源平~幕末・明治初期に至る合戦ゆかりの史跡を辿った案内本です。
著者が自らの足で訪れ歩いた記録なので、現場感を感じる書きぶりです。
紹介された史跡の中で、たとえば「関が原」などは、現在でもその現場自体がかなりの程度「古戦場」として残っています。また、各地の有名な城跡もほとんどが戦場でした。
他方、現在では、野原や田畑、市街地や住宅地として、全くその跡を残していない史跡も数多くあります。辛うじて史実を伝えるのは石碑ぐらいです。
ただ、歴史を遡ってみると、京都にしても東京にしても、まさに白兵まみえる戦場になったことは一度ならずあるわけです。
戦国期は、全国各地あらゆるところが戦場でした。
この本は、たまたま図書館で新刊書として目に入ったので手にとってみたのですが、私としては少々失敗でした。
「戦場」は、訪れたいところではありません。
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古戦場 敗者の道を歩く 価格:¥ 840(税込) 発売日:2007-04-20 |