昨日は、日帰り温泉施設に行ってきました。
ロウリュウという熱風を浴びること2回。久しぶりでした。
11時と14時の2回、ロウリュウ体験をしたので、その間は、浴衣に着替えて過ごします。湯船につかったり、岩盤浴をしたり昼食したり、テレビをみたり、雑誌を読んだりしてくつろぐのです。
なんだか古代ローマの浴場のよう、かも。苦笑
で、雑誌。婦人公論(だったと思う。このほかに手にしたのは、家庭画報なので、それではないと思う)。
中世史だったか宗教学だったかの学者さんの書かれた文章の残響の中にいます。
司馬さんや塩野さんの文章と比べると、ちょっと硬くて、入り込みにくいな、とは思ったのですが、中身は目から鱗的でした。←私にとってですけれども。
結論から言うと、
今、問題になっている、イスラム過激派と民主化運動は同じ親から生まれた兄弟関係だ、
ということ。
独裁者が支配していた国にも、わずかながらでも教育を受けた人たちが出てくると、現王(為政者)の横暴を放置すべきではないという発想が生まれる。⇒民主化運動となる。
文字が読めることで、聖書コーランに書かれていることを、自分で読んで理解するようになる。⇒原理主義者の発生
この二つは、暴君の圧政が生み出した兄弟の関係にある、というのです。
アラブの春、北アフリカから中東にわたって吹き荒れた一連のジャスミン革命はこれにあたり、シリアのいくつも存在したアサド政権打倒派の中のひとつが今のISです。
かつてのイングランド革命も、プロテスタントとカソリック間で同類の闘争を繰り広げてきた、と述べられています。
イングランド革命? ちょっと調べなくっちゃ、と思って帰宅後検索。
清教徒革命、権利の章典、王政復古、ときいた名称が出てきます。まだ、半可通な咀嚼しかできていませんが、王権神授説を打ち出してのさばっていた(言葉が不適切?)、チャールズ1世下で、泥沼化していったらしい、のです。
私など、東洋の島国から見ているわけで、きっと、ヨーロッパの人たちには、もっと近い歴史としてご存じなのだろうな、と思うわけです。
なにか言いたいか、というと、
昨今のテレビ画面から伝わってくる、残虐な情報にいたたまれなくなるワタシですが、経験者(ヨーロッパ人※)は、おさめる術も習熟しているのでは、なんて、他力本願を引っ張り出したりしています。
※昨日、帰宅してから、たまたま「100分で名著」という番組も見ていたのですが、ここでも、高橋源一郎氏がウォルテールの「寛容論」を取り上げて、18世紀前半のフランス南部で起きたカソリックとプロテスタントの骨肉の争いから起きた冤罪事件話題になっていました。この本は、去年のフランスで起きたIS関係者によるテロ後に、10万部も売れたとか。いつか読んでみたいものです。
まったく、雑な情報仕入れですが、それは良いページ、出会い、でした。
このページを読んだ人、どれだけいるのだろう。
ロウリュウという熱風を浴びること2回。久しぶりでした。
11時と14時の2回、ロウリュウ体験をしたので、その間は、浴衣に着替えて過ごします。湯船につかったり、岩盤浴をしたり昼食したり、テレビをみたり、雑誌を読んだりしてくつろぐのです。
なんだか古代ローマの浴場のよう、かも。苦笑
で、雑誌。婦人公論(だったと思う。このほかに手にしたのは、家庭画報なので、それではないと思う)。
中世史だったか宗教学だったかの学者さんの書かれた文章の残響の中にいます。
司馬さんや塩野さんの文章と比べると、ちょっと硬くて、入り込みにくいな、とは思ったのですが、中身は目から鱗的でした。←私にとってですけれども。
結論から言うと、
今、問題になっている、イスラム過激派と民主化運動は同じ親から生まれた兄弟関係だ、
ということ。
独裁者が支配していた国にも、わずかながらでも教育を受けた人たちが出てくると、現王(為政者)の横暴を放置すべきではないという発想が生まれる。⇒民主化運動となる。
文字が読めることで、聖書コーランに書かれていることを、自分で読んで理解するようになる。⇒原理主義者の発生
この二つは、暴君の圧政が生み出した兄弟の関係にある、というのです。
アラブの春、北アフリカから中東にわたって吹き荒れた一連のジャスミン革命はこれにあたり、シリアのいくつも存在したアサド政権打倒派の中のひとつが今のISです。
かつてのイングランド革命も、プロテスタントとカソリック間で同類の闘争を繰り広げてきた、と述べられています。
イングランド革命? ちょっと調べなくっちゃ、と思って帰宅後検索。
清教徒革命、権利の章典、王政復古、ときいた名称が出てきます。まだ、半可通な咀嚼しかできていませんが、王権神授説を打ち出してのさばっていた(言葉が不適切?)、チャールズ1世下で、泥沼化していったらしい、のです。
私など、東洋の島国から見ているわけで、きっと、ヨーロッパの人たちには、もっと近い歴史としてご存じなのだろうな、と思うわけです。
なにか言いたいか、というと、
昨今のテレビ画面から伝わってくる、残虐な情報にいたたまれなくなるワタシですが、経験者(ヨーロッパ人※)は、おさめる術も習熟しているのでは、なんて、他力本願を引っ張り出したりしています。
※昨日、帰宅してから、たまたま「100分で名著」という番組も見ていたのですが、ここでも、高橋源一郎氏がウォルテールの「寛容論」を取り上げて、18世紀前半のフランス南部で起きたカソリックとプロテスタントの骨肉の争いから起きた冤罪事件話題になっていました。この本は、去年のフランスで起きたIS関係者によるテロ後に、10万部も売れたとか。いつか読んでみたいものです。
まったく、雑な情報仕入れですが、それは良いページ、出会い、でした。
このページを読んだ人、どれだけいるのだろう。