これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ニョキニョキ アマリリス(1)

2021年04月11日 21時36分17秒 | エッセイ
 妹からアマリリスをもらったのは、2012年だったと記憶している。
 以来、毎年4月には大輪の花を楽しませてもらっているが、昨年は様子が違っていた。
「あれ? 前は花が4つ並んでいたのに、今年は3つだ」



 ピンクのアマリリスは花の数が減ってしまった。



 続いて、白のアマリリスが咲いたのだが、こちらの方が深刻だった。
「うっそ、2つしかない」



「栄養が足りないのかな」
 安易に植え替えを思いつく。8号サイズの植木鉢があったので、腐葉土と肥料を買い、大きな部屋に引っ越しをした。このとき、コバエが大量に発生し、家族からは苦情が寄せられた。
(関連記事「コバエホイホイは」こちらから)
 おかげでアマリリスはすこぶる元気だ。これなら、次の春は4輪に戻るだろうと思っていたのだが、そう単純な話ではないらしい。
 部屋の片づけをしているときに、「アマリリスの育て方」と書かれた説明書を見つけた。妹から鉢をもらったときに、添付されていたもののようだが、ろくに見もせずしまいこんであったのだ。
「今さらだけど読んでみよう。ふむふむ」
 そこには衝撃の説明が書かれていた。
「えっ、花が終わったら、葉を切らなきゃいけなかったの?」
 


 肥料がどうこうという話ではなく、単に球根に栄養がたまるようにすればよかったようだ。
 このとき、すでに3月上旬になっていた。やらないよりはマシかと思い、伸び放題に茂った葉をキッチンバサミで切り取ってみる。
 チョッキーン。
 ここで注意がある。一度、葉を切り取ったあと、また新しいものが生えてくる。説明書では、1カ月経ったら再び根元から葉を切り、水やりをやめるよう書いてあるが、妹のアマリリスは春になっても葉が出てこなかった。枯れてしまったのではないか。水をやらないという選択肢は危険だ。
「お、出た出た」
 葉を切り取って一週間後、早くも新しい葉が顔を出してきた。
 4月になると、つぼみも伸びてくる。
 肥料の効果か、今年のつぼみはどちらの鉢も2つだ。





 球根がどうなっているのか気になるところ……。
 このつぼみが膨らみ、花開くときには、4輪に戻っているのだろうか。
 続きはまた来週。


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コメント (6)
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