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日本人のしきたり (飯倉 晴武)

2007-06-03 13:54:11 | 本と雑誌

Osechi  いつも参考にさせていただいている「ふとっちょパパ」さんが紹介されていた本です。

 「しきたり」を辞書で引くと、「前々からそのようにしてきたこと。ならわし。慣例。」といった説明があります。

 個人的には「しきたり」をあまり気にする方ではありません。我が家では、最近は正月でも雑煮は食べませんし、初詣も習慣にはなっていません。子どもが喜ぶので「菖蒲湯」や「柚子湯」といった類をするぐらいです。
 ただ、伝統として残っている「しきたり」について、それを大切にするにせよ、気にかけないにせよ、背景や由来等については知っておきたいとの気持ちはありました。

 本書には、「正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心」というサブタイトルがついています。

 具体的な内容は、数々の「しきたり」を、

  • 第1章 正月行事のしきたり
  • 第2章 年中行事のしきたり
  • 第3章 結婚のしきたり
  • 第4章 懐妊・出産のしきたり
  • 第5章 祝い事のしきたり
  • 第6章 贈答のしきたり
  • 第7章 手紙のしきたり
  • 第8章 葬式のしきたり
  • 第9章 縁起のしきたり

と、主な生活シーンごとに分類し、それぞれの「しきたり」の歴史的由来等を要領よく簡潔に説明しています。

 「しきたり」は、時折、合理性のない「迷信」として否定的に捉えられたり、「閉鎖的社会の表象」として前近代的なものとみなされたりしていますが、その由来を辿ると、多くは、長い歴史の中で培われた生活の知恵が込められたものです。

(p51より引用) 七草がゆが定着した背景には、信仰的な側面ばかりでなく、正月のご馳走で疲れた胃腸を休め、青菜の不足する冬場の栄養補給をするという、実利的な効用もあったと思われます。

 今に伝わる「しきたり」の中には、はるか昔に起源をもつものや、海外(中国・インド等)に源を発するものもあります。逆に、今のような姿になったのは、思いのほか最近であるものもあります。

 ただ、ほとんどの「しきたり」は、いつの時代、どんな社会であっても共通に存在する「人々の願い」の表れが出自のようです。
 子どもの健康を祈ったり、家族の幸せを念じたり・・・といった極々自然な思いの発露です。

日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心 日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心
価格:¥ 700(税込)
発売日:2003-01

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