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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

益子再び

2007年02月09日 | 福島・群馬・栃木・茨城
7日、9日と知り合いの紹介でお気に入りの街、益子にてうどん作りをした。

益子で活躍する若手陶芸家の方や窯師さんなどさまざまな人に食べてもらうことができた。

またうどんの器には益子焼を使わせてもらい、いつものプラスチックと違って温もり、見映えも良かった。

友達になった方に陶芸個人レッスンをして頂き、初のロクロ体験もしました。

器作りの難しさ、また楽しさを知るってのも大事な事だと感じました!

第三山本

2007年02月08日 | 全国うどん食べ歩き情報
群馬はうどん処。
国道を走っていてもそば屋よりうどん屋の方が多い。

群馬は昔上州と呼ばれた。そして地図を開くと気になる文字が…

上州三代うどん

水沢、桐生、館林
桐生は特に熱いという噂を聞いて行ってみることにした。
市内に入ると確かにうどんの文字がたくさん目に入る。
テンションもあがってくる。
そしておすすめと紹介してもらった第三山本へ。

第三ってことは第一、第二もあるのか?
あるんです。どうも弟子の関係がそこにはあるようだ。

桐生うどんは庶民に親しまれていて第三山本も地元客で賑わっている。
店に入ると一番最初に感じたのは気持ちのいい、いらっしゃいませの声と笑顔。

うどんを注文しざるとかけをいただいた。
茹でたての麺はにゅるにゅる、もちもちといった食感だ。
最後に少しだけ頂いた冬だけの幅広いきしめんのようなひもかわ。
これまたうまい。
冬の冷たく乾いた風があるからできる麺らしい。

帰り際少し話しをさせてもらった。
親子二代の心意気がすばらしかった。

気持ちのいい声と笑顔、職人の姿勢が産み出すまた来たいなって思える雰囲気。
同じうどん屋として学ぶべきものがたくさんあったお店です。

これから何代山本ができるかも注目である…

水沢うどんの名店

2007年02月07日 | 全国うどん食べ歩き情報
群馬県伊香保温泉の麓で水沢観音からの名水で作られるうどん処水沢。
水沢、讃岐、稲庭が日本三大うどんと呼ばれていて、ここ水沢にはうどん屋が十数件も軒を列ねている。

その中でも一番の老舗で江戸時代からの歴史を持つのが清水屋。

機械を使わず丸二日間かけ丹念に仕上げた生地は麺自身が旨い。
それを特製胡麻だれで頂く。
絶妙のバランスでペロッといけました。

宮内庁も御用達の清水屋、うまい!


さむらいSOUL

2007年02月06日 | 全国うどん食べ歩き情報
行ってきました、再び水沢の清水屋さんに!

3時過ぎに伺うと親方さんが水沢うどん食べてきた?と聞かれ今日はまだ食べていなかったので少し時間的に余裕もあり2件食べにいった。
昨日と今日で4件食べたが、やはり清水屋のうどんが一番うまかった。

再びお店に戻りさぬきのうどん打ちをさせてもらう。
その様子を興味深そうに見られた。

打つ、切る、久々の大釜でゆがく…

ゆであがり、ざるにあげさぬきらしくひやひやを食べてもらった。

親方さん、従業員の方含め10名ほどに食べてもらった。

その反応は従業員さんはちょっと固いかなと言いながらも機械の麺とは全然違って、おいしいというような感じだった。

しかし親方さんの感想は

こんなの固すぎるよ
…ガツン!

ダシが俺には合わねぇ
…ガツン、ガツン!!

と言われ口に合わなかったみたいだ。さぬきのおいしさが伝わらなかったのか…


しかし親方さんはこう言いました

「俺はさぬきの店ははみんな機械を使った手抜きのいい加減なうどん屋ばかりだと思ってたけど、今、君のうどんを食べて見直した。
手打ちで心のこもった麺作る店もあるんだな。
君のようなうどんを作る店がさぬきにもっとあればさぬきうどん界もよくなっていくんだろうけど…
君みたいな職人がこうして全国周って本物のさぬきうどんをがんばって広めていて、さぬきうどん界は救われてるよ!」

親方さんはからはうまかったって言葉は無かったけれど、この言葉だけで充分だった。
胸にジ~ンってきて思わず涙がこぼれそうになった…

その後、親方さんにじっくりとうどんに対するこだわり、心構え、人生感、子育て論など教わり同じ職人として大変勉強になった。

そして最後にこう言われました

「水沢とさぬきの製法は違う。でもそれを手間かけていいうどんにしていく所は同じ。お互いがんばろう!」

頑固な親方さんが時折見せるなんとも言えないやさしい笑顔。
どこか山内のおやっさんに似ていた…

そう言えば清水屋さんの店や従業員さんの持つアットホームな空気は山内と同じだった。

本当にお世話になった清水屋さんありがとうございました!


ドラマのように…1

2007年02月05日 | 全国うどん食べ歩き情報

日本三代うどん 水沢うどんに行ってきました このうどん処は水沢観音というすばらしいお寺と有名な伊香保温泉の麓に十数件ひしめいている。

水沢観音は水沢というだけにおいしい水が湧き出している。

この清水を利用してうどんをつくる。

一件目に松島屋という友人お薦めのお店で頂いた。
かけとざるを食べた。
かけうどんはだしが京風でしょうゆだけでなく
しっかりとしただしの味がした。
しかしどうもざるにおもきを置いているためかすこしやわらかくゆがいてあるようで物足りなさを感じた。
そのあと食べたざるはさぬきよりやや薄い麺だがちゃんとエッジがきいていてしなやかでのどごしよくおいしかった。
つけだれも変わっていてスタンダードなつけだしの他に、水沢名物ごまだれ、そして山菜、なめおろしの4種類。
個人的には山菜がおいしかった。
2種類食べて気分的には満足そして支払い…
食べたもの、持ち帰り麺合わせて3000円 ひぇー(>_<)
おそるべし水沢うどん。そりゃうまくったって地元は食べにこないよ…

そして一度水沢観音に参拝にいく。お寺好きにはたまらないすばらしいお寺でした。

まだ時間もあったので伊香保温泉に疲れを癒しに行った。
元湯温泉の露天風呂に入り体をリフレッシュ。
湯加減、ロケーション申し分なし!!
そして何より群馬をあなどっていた。三方を囲む山々が本当に美しく
感動し、群馬のこと何も知らなかったんですが見直しました!

その帰りに400年の歴史を誇る水沢うどんの始祖の清水屋さんによった。ここはごまだれのみのシンプルな店。
店の入り口で職人達が見事な包丁さばきをみせている。
自分も魅せられて技を観察していたら、店の様子がおかしく
ざわついている。どうしたんやろと思っていると

「お兄さんテレビ出てたよね?」

って言われうどん職人というのがバレていたのだった…
事情を説明したところ熱い親方がやってきて

「だったら仕込みを見せてやる」

という思わぬ展開になり願ってもないチャンスがやって来たのだった!
作業場に案内されてまず驚いたのはめっちゃでっかいたらい。
それを使って粉一袋全部一回で練ってしまうのだ!
おそらく300食分はゆうにあるだろう。
その様子もしっかり観察。
そしてまた驚かされる。塩水でこねるところも一緒なのだが
練りあんばいが考えられないくらい荒練りであったところだ。



その生地をふんだり水沢独特の水を含んだ布巾にくるんで
下にお湯の入った鍋にのせ熱くなりすぎない程度であたためたりしながら2日かけてもち肌に仕上げていく。

そしてこうして手間のかかった純手打ちの
出来たてうどんをいただいた。
二日間の熟成を経たうどんは少しあめ色がかっていて見ただけで
うまいというのが伝わってくる。
まずは麺だけで食べてみる。思った通り!
麺自身に甘みと香りがありうどん本来の味がした。
ややここも薄めだが松島屋で食べたものよりコシがあり
しかもしなやかでしっかりとエッジがきいていて
喉越しが気持ちよくうまい!



つづいてごまだれでいただくだしが効いてさらりとしたつゆは絶妙で
これまたうまかった。ぺろりといっちゃいました。

ここからがさらにおもしろい展開で重要なんですが
親方の息子さんが香川にうどんを食べに行っていろんな有名店でたべたらしいのだが、水沢のこれだけのうどんを食べ慣れた息子さんが
満足できる店はなかったようだ。
その感想は麺自体が堅くいだけでしなやかな喉越しがなかった。
うまくないとのことだ。

おそらく山内にはいっておらず。
機械麺の店にしか行ってないから、ただ堅いという感想を持ったんじゃないかと思う。

本物の讃岐食べずして上手くないという烙印おされたんじゃ
讃岐を愛す自分としてもだまってられなかった!

「明日この生地がどうなるか見に来たら?」と親方が行ってくれたので
もう一度明日水沢にいくこと決めた。

しかも自分のうどんを持ち込み向こうで打たせてもらって食べてもらう

俺のうどんにどんな反応を示してくれるのか。
また彼等のうどんの概念を覆すことができるのか。

水も汲んで帰り土俵は同じだ!

明日は失敗は許されない真剣勝負で殴り込みかけます!!

結果を乞うご期待!!

人生ってほんと筋書きのないドラマですよ!!おもしろいっ!!!


2月のうどん出張情報

2007年02月04日 | お知らせ
2月の大まかな予定ができてきました。

4日群馬前橋のCOOL FOOLというライブ会場で8時頃からうどんミッドナイトパティー

5日から8日まで未定。うどん処群馬で食べ歩きしたりするかな

9日から13日茨城や千葉あたりで活動

14、15日あたりから25日頃まで東京、埼玉あたりで活動予定

まだだいぶ予定組めてきましたがスケジュールまだ余裕あります。
100キロ圏内〔渋滞なく移動できれば〕なら走りますから気がなくどうぞ。

おすすめうどん屋情報

2007年02月04日 | 全国うどん食べ歩き情報
栃木のさぬきうどんファンに朗報です。

宇都宮の東に位置する芳賀町の国道123号沿いを走っていて発見し食べてみたさぬきうどん店

宝来家

値段は500円と若干高めですがしっかり手打ちで作られているようでつるりと喉越しのいいさぬきうどんでした。

うどんジャンキーをけっこう満足させてくれるうどんだと思います。

しかし営業が土日祝のみでありいつもは食べれません。

時間は11~18時

興味のあるかたはいってみてもいいかもしれないです

モニョンゴロ村で節分

2007年02月03日 | 福島・群馬・栃木・茨城
とちぎ県市貝町にある若者自立塾モニョンゴロ村にてうどん打ち。

DASH村のような立地で森と畑に囲まれた、自分好みの場所で綾部市志賀郷にこんな場所はないかと改めて思った。

ちなみに

モニョンゴロ

とはアフリカの言葉でムカデという意味。ムカデは百本の足で歩くとき足並みを揃えるため一番歩くのが遅い足に合わせるそう。
ここでは遅れしまった人を置いてけぼりにしないでみんなで一緒に歩いていこうよって願いがこめらているんですって!

素敵な言葉です。

そして夜は皆さんにうどんを振る舞い楽しんでもらった。

また3日は節分!
鬼が現れ我が豪風号も鬼にのっとられ豆で追い出し福を一杯入れてもらいました。

またゆっくり来たい!モニョンゴロ村はすばらしい所でした。