Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

vol177:eを活用した双方向型対話授業

2006年01月12日 | 大学のeラーニング
eラーニングというと、「コンピュータがあってインターネットに接続して」という
イメージが先行し、普通の教室授業の中でeを有効に活用してもそれを「eラーニン
グ」とは言わないようです。これからご紹介する本学の取組みは、eラーニングでは
ありませんが、eをうまく活用した取組みとなっています。

かつて「レスポンスアナライザー」と呼ばれていたものに、最新のRFID技術を利用
し、より利便性を高めたツールを現在本学の湘南キャンパスで実験中です。

株式会社ICブレインズ様の協力のもと、大教室(席数297)の全座席に非接触IC
カード読み取り装置『Socratec』(ソクラテック)を設置し(写真)、学生には専用のIC
カードを配布しました。学生が装置にICカードを載せると教卓上のPCに着席位
置とともに学生番号と氏名のデータが記録されます。教員は、このデータを基にし
て学生の着席状況を把握することが出来ます。

さらに読み取り装置にある4つの押しボタンを用いアンケートや理解度テストを実
施することができます。結果を即時に集計し、その場で適切な指導を行うだけでな
く、履歴として残しておいて今後の授業展開に活用することも可能です。また回答
結果を集計してグラフ化し、プロジェクタに表示することで教員と学生とのコミュ
ニケーション向上をはかる仕組みも導入しています。

現在は色々と実験中ですが、教員の工夫次第で教育の質の飛躍的な向上が期待でき
そうです。
今回の実験の概要やシステム概略図については、下記をご参照ください。
http://www.sanno.ac.jp/new/socratec.html
一度見てみたい!というリクエストが多いようでしたら見学会を検討します。(湘
南キャンパスへは都心から約2時間かかりますので覚悟が必要ですが)。本Blogに
「見学会希望」のコメントをお願いいたします。

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2 コメント

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Unknown (こが@さんのう)
2006-03-20 18:56:44
いとう様



コメントありがとうございました。

大学の教務課に確認してみますね。



よろしければ、下記メール宛にいとう様の連絡先を教えていただけますでしょうか



(学)産業能率大学 総合研究所 e-Learning開発センター内、Sanno Learning Magazine編集室

E-mail :e-learn@hj.sanno.ac.jp



よろしくお願い申し上げます。
返信する
はじめまして (Ito)
2006-03-20 18:15:40
民間企業に勤める者ですが、ITを活用した授業形態を考えており、Socratecにはとても興味を持ちました。

もしよろしければ、是非見学させていただきたいです。
返信する

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