Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

始まりと終わり

2015-05-20 00:42:24 | 犬・猫・犬友・動物たち
5月11日の午後に山羊の花ちゃんがママになって1週間余りが過ぎましたが・・・・。


夜がちょっと冷えたりして心配したけれどやっぱり山羊は強いですね。生まれて1日たたないのに全然気になってなかったみたい。
でも、お昼寝はやっぱりべったりくっついて2匹一緒。

私には山羊のお産なんて初体験で、「サトレペパパが留守の時に産気づいたらどうしようとか、「藁とか牧草とか置いてあげないのか。」「何かで囲ってあげないのか」とか色々心配してたのに、予定日が思ったよりも早まったし、サトレペパパが何もしなくても山羊はお産出来るから心配いらない、って全然慌てる様子ないし、こんなんでいいのかな?って思ってるうちに生まれてしまった!
しかも、2匹も!

ママの花ちゃんはうちに来る前、1歳の時にすでにママになってたので、今回が2回目の出産
だから、生まれた時にはちゃんと子ヤギの身体をなめてあげてきれいにしてあげてました。子ヤギが寝ている時は、囲いの外に出たいような顔をして私を見てたけど、ま、しばらくはご飯はルームサービスにしてあげるので我慢してね!

サトリは元々とても好奇心が強いタイプだけど、(サトレペパパの説明によれば)今回もご多分にもれず子ヤギを見つけるや否や、釘付けになったそうであまりの凝視にサトレペパパが叱ったそうです。

囲いのそばから離れずのサトリです。
家畜番が仕事のペーハは?

繋がれてはいますが、花ちゃんたちのいる囲いに近い所でしっかり見守ってます。
レイラはまだ全然知らないと思うので後で見せてあげる事とします。

サトレペパパが
「ね、農場生活もいいでしょ?」
って言ってたけど私は素直に
「うん」
とは言えなかった。

確かに、動物の子供たちは可愛いし、見てると楽しいし、新しい生命の誕生を見るのも素晴らしい。
でも、こっちに来てからの生活は、寿命でない動物たちの『死』に直面する事が多くて、都会で育った私には刺激的だった。
私の親戚にも農業をしていた人がいて、ヒヨコから育てたニワトリが夕方の食卓に出てきた話はよく聞いていたけど実際に自分がニワトリを飼うと、やっぱりまだそこまで考えが柔軟になってないんだなぁ。
始まりがあって終わりがある、と言うのは理解している。
でも、
『家畜』は人が生きて行く為に存在する動物たち。
だから、生まれてきたオスの子牛や、雄鶏たちをみるたび食べられる為に生れて来たんだと思うとまだ胸が痛い。
だからこそ、食事を頂く時は、
いただきます。
なんだよね。

そんな事を考えてたりしたけど・・・・・
ガラス窓に衝突したらしい2羽の小鳥が死んでました。
名前を調べたけどよくわからなかった。
想像するに♂がなわばり争いかなんかで追いかけ、追いかけられのはずみで窓にぶつかったんだと思う。
庭に穴を掘って埋めてあげました。

そう、自然の中においては、これが自然の法則なんだよね。
つい数秒前まで元気に飛び回ってたはずの小鳥たち・・・・。
用心深く、注意深く、強く、賢くないと生きぬけないんだ。
人間もきっと同じだと思うけどね。

子ヤギの話に戻るけど、多分この子たちはいずれ、うちを離れて誰かの所へ行く事になると思うけど、命ある限り楽しく、精一杯生きて欲しいと思うのでした。




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