これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

負傷不承

2024年06月23日 16時30分06秒 | エッセイ
 いよいよ6月も最後の一週間に突入する。
 今月は思わぬ怪我が多かった。まず、10日の朝に鏡を見たら、右の頬に1cmほどの切り傷がついていることに驚いた。
「あれっ、寝ていたときに引っ掻いたのかなぁ?」
 赤いボールペンで線を引いたようにクッキリと目立つキズであった。几帳面に定規を当てたように、真っ直ぐだったのが不思議だ。いつの間に?
 治る間もなく、13日には左足の小指を負傷した。朝のあわただしい時間に、布団を片付けようとして部屋を移動中に、コタツの脚に小指をぶつけたのだ。



「いてててててて! ううう~」
 目から星が出る、なんて可愛いものではない。潜んでいたワニに小指を食いちぎられたのかと思うくらい、激しく強烈な痛みであった。
 でも、電車の時間は決まっているので、びっこを引き引き支度を進める。痛かろうが何だろうが目のエクササイズをして、ラジオ体操、ストレッチに顔の蒸しタオルのあと、朝食をとって出かけなければ。
 小指が腫れて赤黒くなっている。サイズも大きくなってしまい、何を履いていくか困ったけれど、ゆったりしたリゲッタだから何とかなった。



 17日には不本意ながら日焼けをし、首の下がU字に沿って赤く染まった。ひえええ。
 聞くところによると、成長ホルモンが傷ついた細胞を修復してくれるそうだ。最初に深く眠った2~3時間に分泌され、切り傷、挫傷、日焼けなどを治してくれると期待していたのに、10日経っても一向によくならない。
「もしや、3カ所に分かれているので、人手不足なのでは……」
 切り傷は相変わらず赤いし、小指に触れると鈍痛がある。日焼けの面積は日に日に小さくなっているが、かすかに熱を帯びている。もしや、ホルモンも熟年期であるため、急に増えた仕事をイヤイヤやっているのかもしれない。「今日はこの辺で終わらせよう」「怪我したやつが悪いんだからもういいよ」「お疲れさま~」なんて態度だったりして。
 チェッ。
 切り傷ができてから今日で14日目。ようやく凹みが盛り上がってきた。赤いボールペン色も薄れ、周りの皮膚と同化してきた。よし、いよいよ治るのではと安堵している。小指と日焼けはもうちょっとかかると覚悟して、気長に待つしかなさそうだ。
 要は怪我するなってことであろう。
 7月は慎重に行動します!

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コメント (6)
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