追憶の彼方。

思いつくまま、思い出すままに、日々是好日。

日本の魅力ー(2)

2016年09月11日 | 文化・文明

世界の国々でどの国が日本を好きと云い、その魅力は何処にあるのかという調査結果がある。

調査20ヶ国中、日本が好きと答えた国のトップはベトナム、(とっても好き80.5%、まあまあ好き15.5%)、2位は台湾(54.5%、41.5%)、3位タイ(56%、39%)、4位インド(61.5%、33%)、5位フィリピン、6位ブラジル、香港、シンガポール、マレーシアと近隣友好国が続き、10位にイタリア、12位にロシアが入っている。11位のインドネシアはとっても好きが58.3%、全体の2位と高いが全体では11位になっている。
最下位20位は韓国で(15%、37%)、19位ドイツ、18位イギリス、17位アメリカの順である。 15位中国は(21%、44%)で基本的に韓国と変わらない。

それではこれらの国が支持する日本の魅力とは一体何だろう。
一位は予想通り日本の伝統文化である。
歴史的建造物・美術工芸品、伝統工芸、日本固有の習慣・慣習、生活に根付いた技芸や武芸、伝統芸能,祭事や神事といったものすべてが含まれる。
特にオリエンタルの香りのする伝統文化は欧米人に畏敬の念と憧れを抱かせるようで、来日の目的をここに置いている人が多い。

日本の伝統文化と云っても中には古く中国文化、或いは中国経由で外国文化が日本に流入し、それらに日本的要素を加味・修正して、更には取捨選択を繰返して日本独自の文化を作り上げたものと思われる。島国であったため韓国やベトナムのように中国の属国となることもなく、鎖国を続ける間に自前の文化を熟成出来たのも大きかった。

海外を旅すると多くは巨大な遺跡かキリスト教文化、イスラム教文化、仏教文化というような宗教に根差した文化が中心であまり変わり映えがしない。あらためて振り返ると日本文化の多様性に目を見張る思いがする。















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の魅力

2016年09月11日 | 文化・文明
地方の衰退・過疎化が大きな社会問題となっている中で、北海道の特別豪雪
地帯に指定されているニセコ、町の定住人口がここ15年、少しずつではあるが
増加していると驚きの声と共に報じられている。
東京は進学・就職で他県からの人口の流入があり、沖縄は日本一の出生率
という事で共に不思議はないが、北海道の田舎町、決してアクセスの良くない
ニセコが何故なのか。
理由は国内だけではなく海外からの移住が増えていることによると報じられている。

パウダースノウのニセコスキー場で世界的に有名になったお陰で、オースト
ラリアを中心に多くの観光客が訪れ、その観光客が北海道には冬のスキー場
だけではなく、雄大な自然を利用する夏のアウトドアスポーツを中心とした
観光資源も豊富であると云うことに気づいて観光事業を開始ししたお陰でその
事業に従事する外国人の移住が増えたことも人口増の一因だと云う。
町が観光客だけではなく外国人が働きやすい環境づくりに注力し、国際結婚
の増加等もその後押しになっている模様である。

今やニセコ町のレストランでは、冬も夏も外国語を話す人たちの賑わいがあり、
外国人がいるのが当たり前の光景になっていて、カナダのレストランにでも
いるかのような雰囲気を呈しているらしい。

川下り、トレッキングなどのアウトドアスポーツは冬に訪れていた外国人
(オーストラリア人)の実業家による考案だったという点は注目に値する。
「長年住んでる地元の人」ではなく、「観光でやってきた外国人」が北海道
の良さを発掘してくれたことに、「地域おこしのヒント」がある。

そのような視点で見れば観光資源に止まらず、活用できる日本の良さ、魅力、
未開発の資源がまだまだ残されているようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする