追憶の彼方。

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カジノ法案

2016年12月10日 | 政治・経済
自民党の横柄な審議対応や維新幹部の下品な発言は大いに問題であるが、「統合型リゾート」の一環としてカジノを設置することには賛成である。
海外勤務や出張のストレス解消の為カジノや競馬場には足しげく通ったが、日本のパチンコや競輪、競艇のような何となく人目をはばかる様な後ろめたい暗い雰囲気は全くなく、大方の国ではカジノを上流階級のスポーツ・社交場・遊技場感覚で見ていたような気がする。
日本人がカジノを敵視するのは映画のゴッドファーザーの影響が強すぎたのではないだろうか。今やラスベガスは統合型リゾートとしてマフィアとは完全に手を切っていると言われている。

ヨーロッパ・南米・オーストラリアではドレスコードを採用しているカジノが多く危険を感じるような雰囲気は全くなかった。
観光旅行ではデイナーの後バーでダンスに興じるか、カジノに出かけ小金をかけて楽しむのが普通のコース、老夫婦がスロットの前でキャッキャ騒いでいるのは何ともほほえましい風景であった。
観光客受け入れも爆買いが去り、東南アジアからの安上がりツアーが一巡した後、本格的な観光立国としての施策が必要になるだろう。
イギリスでは1968年に賭博法が施工され、「ギャンブルはコントロールすべきであるが、禁ずるべきではない」「社会的に問題とならない限り、一般国民の楽しみを阻害するべきではない。」と述べられている。 まさに大人の対応である。
ギャンブル依存症になる対象は日本にはいくらでもあり、パチンコ業界と警察、検察との関係、北朝鮮との怪しげな関係を放置したままカジノだけを問題視するのは片手落ちではないだろうか。

日本の素晴らしい自然・歴史建造物等文化遺産に新たな観光資源を創造しいていく必要がある。
カジノもその一つとして健全な観光資源に出来るかどうか真剣な対応が望まれる。





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