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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

山を登り始めたおじさん達

2009年08月29日 | うんちく・小ネタ

昨日名古屋のIさんと飲んでいた時、Iさんが「最近山登りを始めたんです」と告白した。Iさんはプルデンシャル生命の腕利きセールスマンで、私が名古屋で銀行の支店長をしていた時からのお付き合いだ。Iさんがいうにはバイク仲間で京大山岳部OBのKさんのお誘いで7月に笹ヶ峰から火打山に登り、妙高山へ縦走したとのこと。「すっかりはまりそうです」とIさん。

そういえば少し前に銀行を早期退職してオムロンに行ったK君から飲み会の席でいきなり「山をやろうか?と考えているんです」と告げられた。K君には簡単な参考書を送ったから読み始めているだろう。

私がお手伝いしている都内某ローターリークラブのトレッキング同好会でも「新しく山登りを始めよう」「昔やっていた山登りを再開しよう」という人が増えている。

ところでどうしておじさん達は山に登り始めたのだろうか?「そりゃ、時間と体力を持て余しているのでしょ」という答が返ってきそうだ。「ゴルフはこの年になるといくらやっても上手くならんからね(山でも登ろう)。」と苦笑いする人もいる。

だがここではもう少し「哲学的」な答を探してみよう。定年年齢が見えてくる歳になると、人生をやり直すことは困難だ(不可能とは言わないが)。ただ自分の人生を振り返り、意味を見出すことはできる。人生と山登りは似ていると私は思っている。どう似ているかというと「努力しないと頂上に立つ可能性はないが、努力だけで立つことはできない。運に恵まれないと頂上に立つことはできない」という点だ。

頂上を極めるには「体力」「技術」「仲間の結束」が必要なことはいうまでもないが、それに加えて「天候等の条件」に恵まれることが必要だ。これは会社人が組織の階段を歩む状況と良く似ている。組織の壁も山の壁と同様、ある種の運がないと極めることはできない。

もう一つ山登りが他のスポーツと異なる点は「他人と競わない」ことだ(無論山の先端分野では初登攀争いなどがあるが)。

長年働き競い合ってきたおじさん達が人生の後半戦で山登りを始める・・・その理由は繰り返しになるけれど「努力と運」のバランスをかみ締めながら、人と争うことなく自分のゴールを目指して歩き始めることに目覚めた・・・というと少し美化し過ぎだろうか?

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夏は原宿、おどりはよさこい

2009年08月29日 | まち歩き

8月最後の土曜日(29日)ちょっと用事があって表参道に行った。帰り表参道から原宿駅まで歩いてくると祭りの気配したので歩道橋に上がってみた。すると明治神宮の前に舞台が設けられ踊りを踊っている人がいる。ちょっと立ち寄ってみた。

Mijijingu2

太鼓の響きに合わせてみんな元気に踊りまくる。

Meijijingu3

不況を吹き飛ばせ!って感じで皆さん元気に溢れている。

Miejijinngu1

旗の躍動感を出すためあえてシャッター速度を落としてみた(意図したピンボケです)。

踊りの熱気に包まれていたい気持ちはあったけれど、雨雲接近の警告があったので帰宅することにした。暑いので夏の週末は都心に出向くことがなかったけれど、街に来ると色々なイベントがあることを発見。

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折りたたみスクーターで運転代行、やってみませんか?

2009年08月29日 | うんちく・小ネタ

個人的なことから書き出して恐縮だが、今、僕は安く買うことが出来るなら折りたたみ式のマウンテンバイクを買おうと思っている。何に使うのかというと「マウンテンバイクと車・電車を組み合わせた新しい登山スタイル」を模索するためだ。環境に優しくかつ機動性の高い登山スタイルというと格好が良いが、実のところ車道や林道をテクテク歩くのを止める方法はないか?と検討中なのだ。例えば登山口と下山口が違いかつ自転車で行き来できる位の距離なら、あらかじめ下山口に車で自転車をデポしておいて、車までマウンテンバイクで戻るというのは良いアイディアではないか?もっともマウンテンバイクを安く買おうと思って、時々メールで案内が来る「楽天」に腰の引けた入札をしているからまだバイクは手にしていないのだけれど。

余談が長くなったが、折りたたみ式といえば自転車ではなく、折りたたみ式のスクーターを使った運転代行がアメリカで流行りつつあるという記事をニューヨーク・タイムズで読んだ。このビジネス・モデルは飲酒して運転できなくなった人から依頼があると、代行運転手は折りたたみ式スクーターで駆けつけ、スクーターを顧客の車のトランクに入れて顧客の車で顧客を送る。顧客を送った後代行運転手はスクーターで帰るというものだ。

日本の代行運転は2台の車で行うと聞いているが、代行運転のアメリカ版は折りたたみスクーターでやるということだ。このビジネスモデルは90年代にイギリスで始まり、今世紀に入ってアメリカで広がり始めたということだ。でもどうして日本ではスクーター型代行が流行らない(私の知識不足かもしれないが・・・)のだろうか?

恐らく大きな問題は折りたたみ式スクーターの継続走行距離の問題だろう。折りたたみ式スクーターは電動式だと思う(ガソリンだと漏れる)が、今売られている電動式の走行距離は20km程度だ。これだと郊外まで代行運転を行うとスクーターで戻って来れなくなる。

このあたりイギリスやアメリカではどのように解決しているのか興味があるところだが、私自身運転代行業をするつもりはないので、この話はこの辺りでおしまい。

ただ折りたたみ式電動スクーターの性能が向上すると、面白いビジネスモデルになるのでないかと思った次第である。

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