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日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

郵政民営化法案が衆議院を通って・・・

2005-07-06 06:26:20 | 社会問題
連日ニュースになっていますが、議員さんの喧喧諤諤のコメントは聞いても、周囲の話題にのぼることはありません。通らないと解散だとか云々されているらしいですが、それは「先生たち」の話で…、と言ったところでしょうか。
何しろ歳出がオーバーなこの国を何とかしないとなせらないのならば「小さな政府」と考える私は、保険も、貯蓄も同様な機能の民間業種が沢山運営されているのだから、その中で競争していって欲しい。と思っている人です。
経営者(特定郵便局)の殆どが世襲のような形で引き継がれている郵便局が、利益があっても課税されないという立ち居地にあることが不自然です。
保険と貯金の分離と言われていますが、現在も管理はしっかりと縦割りで分離しています。例えば解約を申し出るにしても、宛先がまったく異なり2箇所に手続きをします。
少し前になりますが、郵便局長さんの奥さんたちが国会前でデモをしておられましたね。「民営化は困る」と。それは困ると思います、私も夫が郵便局長だったら困るというでしょう。生活が脅かされるのですから。代議士さんたちが困るというのも、この奥さんたちとパラレルなのではないでしょうか。組織票に支えられているから。
民営化で不便になる過疎の村に限って対策をすること手当てすることに留めたほうが、課税無しの銀行事業、保険事業を残しておくより身軽になるとおもうのだけれど。
歳出過多の国のことより、直接の利益につながる人たちの声に左右されるようで、またか…と、思ってしまいます。
辛うじて衆議院は通過したのですが、参議院ではどうなりますことやら。



土曜日の映画と講演会

2005-07-04 07:14:11 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
もう一度書いてもいいですか。
講演会の司会とは、企画者側とはこういうものかと心に引きずったから…。
赤松さんはさっぱりと、初期の均等法を「みにくいあひるの子」後に白鳥に育てたらいい…と、映画についても、観ていいと思うかどうかはご自由ですよ、と言葉を添えられる。
個人の人格を尊重しようとするスタンスであるから出てくる自信であり、すがすがしさなのでしょう。
講演の前にあった女性司会者は、赤松さんの功績や役職を称え続ける司会振り。公務員女性としてフロンティア的にご尽力なさった旗手だなと思ったりするのは、仕事内容を知ることにより一人一人が判断することなのに…。
赤松さんが、「よいと思うのも、思わないのもご自分で…」という言葉をごく自然に添えられるのは彼女の見識だと思います。
そのスタンスにおおらかさを感じだけれど、講演を聴きにきた聴衆はみんな赤松さんの賛同者という司会者の勧め方は、大学の先生(?)と辛口に感じでしまいました。
私も、人間小さいものだからすぐ押し付けるの得意な部類ですが、大学の先生にも…と思いました。
代議士と役人(公務員)と国民の関係は三竦み(さんすくみ)と言われます。
代議士は役人には強いけれど、選挙民(国民)には弱い。役人は国民には強いけど、代議士には弱い。(選挙があるから)国民は代議士には強いけど、役人には弱い。
大学の先生は聴衆に強い(笑い?)。
そして大学の先生は元文部大臣には弱い(冗談きついかな。きっと、赤松さんの話を身近で聞くともっと魅力的だと感じる女性であり、その先生はそこのところを上手く伝えられなくて、偉い方、立派な方という言い方になったのでしょうね)。
司会者が持ち上げすぎるほど持ち上げておいたほうが、講演者が謙虚に自己紹介できるというテクニックなのかしら。久しぶりの講演会だったから、私が聴衆として不慣れなだけかな。偉い人、立派な人と押し付けられるのではなく自分で判断したいひともいるのに…。

ミシンの音を聞きながら。

2005-07-03 13:29:41 | 子育ての周辺
雨模様。風がひんやりとして高原の気分。
昨日出かけた帰りに買い求めたインド綿の布地の両端を縫ってでソファーカバーに。
久しぶりにミシンを出した。
ついでにカーテンを縫い始める。
カーテンを替えてこざっぱりとと買ったものの、生地は1年ほど眠っていた。
外からのひんやりした風に元気が出たのか、一気にもう一仕事とミシンを掛け始める。
足踏みミシンを改造して卓上ミシンにした年季もの。
カラフルなミシン糸が針箱にいっぱいあるのは、子育て中もずっと活躍していた印。
「家庭科の時間にね、先生が洋服には綿とかアクリルとか布地のことが必ず書いてあるっていったけど、私のはないよね。お母さんが作ったのだから…」
遠足があるからといって、リックサックを作り、合唱発表会だからとスカートを作った。もっと前には、お母さんのミニスカートの殆どが、よちよち歩きの頃のあなたの簡易ジャンパースカートに(笑い)。
今日ミシンの音を聞いていると、時間に追われて、もうちょっと、もうちょっとと思いながら過ごしていた時を思い出されて懐かしい。
そういえば毛糸編みも随分やったけど、幼稚園でクリスマスプレゼントに幼稚園からの提案でお揃いのベストを編んだことがあったよね。男の子は青や緑系。女の子は赤やピンク。そしてひとりあなたはグレー。「なんで私のが違う色なのと思った…」と随分後になって、あなたはあの時の気持ちを話したよね。母さんはベストの前にも背中にもお花をメリヤス刺繍しようと思って楽しみを残しておいたのだけど…。
まだ若いお母さんだったから、女の子だから赤やピンク…、そんな路線にささやかな抵抗したかった訳。
まあ子育て双六は上がりになっているけれど、随分筋金入りのジェンダーフリーかな?
声を併せたように聞こえてくる近頃流行のジェンダーフリーはあんまり好きにはなれないけれど…。
しばらく止んでいた雨がまた降り出した。
まだミシン仕事半分残っています。これから続きです。








映画「ベアテの贈りもの」を観てきました。

2005-07-03 07:51:56 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
分類すると記録映画になるのでしょうか。
初めて目にする古い映像が沢山あり、貴重なフィルムを見せていただいたと思いました。
憲法起草時の14条24条のやり取りについては証言という形で復習った感じがしました。映画制作という点からみると、もっと膨らませたいという思いも湧くでしょうが、拵えてしまったら薄っぺらくなるし、生き証人の方の証言を残すことを最重点になさったのだろうと思います。
この条文を含めて、基本的人権の尊重を謳うこの憲法は、戦後の荒廃した地に立てられた旗です。
目指す山に登頂したときに立てる旗、南極の昭和基地に立てた旗、それらの旗のように思えます。旗が倒れないように支えてきてくださった方々が市川房枝さんや、赤松良子さんはじめとする方々。
旗を支える手ががどんどん増えて、もはや倒れることはないとは思いますが、必死に頑張らないと…、という部分もないではありません。それとも若い世代はもっと男女わけ隔てなく働くことが浸透しているのかしら。
若い人たちも、こんな時代を経て今の雇用機会均等法につながっているのだと、ちょっと目を通すのもいいかもしれません。

父の日

2005-07-01 07:36:56 | その他
昨日、内田樹先生のブログを読んでいたら、父の日の贈物として、ハンカチ3枚と2枚のカードが届いたこと。そしてそのカードのメッセージを噛みしめ、娘を授かったことを神に感謝しておられました。
あー、親とは。そして、父親とは。
5月母の日、6月父の日と並んでやってくるけれど、親はそ知らぬふりをして過ごし、兆しにドキドキし、ズームアップして、反芻して喜んでいる。
きっと、どこの家庭にでもあるのでしょうね。
先々週の休日に娘は半年振りに帰省しました。
娘が戻っていってから、「○○子は、自分(の帰省)を父の日のプレゼントにしようと思ったのかな」と。
「ほら、プレゼントも持ってきたでしょう」と、私が返しても、「いや、きっとそうだ。違っていたとしても、ぼくはそう思うことにしておく」と。
子は親から離れ自立していくものだから、遠くから眺めていればいいものだけれど、時折自分の育ったところに訪れてくれると、内田樹先生ではないけれど、子供がいることを神に感謝したくなる。
外から見れば他愛もないやり取りなのだろうけれど、これが双方にとっての-「絆」の感覚-なのでしょうね。

注)「絆」の感覚… 今読んでいる本[希望格差社会」(山田昌弘著)の中の、今日読んだばかりのところに言葉が出てきた。