Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

魔法のカプセルを求めて(Kindred spirits)

2007-12-13 16:44:15 | 犬・猫・犬友・動物たち
前回の続きです。

何故、であるミーガンをパニック状態にあるような動物たちが受け容れたのか?

種族を超えた絆は「テレパシー」「祈り」などから築かれる事も出来ます。
以前のブログでちょっと触れた「セミナーの時に流れていたバックミュージック
こおろぎの声と女性のコーラス・・・・ではなく、すべてがこおろぎの声だそうです。ある技術者が、録音されたこおろぎの声を数学的にスローにして流したらこんな女性の声のように聞こえてきたのです。

自分の気持ちをスローダウンし、リラックスする事によって他の生き物と心が合う細胞が開き、動物との震動が合う、と言う事でアロマが香るセミナーの会場で皆と瞑想(の練習?)をしました
山などで、鳥が寄ってきたり、鹿が寄って来たりするのもその時、自分は辺りのものたちと波長が同じになっている事だと思います。
ミーガンも本能的に、傷ついた動物に近づく時には、静かに・・・そして、
「そばへ行ってもいいですか?」
と言う行動をしたそうです。

「死は、失敗でも終わりでもなく新しい旅の始まりである。」
「別れは悲しく辛い。だからこそ、別れの時が来たら、教えてくれるように頼んでおくように。」
「辛い思いをとどめないように・・・泣いて悲しむ事で癒されるのだから」
「『愛の思い出』の品で、彼らの旅を祝福してあげましょう。」

BE WITH YOU!

ミーガンは14歳の時、骨癌でこの世を去りました。(写真:ミーガン Kindred Spiritsより)
癌末期になって寝たきりのミーガンを残していくのは辛い博士ご夫妻でしたが、どうしてもキャンセル出来ない仕事で海外へ行く前日、
(自分の)終わりが今来た」
と博士に教えたそうです。皮下注射を手に心の葛藤をしていた博士の前に自分の前足を差し出し促したミーガン
愛する家族であり優秀な助手でもあった彼女の死はいかばかりだったかと思われます。

動物はこのようにとても感受性が強く、特に心と感情を融合しやすい飼い主の不安、怒り、葛藤を感知する能力は驚くような事が沢山あると・・・。
だから病気の動物の治療をするにあたって、博士は飼い主たちから時間をかけて色々な質問をするそうです。

最近、日本でも癌の患者さんたちに『緩和治療』を行う病院が出てきているようです。放射線治療をし、手術をするだけではなく、術前、術後も痛みを和らげ、精神を安定させる治療を行う事によってめざましい回復をみせる患者さんたちがいるのです。
博士の言う『魔法のカプセル』には、

従来の医学をベースにしたもの、鍼などの古代の技術を取り入れたもの、西洋ハーブや自然食、マッサージやホメオパシー等々、統合的なアプローチ。
何にも「完璧」と言う物がないように、治療にも完璧な治療はない。だからこそ、ひとつのものにこだわらず、たくさんの方法の中から、選び、組み合わせて、統合的な治療方法で治癒の機会を高めよう。


と言う言葉が入っています。

サトリ夏になると夏バテのせいか体調を崩し、血便までし、獣医さんからの薬で一時的によくなるものの毎年、可哀想な思いをしていたので、私は「ホリスティックケア」の勉強をしました。
大事な家族と元気でBE WITH YOU!でいたかったから・・
おかげで今年はあの酷暑の中、一度も体調を崩す事なく夏を乗り切りました。
お世話になっている獣医さんはもちろんいつも親身になって診察してくれてます。
でも、ホリスティックの事はわからないとおっしゃっていました。

これからの獣医療は、ショーン博士が言っていたように

統合的であり、ホリスティックな獣医学を学び、
自然予防や新しいワクチンの接種法、
必要に応じて従来の医療や手術
術後の鍼、投薬、ホメオパシーによる鎮痛ケア
そして、身体、心、スピリットのケアを心がける


ものであって欲しいと私個人的にも切にそう思っています。
某私の友人の旦那様は獣医ですが、西洋医学のみならず上記の事にも目を向けているそうでとても頼もしく思っています。その友人も今、動物へのマッサージやTタッチの勉強をしているのできっと近い将来はそんな統合的獣医療を目指したを作ってくれるんじゃないかとワクワクしています

セミナーの最後に皆からの質問に答える時間がありました。
最後の最後に私が書いた質問が読み上げられました。

「ショーン博士から感じられる、安心感や温かさはご自分で努力されたものでしょうか?小さい頃からそうだったんですか?私もそう言う人になれたらいいな。」

とまぁ、こんな感じの内容だったんですが・・・
その答えの中に博士はホロコーストの体験を持つ両親の間に生まれた子供である事を話してくれました。辛い思い出話をさせてしまったような気がして、セミナー後のサイン会で
「あの質問は実は私なんです。辛い事を思い出させてしまったようでごめんなさい
と言うとにっこり笑って
「あなただったんですか?いいえ、こちらこそ質問をしてくれてありがとう。すまないことなんてありません。それに、辛いことは、話すことでどんどん癒されるんです。」
と言ってくれました。
そして、私が<kindred Spirits>の本にサインをお願いすると、その表紙のGレトリーバーの写真を温かな目で見て
「Oh, ミーガン
を抱きしめてにっこりしていました。
私がだったら絶対診てもらいたい先生です

あの日は、本当に心が癒された一日でした。(セミナーの司会及びペットのためのハーブ大百科の翻訳者でもある金田先生とショーン博士)
アレン・ショーン博士、本当にありがとうございました。mama記)








コメント
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