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OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔アニメ〕宇宙戦艦ヤマト2 総集編

2025-04-16 20:51:42 | 映画
 
 1979年に「宇宙戦艦ヤマトII ヤマトよ永遠なれ!」というタイトルで放送され、1985年「宇宙戦艦ヤマト2 総集編」に改題され再放送された日本のアニメ作品です。
 
 大ヒットしたテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」は劇場映画化され、その続編として「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が作られましたが、本作品は、同じ「白色彗星帝国」との戦いを描きつつもラストシーンをはじめかなり内容を改変して放映されたものです。
 
 両者の違いについてはそれぞれの捉え方があると思います。ドラマチックなエンディングという点では、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の方に軍配が上がるのでしょうが、それをもたらしているメンタリティを思うと、やはり強い違和感を感じざるを得ません。

 

 

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〔映画〕侍タイムスリッパー

2025-04-15 20:22:01 | 映画

 
 2024年に公開された日本映画です。
 
 安田淳一さん脚本・監督の自主製作映画ですが、第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞という快挙を成し遂げました。
 
 “タイムスリップ” というモチーフは、映画ではそれこそ山のように前例があってオリジナリティはありませんが、登場人物のキャラクタやストーリーだてが素直だったせいか、とても自然に楽しませていただきました。
 ラストに向かうシーンの組み合わせも秀逸でしたし、作品に通底する“映画作り” への情熱は、はるか昔に観た「蒲田行進曲」に通じるものがありますね。
 
 ちなみに、エンドロールをみていると、作品で「助監督」役を演じた沙倉ゆうのさんは、本作そのものでも「助監督」だったようですし、安田監督にいたっては、編集や照明等、いたるところに「安田淳一」の名前があるのには笑ってしまいました。楽しい映画です。

 

 

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〔映画〕エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

2025-04-13 11:40:37 | 映画

 
 2022年に公開されたアメリカ映画です。
 
 アクション要素も盛り込んだ “SF・コメディ作品” といった趣きですが、第95回アカデミー賞において7部門で受賞したという極めて評価の高い作品なので大いに期待して観てみました。
 ただ・・・、結果は、私の鑑賞眼が貧弱なせいか、私には全く合いませんでしたね。
 
 ともかく、シンプルなメッセージを、これでもかというぐらい意味不明な断片映像の組み合わせで描いただけ。次元を行き交ってそれらを包括するストーリー展開も、制作者の独りよがりな発想と乱雑な演出だとしか感じられず、観ていて疲れ切りました。
 
 一体どこがいいのか、もう一度観てもとも思いますが、正直、そのエネルギーも湧きません・・・。
 ミシェル・ヨーも、せっかくの彼女の魅力を十分に発揮したようには感じませんでした。

 

 

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〔映画〕影武者

2025-04-12 15:49:13 | 映画

 
 1980年に公開された日本映画です。
 
 有名な黒澤明監督の作品ですが、私は黒沢作品は数えるほどしか観たことがありません。確かに、よくいわれているように「色」へのこだわりは随所に見られましたし、多数の騎馬や歩兵が登場する野戦のシーンの迫力は出色でしたね。
 
 その鉄砲と騎馬との戦いの描き方も、直接的な衝突を写すのではなく、それぞれのシーンを交互に挟み込み、野太い音楽とのセットで表現していたあたり、素人目にも強烈なこだわりが伝わってきます。
 
 キャスティングも仲代達矢さん、山﨑努さん、志村喬さん等々大物揃いでしたが、なかでも格別の存在感を発揮していたと私が感じ入ったのは大滝秀治さん、素晴らしい役者さんですね。
 
 あと、エンドロールで外国版プロデューサーとしてフランシス・コッポラ、ジョージ・ルーカスの二人の名前が並んでいたのは、さすがにインパクト極大でした。

 

 

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〔ドラマ〕Cat's Eyes

2025-04-10 07:54:18 | 映画

 
 2024年に放映されたフランスのテレビドラマです。
 
 いうまでもなく北条司さんの往年の大ヒットコミック「キャッツ・アイ」の実写版。
 フランスでは1986年に日本版アニメが放送されて人気を博したとのことですが、原作とはかなり異なったテイストにアレンジされているので、評価は大きく分かれたようですね。
 
 私のような原作コミックをリアルタイムで知っている世代のファンからすると、あえて別物として捉えた方がよさそうです。
 正直な印象では、 “B級” のノリのストーリー展開や現代フランスを意識したキャラクタ設定を楽しむといった作品でしょう。

 

 

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〔映画〕阿修羅のごとく

2025-04-09 18:28:27 | 映画

 
 2003年に公開された日本映画です。
 
 向田邦子さん脚本のテレビドラマから始まり、映画・ドラマ・舞台とさまざまな形で何度となく作品化されました。
 
 昭和後期が舞台なので、当時の社会観念が色濃く出ている台詞や演出については、観る世代によって印象や評価がかなり変わるでしょうね。
 
 四姉妹を中心としたエピソードを綴るヒューマンコメディなので、姉妹や家族、それを取り巻く面々のキャスティングが興味を惹くところですが、本作の、大竹しのぶさん、黒木瞳さん、深津絵里さん、深田恭子さんの四姉妹、その両親に、仲代達也さん、八千草薫さん、さらには坂東三津五郎さん、桃井かおりさんと居並ぶラインナップは空前絶後、最強でした。
 
 特に八千草薫さんの雲をつかむようなほっこりしたキャラクタは出色でしたね。あとは、長澤まさみさん、まだオーラを発する前でした。

 

 

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〔映画〕フォールガイ

2025-04-07 07:12:27 | 映画

 
 2024年に公開されたアメリカ映画です。
 
 ともかく観て単純に楽しめる “アクション・コメディ作品” です。
 スタントマンが主人公なのでスリリングなシーンが満載ですが、VFXでの映像制作にも少なからず生のスタント的な要素が不可欠なんですね。そのあたりの様子も興味深く知ることができました。
 
 あとは、キャスティング。
 エミリー・ブラントは芸域も広く私の好きな役者さんの一人なのですが、この作品では無難な役どころでかなり物足りませんでしたね。ちょっと残念ですが、まあこういった顔見世もあるのでしょう。

 

 

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〔映画〕私にふさわしいホテル

2025-04-06 12:04:32 | 映画

 
 2024年に公開された日本映画です。
 
 柚木麻子さんの小説が原作で、堤幸彦さんが監督のライト・コメディ作品ですが、少し前に全面休館となった「山の上ホテル」を舞台とした点も話題性がありますね。
 
 主人公はのんさんが演じているのですが、これが見事にはまっていましたね。ちょっと屈折したネアカのキャラを適度なメリハリで魅せてくれました。
 それを引き立てる相手役の滝藤賢一さん、田中圭さんもいい演技だったように思います。
 
 ストーリー、キャスティング、演出、そして舞台となったホテル、それぞれのよさが相俟って穏やかなバランスを醸し出していました。面白かったです、楽しめました。

 

 

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〔映画〕モスラ3 キングギドラ来襲

2025-04-04 09:52:38 | 映画

 
 1998年に公開された日本映画です。
 
 “平成モスラ”シリーズ3部作の第3作目、完結編にあたる作品で、こちらも “こども向けSFファンタジー” ですね。
 
 今回の見どころはゴジラシリーズの人気キャラの「キングギドラ」の降臨ですが、この強敵と一戦を交えるために、「巨大な蛾」をあの手この手でパワーアップさせています。
 
 とはいえ、なかなか苦労したようですね。とても残念なことに、せっかくの主役のモスラは、“形態変化” のたびにリアリティのない薄っぺらい造型になってしまいました。

 

 

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〔ドラマ〕家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵

2025-04-03 07:15:16 | 映画

 
 2023年に放映された日本の長編テレビドラマです。
 
 2022年に連続テレビドラマとして人気を博した番組のスペシャル版で、主要な登場人物も引き継がれたテレビシリーズとの連続モノとして制作されました。
 
 江戸時代に「家電がタイムスリップして出現する」という発想がすべてですね。さらに本作はそのアイデアを「忠臣蔵」の物語に織り込む形で “無邪気なエンタメ” として楽しませてもらいました。
 
 滝藤賢一さんの独り舞台のようなつくりですが、その他のキャスティング面では、何といっても田島令子さんが目に留まりました。よかったです。もうこういった年季の入った役どころにはまるんですね。
 

家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵

 

 

 

 

 

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〔映画〕駆込み女と駆出し男

2025-04-01 07:20:16 | 映画

 
 2015年に公開された日本映画です。
 
 大泉洋さんが主演のコメディ作品ですが、井上ひさしさんの小説「東慶寺花だより」を原案にした原田眞人さんの脚本がとてもよかったですね。喜劇風の台詞回しも効果的でした。
 
 キャスティングも、樹木希林さん、堤真一さん、キムラ緑子さんに山﨑努さんといったベテランが脇を固めた中で、満島ひかりさん、戸田恵梨香さん、内山理名さんといった中堅どころの実力派が魅力的でそれぞれに持ち味を存分に発揮していました。
 
 あと、出色だったのが陽月華さん。彼女が演じたキャラクタがこの作品に爽やかな微笑みを纏わせてくれました。

 

 

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〔映画〕ビーキーパー

2025-03-31 10:44:44 | 映画

 
 2024年に公開されたアメリカ映画です。
 
 ジェイソン・ステイサム主演の “アクション作品” なので、リアリティは「0(ゼロ)」、超安心の “ワンパターン” の復讐モノです。
 
 ただ、今回は「養蜂家」というキャラクタの設定にちょっとオリジナリティが感じられました。さらに、「ハチ」の社会の仕組みをしっかりと物語の舞台の背景に織り込んでいるのは、なかなか面白い着眼で秀逸だったと思います。

 

 

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〔映画〕デビルクエスト

2025-03-29 11:02:02 | 映画

 
 2011年に公開されたアメリカ映画です。
 
 中世ヨーロッパ、十字軍の時代の魔女狩りや悪魔祓いをモチーフにした “ファンタジーアドベンチャー” 作品ですね。
 
 主役はマンネリぎみのニコラス・ケイジなのでほとんど期待していなかったのですが、極く普通に楽しめました。 
  
 ストーリーやキャラクタ設定はこれといって目を見張るようなところはないのですが、そのあたりの素直な作りが奏功したようです。

 

 

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〔映画〕新源氏物語

2025-03-28 13:32:46 | 映画

 
 1961年に公開された日本映画です。
 
 川口松太郎の「新源氏物語」を原作として映画化された作品ですが、その段階で「川口源氏」からの改変があったでしょうから、主要な登場人物は踏襲するとしても、そもそもの紫式部の「源氏物語」と比べるとその描き方にはかなりの隔たりがあるのでしょう。
 まあ、私の場合、大もとの紫式部版も読んだことがないので、なんとも情けないことにその彼我の違いは分かりようもありません
 
 ともかく、本作、当時の映画作品としては、市川雷蔵が主役を張り、当時のトップ女優の方々が名を連ねた豪華版だったのでしょう。
 ただ、この手の “湿気の多い人間関係” が人を変え場所を変えて延々と連なるような物語は、ちょっと私にはきついですね。

 

 

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〔映画〕モスラ2 海底の大決戦

2025-03-26 07:53:23 | 映画

 
 “平成モスラ”シリーズの第2作目で、こちらも “SFファンタジー” ですね。
 
 「こども」が主人公の “ファミリー向けのつくり” に傾いていた一世代前のゴジラやガメラ映画は、“平成ゴジラ” “平成ガメラ” シリーズで「ストーリー」でも楽しめる本格的なエンタメ作品として再生したのですが、そのころに作られたこの “平成モスラ” シリーズは完全に「お子さま向け」です。なので、ターゲット外の私が「映画」としての感想を記すのは控えたいと思います。
 
 ただ、とはいえ、私の年代にとっての見どころがなかったわけではありません。
 主役の満島ひかりさんは子役として映画初出演でしたし、若々しい紺野美沙子さん、細川ふみえさんにも久しぶりにお目にかかれました。

 

 

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