私は新大阪駅に向かった。

 

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山坂の降り方~山と人生において(1)

2014年06月01日 | うんちく・小ネタ

昨日宝塚でネパールに学校を寄付するNPO法人(Help Nepal Association)の総会があった。総会の後、大学山岳会のOBを中心とした12,3人でカラオケスナックに遊びに行った。

集まった人は60代後半から70代半ばの人が中心で私は最年少だった。昔春に剣岳の八峰を一緒に登攀した3歳年上のTさんは少し前に大腿骨に関わる手術をした、ということで杖をついていた。またもう少し年の離れたKさんは「医者からこのままではアル中になると言われて禁酒中」と言いながら、チョロチョロと焼酎の水割りをなめていた。またNPO法人の総会の時から人の名前を思い出すのに時間がかかる人が増えてきているなぁ、と感じることがあった。

かって日本の名だたる山々を登りまた人によっては遠くヒマラヤまで遠征した山男達にも老いは確実に忍び寄っていると感じた一夜であった。

私を含めて山仲間はみな人生のピークを過ぎて人生のダウンスロープを降り始めている。そこで山仲間からの連想で「山と人生の山坂の降り方に共通することはあるのか?あるいは相違点は?」などということを少し考えてみた。

思いつくままに幾つかあげてみよう。

  1. まず山も人生も「登りがあればかならず下りがある」ということだ。ただし概ね山登りではピークははっきり認識することができるが、人生ではピークは事後的にしか分らない場合が多いだろう。会社生活に限ってみれば、自分が上り詰めたピークははっきりとわかる。だが人生は会社だけではない。「男おひとりさま」(上野千鶴子)からの孫引きであるが、河村幹夫さんの「50歳からの定年準備」という本に「人生には『雇用定年』『仕事定年』『人生定年』という3つの定年がある」と書いてあるそうだ。昨日NPO法人総会に集まった人たちは「雇用は定年退職したが、NPO法人という仕事では現役」という人が多い。またもう少し若い時からNPO活動を人生のメインの柱にしてきた人もいるだろうから、雇用定年=ピークを過ぎたとは言えない場合もあるだろう。つまり山のピークは山に一つだが人生のピークはひとそれぞれにあるということだ。
  2. 次に山も下人生も「下りの方がスキルがいる」という意見があることだ。山を登る時は体力があれば登ることができるが、安全に降るには正確な体重移動を伴ったバランスの良い歩き方が求められる。それは長年の経験で養われることが多い。だから「山登りでは下りの方がスキルがいる」と言えるのだが、人生をアナロジーで下りの方がスキルがいると断定してよいかどうかは若干疑問である。もっとも「男おひとりさま」の中で上野さんは「下り坂とは昨日までもっていた能力や資源をしだいにうしなっていく過程である。昨日できたことが今日できなくなり、今日できたことが明日はできなくなる」「これまで人生の上り坂のノウハウはあったが、下り坂のノウハウがなかった」「そして上りよりは下りの方がノウハウもスキルもいる」と述べている。繰り返しになるが私は「人生においても下りの方がスキルがいる」と断言できるほど人生経験を積んでいないので、上野さんの意見に手放しで賛成することはできない。ただし人生において「上り」は目標設定が立てやすいが、下りは目標設定が難しいということは言えると思っている。

 

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夫源病予防には一人旅

2014年06月01日 | うんちく・小ネタ
新幹線で東京に向かっている。座席のWEDGEを読んでいると、夫源病という言葉がシニア女性の間で話題になっているそうだ。定年退職していつも家にいるダンナがストレスのもとになり、頭痛などの障害を起こすことをさすらしい。
夫源病を避ける目的ではないが、私は旅に出ることが多い。仕事、山、ボランティアなど目的は様々だが機会があれば旅に出ることにしている。山を除くと一人旅だ。そして大体目的地の前後に小旅行をはさむ。
気楽な半日程度の小旅行では自分が本当の王様になることができる。心のおもむくままに歩けば良いからだ。歩き疲れたらコーヒーでも飲んでだらけていれば良い。だらけていればストレスも自然に消えていく。一人旅は夫婦円満の薬である。

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