一昨日は文化の日。
11月3日は現在の憲法が公布された日でもある。その半年後、5月3日が施行日、ようするに「憲法記念日」です。
今年の集会には、各地からの参加があったが、何といっても特徴的だったのが「平和おどり」だ。
先日も書いたが、平和憲法が実現したことを祝い、この踊りが創作された。63年ほど前のことなので、遠く忘れてしまっていたものだが、ある女性の「もう一度復活を」という呼びかに、昔のレコードを保存していた山科の男性が音源を提供し、当時振付を担当したその弟子の方々による再現と指導、現代風にアレンジしたうたごえ合唱団の方々など、多くの人たちの協力で復活したものだ。
今風のダンスからみれば「古風」なのかもしれないが、なかかな味わいのある踊りだった。
平和でこそ歌も踊りも思いっきり楽しむことができる。昨今の再軍備発言や憲法「改定」の動きには、その危惧を感じるものだ。いつの時代も、特に近現代では「戦争をしかけよう」といって開戦したのではなく、多くは「わが国防衛」「共存反映」「国益擁護」などの美名のもと、あの悲惨な戦争へと続いていった。「まだ大丈夫」という方もあるが、気付いた頃は「もう後戻りできない」ということにならないためにも、不穏な動き・発言には注意する必要がある。