ぱにぽん

徒然なる言いたい放題

納豆汁

2007年01月06日 08時23分24秒 | 名店・名産品・特産品
はて、わたしは納豆汁のナニを書こうと言うのだろう。

いいんです。大好物なんです。大豆の発酵食品である味噌を使った味噌汁に、なぜさらに重ねて大豆の発酵食品である納豆を投入するのか!?

そしてそれはウマイのか?

それは、ウマイのだー。 言葉では説明できません。 勢いで「そうか、そーなのか」と納得してください。喰ってみなはれ。と、謹んで申し上げたいのです。

納豆が全く食べられなかった妻も、納豆汁のうまさに目覚め、今や納豆ご飯も食べられるようになりました。「納豆汁でもちょっと....」となかなか慣れない人は、納豆汁にたっぷりの大根卸しをぶちこむと食べやすくなると、個人的経験から思います。

えーっと、まずはWikiPediaの「納豆汁」から引用しまーす。

「山形県や岩手県、秋田県では、県内において広く伝わっているが、山形は山形市・庄内町、岩手は湯田町(現:西和賀町)、秋田は湯沢市において特に伝統料理として認められている。味噌汁にすりつぶした納豆を流しいれた汁物であり、他に豆腐、セリ、油揚げ、ダイコンやニンジンなどの根菜類、キノコ、いもがら(干したサトイモの茎)などの具(地方によって異なる)を加える。食べると体が暖まる雪国らしい料理である」

そう。納豆をすり鉢ですりつぶすのです。個人的には、ヒキワリでは違う味になります。粒、それも大粒の納豆をすりつぶして入れた納豆汁がいい味だと思います。ヒキワリ納豆をそのまま入れるという方もおられますが、それだと「納豆汁」ではなくて、「納豆入り味噌汁」になってしまう.......と思うんだけどなぁ。

それにしても湯沢市の伝統料理となっているとは知らなかった。それに江戸時代には納豆ご飯よりもポピュラーな食べ物(食べ方)だったのかー。辞書は引いてみるもんですね。

さて、さらに個人的コダワリを噴出させてみます。

できれば入っていて欲しい....いや、納豆汁には必須だ!と思う具材は、

・いもがら
夏場は干していないサトイモの茎でもいいっす。これが入っていれば、納豆汁に大根もにんじんも不要だと、、思います。

・セリ
どうも秋田県人はセリが好きなようです。きりたんぽ鍋でも必須アイテムです。あの独特の清清とした薫りが、納豆汁の「大豆発酵食品二段重ね」による重厚なコクを引き立てるのです。ネギでもいいけど、セリがいいのです。

・油揚げ
  これによって納豆汁は、大豆由来食品トリオ による最強味噌汁となります。できればあぶって焦げ目をつけたものを投入したいところです。

・きのこ
  個人的にはヒラタケか、傘が開いたでかいナメタケ(なめこ)、あるいはその両方が、納豆汁に入っていて欲しいきのこです。傘のひらいた大きなナメタケはあぶってから投入するのもいいっす!
  やっぱり、納豆汁ではマイタケやしめじじゃないんです。

・ゼンマイ(またはわらび)
  これを忘れてはいけない。やっぱりこれらの山菜か、または笹竹のタケノコは必須かな。個人的にはゼンマイの方
が好きです。ゼンマイの歯ごたえ、風味が欠かせません。

くぉぉぉぉぉ、永谷園の納豆汁でもいいからくいたくなってきたーっ!

ちなみに納豆学会とか、納豆のホームページなるものもあるようです。