さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

豊橋番傘 令和5年4月号掲載句

2023-04-05 | 豊橋番傘

<2月号(1月句会吟)作品から推薦句>

 結び三つ葉雑煮に色と香を添える
        (山口タカシ 推薦) 


<近詠>

 駅までが遠くなったとこぼす足

 断捨離の最優先は負の記憶

 機嫌よく今日を過ごすという仕事

 日を浴びて老犬の背も少し伸び


<3月句会・課題句>

 「でもね」(尾方静子選)

 口癖のでもねが運を遠ざける

 言い訳のでもね一歩が踏みだせぬ


 「港」(波多野律子選)

 再会は口にせぬまま船が出る

 見も知らぬ魚漁港に揚がりだす


 「囲む」(寺部水川選)

 花マルで囲んだ春のカレンダー


<各・地・句・報> 松本柾子抄

 ハードルをぴょんと跳びたい兎年




   
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