OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔映画〕母と暮せば

2024-08-31 16:09:04 | 映画

 
 2015年に公開された日本映画です。
 
 監督が山田洋次さん、主演は吉永小百合さんということでかなり期待していたのですが、残念、このノリは私には全く合いませんでした。
 
 設定自体が不自然なのは仕方ないとして、演出も映像もぎこちなく、極めつけは、人為的なわざとらしさ感MAXの “台詞まわし” 。これでは演じる方も心情的に入り込めなかったのではと多いに気になりました。
 
 とはいえ、この映画、松竹創立120周年記念作品として製作され、第89回アカデミー賞・外国語映画賞部門 日本代表作品でもあり、その年の数々の賞を受賞しているんですね。
 そういう事実を鑑みると、客観的には、私の鑑賞眼の方がまだまだ未熟だということかもしれません・・・。

 

 

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〔映画〕パラレルワールド・ラブストーリー

2024-08-30 11:40:14 | 映画

 
 2019年に公開された日本映画です。
 
 東野圭吾さんの小説が原作の作品です。
 タイトルどおり記憶操作による“パラレルワールド”をモチーフにしたサスペンスタッチのストーリーなのですが、正直なところ私には全く面白味が感じられませんでした。
 
 時間軸の交錯を複雑にしただけで、登場人物や物語自体にこれといった工夫や、際立った魅力がないんですね。
 結局、散開したエピソードの答え合わせはなされないまま、想定どおりのラストシーンに至っただけでした。

 

 

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〔映画〕トランスフォーマー/最後の騎士王

2024-08-29 16:04:10 | 映画

 
 2017年に公開されたアメリカ映画です。
 
 「トランスフォーマー」シリーズの第5作目で、このあとはしばらく続編は作られていません。
 
 この作品もかなりの長編ですが、その大半は、いままでのロボット同士の戦闘を中心とした “アクション” 系ではなく、インディ・ジョーンズのような “トレジャーハンティング” 的なテイストに様変わりしています。
 
 私としてはマンネリを脱する面白いチャレンジだと思ったのですが、続編が見送られているということは、興行的には今一つだったようですね。

 

 

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〔映画〕アゲイン 28年目の甲子園

2024-08-28 21:01:52 | 映画

 
 2015年に公開された日本映画です。
 
 重松清さんの小説が原作ということなので、だいたいの雰囲気の見当はつきますが、まさにその通り、これでもかというエピソードの連続でお約束のストーリーでしたね
 
 となると、目が行くのがキャスティングということになります。
 こちらも、中井貴一さん、柳葉敏郎さんの定番の方々はともかく、本作の柱は波瑠さんでしたね。あとは、門脇麦さん。お二人ともお見事でした。

 

 

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天河伝説殺人事件 (内田 康夫)

2024-08-27 11:07:19 | 本と雑誌

 

 かなり以前に読んでいた内田康夫さん“浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始ました。

 この作品は「第23作目」です。今回の舞台は “吉野”。旅情を感じるには相応しいところですね。

 この作品は何度かテレビドラマでも放映されましたし、市川崑監督作品として映画化もされているので、ストーリーは十分わかっています。なので、原作ではどう描かれているかが興味を抱くところでした。

 で、その感想ですが、正直なところ大いに驚きました。原作を読んでいる “浅見光彦ファン” も楽しめるように配意したのかもしれませんが、映画化にあたってここまで手を入れているとは思いませんでした。先に「ストーリーは十分わかっています」と書きましたが、撤回します。
 物語としては、全く別物といってもいいほどです。原作は「内田作品」、なかなかの力作。他方、映画は “横溝正史シリーズもどき” といった印象ですね。

 さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。

 次は、「鞆の浦殺人事件」ですね。

 

 

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〔映画〕イニシエーション・ラブ

2024-08-26 20:11:18 | 映画

 
 2015年に公開された日本映画です。
 
 同名の小説が原作のラブコメのようですが、ラストでいきなり “ミステリー” に変貌します。
 
 前編・後編で二つの物語が展開されて、そのひとつひとつをみると、まったくなんということもありません。それが、振り返りを辿ると伏線だらけで、二つの物語の絡み具合が絶妙なのに感心します。
 
 舞台は “80年代” 、私も同時代を過ごしたので、画面に登場する小道具やBGMは感涙ものでした。

 

 

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〔映画〕ワールド・ウォーZ

2024-08-25 12:18:39 | 映画

 
 2013年に公開されたアメリカ映画です。
 
 感染症パンデミックをモチーフにしてはいますが、実態は “ゾンビ” 映画ですね。
 
 ブラッド・ピット演じるスーパーヒーローの活躍を軸にしたストーリーは極めて単純ですが、エピソードの舞台に地理的広がりがあるので、エンターテインメントとしてはダイナミズムを感じます。
 
 とはいえ、観るのは二度目ですし、今回でしっかり印象付けられたので3度目にトライすることはないでしょう。

 

 

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〔映画〕トランスフォーマー/ロストエイジ

2024-08-24 16:53:54 | 映画

 
 2014年に公開されたアメリカ映画です。
 
 映画版「トランスフォーマー」シリーズの第4作ですが、それまでの3作とは一線を画す新たなシリーズです。
 
 過去のエピソードを踏まえた設定もありますが、登場人物に関しては全く新たな面々で、前シリーズに比してコミック色は薄らいだ印象ですね。
 ただ、ストーリーよりも映像で魅せるスタンスは変わりがありませんから、マンネリ感はますます高まったということでしょう。
 
 まあ、ここまで来たのですから、第5作目もトライします。

 

 

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〔映画〕トワイライト ささらさや

2024-08-23 11:36:12 | 映画

 
 2014年に公開された日本映画です。
 
 こういった設定の “ゴースト”ものはよくありますから何か目新しさがないと印象に残りません。その点では残念な出来映えの作品でした。
 
 主人公二人はともかく、それをとりまく登場人物の設定や描き方が大雑把なので、個々のシーンの寄せ集めのような感じでしたね。
 
 キャスティング的には、小松政夫さん、富司純子さん、波乃久里子さんら気になる方々が出演していたのですが、十分にその持ち味が発揮されておらずフラストレーションが溜まります。見所を強いて言うのであれば、寺田心くんの長台詞のシーンぐらいでしょうか。

 

 

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〔映画〕トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

2024-08-22 19:55:16 | 映画

 
 2011年に公開されたアメリカ映画です。
 
 映画版「トランスフォーマー」シリーズの第3作ですが、シリーズ第1部の完結編との位置付けとのわりには、ストーリーは前2作を引き継いだだけでこれといって変わり映えしません。
 
 せいぜい“ヒロイン”が交代したぐらいですね。ただこれも、さらにキャラクタとしての魅力が薄まったようで効果はなきに等しいです。
 
 さて、第4作目をどうするかですが、新たなシリーズの始まりとのことなのでやはり少々気になります。たぶん観てみることになるでしょう。

 

 

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〔映画〕ワイルド7

2024-08-21 12:33:13 | 映画

 
 2011年に公開された日本映画です。
 
 ネーミングも含め何となくあか抜けない感じだったのですが、原作のコミックは1969年に連載開始というかなり古いものなんですね。
 
 それがどういう経緯で半世紀近くたって映画化されたのかとても不思議です。
 作品としての感想は、まさに???でなんとも形容しがたく、コメントのしようもありません。

 

 

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だからあれほど言ったのに (内田 樹)

2024-08-20 21:02:06 | 本と雑誌

 いつも利用している図書館の新着本リストで目についた本です。

 内田樹さんの著作は今までも何冊も読んでいますが、こんなふうに視野にはいるとちょっと手を伸ばしたくなります。

 「帯」には “ウチダ流「日本人論」” と大きく書かれいますが、必ずしも “日本人論を声高に説いている” わけではありません。とはいえ、いつもながら語られるところは、なかなか興味深い内容でした。

 それら数々の指摘の中から、特に私の関心を惹いたところをひとつ覚えとして書き留めておきます。

 「第6章 「書物」という自由な世界と「知性」について」の章から「思い上がりを叱る仕掛け」について語っているくだり。
 内田さんは、歳をとってからの “旦那芸(習い事)” は「自惚れや思い上がりを諫める仕掛け」だと語り、その流れで “図書館の意味づけ” にも言及しています。

(p207より引用) 図書館の教育的機能もそれに似ている。・・・ 図書館の最も重要な機能は「無知を可視化すること」である。

(p208より引用) 私たちは図書館の書架の間を遊弋しながら、そこに配架されている本のほとんどを読んでいないことを思い知らされる。・・・その背表紙を見ながら、私は「たぶんこれらの本を私は一生手に取ることがないだろう」と思う。私が生涯かけて読むことのできる本は、この図書館の蔵書の何千分の一、何万分の一にも足りないだろう。なんと、世界は「私が知 らないこと」で満たされているのである。
 そのことを思い知らせるのが図書館の最も重要な教育的機能だと思う。

 私の読書も完全に “図書館依存型” なので近所の市立図書館には時折顔を出すのですが、並んだ書棚を目にすると、自分の手の及ぶ範囲のあまりの小ささにショックを受けることがあります。

 内田さんは、

(p209より引用) 知的であることとはどういうことか、それは「慎ましさ」だと思う。無限の知に対する「礼儀正しさ」と言ってもいい。自分がいかにものを知らないかという有限性の覚知である。

とも語っています。

 図書館の書架を前に、「ここだけでも、もう少し踏み込んでみようか」、私の場合、せいぜい思い立つのはそんなことぐらいです。

 

 

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〔映画〕トランスフォーマー/リベンジ

2024-08-19 18:54:04 | 映画

 
 2009年に公開されたアメリカ映画です。
 
 2007年の「トランスフォーマー」の続編で、こちらも監督がマイケル・ベイ、製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグという布陣。
 物語自体の新規性はありませんが、迫力ある映像でエンターテーメント感は前作どおりですね。
 
 とはいえ、まだシリーズは続くようです。3作目もこのままのテイストだとすると、さすがに人気を保つのは厳しいでしょう。
 どんな新手を打ってくるか、はたまた、強引に同じノリで押し切るか、とりあえず3作目にもトライしてみます。

 

 

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〔ドラマ〕日本沈没 ー希望のひとー

2024-08-17 12:10:04 | 映画

 
 2021年にTBS系列で放送されたテレビドラマです。
 
 地球規模の重要なテーマを扱ったメッセージ性の高い内容ですが、東日本大震災からある程度時間が経過しているとはいえ、こういったモチーフを映像化することに踏み切ったのは、とてもチャレンジングだと思います。
 
 作品としては、あれもこれもとエピソードをてんこ盛りにしているので、逆に焦点がボケてしまった感がありますが、このあたりの評価は見る人によって分かれるかもしれませんね。
 
 あと、私のように1973年に出版された小松左京さんの小説や当時の映画を知っている者からすると、このドラマをもって「小松左京さんの小説が原作」と言われるとものすごい違和感を感じます。
 “日本列島が海に沈む” というモチーフと田所博士という登場人物の名前以外は、重なるところがありません。全くの別物です。

 

 

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〔映画〕トランスフォーマー

2024-08-16 11:33:28 | 映画

 
 2007年に公開されたアメリカ映画です。
 
 「トランスフォーマー」シリーズの第1作目で、製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグが務めています。
 
 設定やストーリーも独創的ですが、やはり最大のウリはダイナミックに変形する “キャラクターの造型” でしょう。アメリカ映画の場合、エイリアンや怪物系の造型はこの上なく悪趣味なのですが、こういったメカニックなテイストの場合は悪くないですね。
 作品としても、王道のエンターテインメントとして十分に楽しめました。
 
 このあとシリーズ化されて何作か続編が作られたようですが、とりあえず第2作目にはトライしてみましょう。

 

 

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