Learning Tomato (旧「eラーニングかもしれないBlog」)

大学教育を中心に不定期に書いています。

vol.406:壊れないで大丈夫だったコトやモノ

2011年05月19日 | オープニング


震災の影響で開始が遅れていた授業も先週から本格的に開始し、やっと普段
の生活に戻った感じになりました。

いつものように授業をし、
学生の誤字だらけのレポートを添削し、
次回の授業の資料を自転車操業で作成し印刷する。

大変だけど充実した毎日がやってきました。よく
「働くとは『傍(はた)を楽にしてあげること」
と言われますが、「傍を楽」にするためには、自分は「楽」ではなくなるの
ですね・・・。でもこの場合の「楽」の反対語は「ツマラナイ」や「イソガ
シイ」ではなく、「充実している」でありたいと願っています。

さて、本メルマガでも度々書いておりますが、コガは一昨年の4月からサイ
クリングにはまっております。今年の1月にはクロスバイクからロードバイ
クに乗り換え、のめり込み度が一段とUPしてきました。そして本日、通算の
走行距離が10,000Kmを突破しました。我ながらよく走ったなあと思う次第で
す。最近は毎週末に約100Kmぐらい走っており、その累積結果です。

「東京から10,000km離れた場所ってどこだろう」と不思議に思いネットで検
索したところ、直線距離でいうとフランスのマルセイユあたりだそうです。
赤道の円周は4万キロだから、ちょうど地球1/4周回ったことになります。
あと6年走れば地球一周。その時まで元気で走っていたいです。

さて、1万キロ=マルセイユと聞くと、1万キロでは走行距離が短い部類に入
る自動車ってかなりタフな機械だと思いませんか。「乗用車の耐用年数は?
というBlogによると、高速バスの場合、廃車まで一般的な耐用走行距離は
140万キロ位(地球35周)、タクシーは50万キロ位(地球12周)だそうです。
自家用車だってきちんと整備すれば10万キロぐらいは楽に持ちます。

自動車に限らず、僕らの周りには冷静に考えてみると「よく壊れないで大丈
夫だなあ」というコトやモノが案外多いのではないでしょうか。今回の震災
では、防波堤や原発など「壊れてしまったコトやモノ」ばかりに目を向けて
しまっていますが、実は「よく壊れないで大丈夫だったなあ」が沢山あった
と思います。

あの規模の地震であったにも関わらず、揺れで倒壊した建物は少なかったと
聞いております。被災地で保育中の園児は死者ゼロだったそうです。そして
震災後も皆が助け合って日本は動き続け、人々の絆は壊れるどころかより強
まっています。その一方で二度と元に戻らない尊い命や施設も沢山あるのも
厳然とした事実ですが、「壊れないで大丈夫だったコトやモノ」を振り返る
ことも結構大事なのではないかと思った次第です。

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