かなり以前に読んだ内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “浅見光彦シリーズ”の制覇にトライしてみようと思い始ました。
この作品は「第7作目」です。舞台は “伊豆” と “大船渡”。
伊豆は、仕事関係では以前の会社のお客様ご招待イベントで何度も訪れていますし、プライベートでも家族や友人とのドライブ先として足を運んでいるので、比較的馴染みのある土地ですね。
大船渡はたぶん行ったことはないと思います。岩手県は、出張での盛岡をはじめとして、学生時代の東北旅行で浄土ヶ浜あたりまで足を延ばしたことはあります。
ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、この作品は以前読んだことがあったかもしれません。
明らかにストーリーの記憶はあるのですが、それが本なのかテレビドラマなのかはっきり思い出せないんですね。ミステリーの仕掛けはよく出来ていると思います。
ただ、他方、二人のヒロインをはじめとして登場人物のキャラクタにはさほどの魅力は感じられませんでした。シリーズのなかでは比較的珍しいテクニカルな“構成重視”の作品でしたね。
さて、本作を皮切りに取り掛かってみた“浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。
執筆順で言えば「小樽殺人事件」ですが、出張先トリガーで既に読んでいるので、次は「高千穂伝説殺人事件」ですね。