かなり以前に読んだ内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
今回は、今月久しぶりに出張で訪れた “金沢” です。
時期的には “かに” の解禁前でしたが、近江町市場やひがし茶屋街あたりの人出を見ると観光客もかなり戻ってきましたね。
ネタバレになるとまずいので、内容には触れませんが、この作品は“浅見光彦シリーズ”の中でも比較的オーソドックスな作品のように感じました。
ただ、最後の15ページほどになって急加速で謎解きに向かって糸が解れていくのは、ちょっと唐突感が大きかったですね。
ちなみに、この作品には私の馴染みの場所はあまり登場しませんでした。
せいぜい兼六園付近の美術館があるあたりぐらいでしょうか。それも、私の金沢での行動範囲が極く狭いからですが。