さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

令和5年度 きぬうら川柳大会

2023-07-24 | 大会
令和5年度 きぬうら川柳大会の、
誌上の部のみ参加させていただきました。
誌上の部投句者は367名。
当日の部参加者は110名。

誌上の部・課題「新」
  (選者:相田柳峰、木本朱夏、新家完司、猫田千恵子)

 いつだってときめく新しいレシピ
    (相田柳峰選、猫田千恵子選)

 わたしにもまだまだ新芽らしきもの
    (木本朱夏選、新家完司選、猫田千恵子選)


誌上の部の秀句は

最優秀句賞
 蒼天に若葉 新曲出来ました  松浦美津江

優秀句賞
 まっ新な空へ飛び立つあいうえお  竹盛元樹

優秀句賞
 新学期オタマジャクシも手を上げる  青砥和子


当日の部(課題「美」「南」「吉」)の秀句は

 みなみ風みたいな人を怒らせた  石川典子

 吉と出た星占いに紅を引く  石川美代子

 亡父はまだ南十字をみているか  中山恵子


私が、いいなあ!と思ったのは

 新しい苗字大事に生きて行く  木下種子

 最後まで吉祥天になりすます  今村美根子

 モナリザよりおかめを選ぶのも美学  八甲田さゆり


です。



      
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第19回鈴鹿市民川柳大会号 続き

2023-07-16 | 大会

大会の秀句をご紹介いたします。

光太夫賞(最優秀句賞)

 夾竹桃失くしたものが多すぎる 片岡加代


事前投句「渋い」 𠮷崎柳歩選

 渋ちんと言われようとも夢がある 西川幸子

 茱萸の実の渋さ故郷に母ひとり 平井美智子


席題「失う」 鈴木順子選

 夾竹桃失くしたものが多すぎる 片岡加代

 気楽です小数点を捨ててから 竹内ゆみこ


席題「失う」 丹川 修選

 探し物とっても効いたおまじない 鈴木裕子

 叱られず詫びるチャンスが失われ 春日綾乃


宿題「ランチ」 小川加代選

 食べた気がしないライバルとのランチ 石川典子

 会議では同じランチにする労使 福村まこと


宿題「無念」 原 雄一郎選

 かさぶたを剥がすと黒い雨が降る 柴田桂子

 少年はいまも焼き場に立っている 真島久美子


宿題「狙う」 岩田明子選

 次の椅子狙いしばらくイエスマン 成瀬雅子

 ターゲットはキミのハートのど真ん中 木本朱夏


宿題「自由吟A」 新家完司選

 善人の顔で最後尾に並ぶ 柴田桂子

 退屈な道だ曲り角がない 大野たけお


宿題「自由吟B」 青砥たかこ選

 逆走は無いと信じて乗る電車 藤原紘一

 三十度より涼しげな二十九度 小川加代


  

   
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第18回春はくろぼこ川柳大会

2018-06-22 | 大会
<第18回春はくろぼこ川柳大会>

欠席投句で参加させていただきました。


「台」(橋岡 進一 選)

  言い訳はいっさいせずに立つ舞台


「自由吟」(小島 蘭幸 選)

  あっけない花もしぶとい花もいい

  それぞれに神あり終わらないいくさ (客)



あれから、今のところ地震はおさまってくれています。
ぶじに過ごせる日常がありがたいです。
被災された方々も、早く安心して暮らせる日常が戻りますように。

  

   
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第9回松江市川柳大会

2016-08-16 | 大会

欠席投句で参加させていただいたこの大会の発表誌が届きました。
ありがとうございます。

お題は「裸」(当日参加のかたのみ)と、「岸」「狂う」「祭り」「うさぎ」「鬼」

作者、選者のかたがたのお名前敬称略で失礼いたします。

わたしは「祭り」の2句だけ選んでいただけました。

  祭り好きさびしがりやの人でした (野島 全 選・佳作)

  祭りあと微熱を今も持てあます (野島 全 選)


大会での天位の句をご紹介いたします。

  裸木になっても父という巨木 (両川 無限)

  待てという右岸告白する左岸 (斉尾 くにこ)

  蛇行する濁流岸は食いしばる (斉尾 くにこ)

  発狂の一歩手前にある無言 (両川 洋々)

  お祭りぐらいあんぽんたんになりなされ (仲村 陽子)

  手料理と酒でうさぎにされている (新家 完司)

  ルビコンを渡れと鬼がそそのかす (斉尾 くにこ)


天位の句、どれもさすがですね。唸らされます。

ところで、おまけの一句を。

  バンダナを着けて徘徊してる鬼 (丸山 進)


松江川柳会会長である、海賊さんのことですよね。。。

参加した数すくない大会のひとつで、今年の春ご一緒させていただいたのでわかりました。
思わず笑いが♪

まじめな深い句もすきですが、遊びごころのある句にも大いに魅かれます。



   
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番傘わかくさ70周年大会

2016-05-03 | 大会

5月1日(日)は、
番傘わかくさの70周年記念大会に出かけてきました。

めったに大会に行ける機会のないわたしですが、
短期間のあいだに3回も出かけることになって
自分でもびっくりです。

今年に入ってから、
2月に「一新豊橋番傘10年の集い」
つい先日の4月には「第20回展望大会」へ。
そして今回のわかくさ大会。

2010年に初めて参加した
「豊橋番傘創立35周年大会」
から数え、大会はこれでようやく4回目というところです。

322名という、
おおぜいの方々が集まる会場の雰囲気に圧倒されましたが、
ネットで親しくやりとりさせていただきながらも
おあいしたことのなかった方々とおあいでき、
ご挨拶できたことが何よりうれしかったです。

油谷 克己さんの句集「大和川」もいただけて、
落語まで楽しませていただき、
(それも2題も!
 しかもモーツアルトや音楽をネタにした題があったり)

お楽しみいっぱい、おトク感いっぱいでした(笑)

今回の大会あとは、懇親会には参加できず
後ろ髪をひかれながらも、
すたこらさっさと会場をあとにしました。

大会終了後は、もう呑みに入りたい気分でいっぱいでしたし
みなさんとも名残り惜しく、もっとお話ししたかったのですが
素面のまま(笑)、
歌(合唱)の練習会場に直行する必要がありました。
とても残念でした。。。

6月と7月に声楽の門下でのコンサートを、
10月に合唱団でのコンサートをひかえているので、
これからしばらく歌モードです。
暗譜もしないと~です。
あがり症は何年やっていても相変わらず、
歌も進歩がなくて、
毎回毎回、今度こそ少しはマシに、まともに…
のくり返しです。

それでも、とにかくやめないで
わずかずつでも自分なりに成長していけたらと思います。
めげることも多いのですが…

さて、
今回も全没の連続大会になるかもー
それもしかたないかと思っていましたが、
1句だけ、選んでいただけました。

  こんなにも広かったのだ父の傘 (広い)田中 新一 選

父への思いをよんだ実感句です。
入選の1句、ほかのどれでもないこの句だったことが、
とてもうれしかったです。

このあとは、今のところ大会参加は予定なしですが、
またいずれ機会にめぐまれましたら、
おでかけしようと思います。

お世話になったみなさま、ありがとうございます。



   
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ごほうび

2016-04-26 | 大会

以前の記事で、
川柳で賞品は何もいただいたことがない などと、
いかにもほしがっているような??
お米やらお酒ならきっとすごくうれしいでしょうね とか、
いかにもいじましい…ことを書きましたが、
もちろん賞品めあてで句をつくっているのではありません。
けっして。。。

でも、

 いただけるなら、何でもうれしい!

というのは本当です。

モノをいただくのが、という意味ではなくて、
句をこころにとめていただけるのは大きな励みです。

めったに大会などにはお出かけしないのに、
思いきって出かけたら全ボツだった…

というような今のわたしには特に(笑)

こんなことを言いながら、大会では
よき人・佳き作品にであうという楽しみをたくさんいただいて帰ったので、
参加して本当によかったと思っているのです。

で、そんなわたしにうれしいごほうび♪が届きました。

届いた時ここでは書いていなかったのですが、
つい先日いただいたのは、図書カード。

中日川柳の、第117回中部地区誌上川柳大会のごほうびでした。
まだ使っておらず、たいせつにとってあります。
自分にとって記念となるものを買うのに、
使わせていただきたいと思います。
これが初めていただいた賞品です。
とてもうれしかったです。

それから、
今日届いてびっくりのうれしいおどろきだったのは、
第16回春はくろぼこ川柳大会の賞品。
賞状と楯でした。

欠席投句での参加でしたが、
出したうちの1句が、10賞あるうちの
鳥取市議会議長賞というものをいただけたらしいです。

鳥取は、一昨年に亡くなった父のふるさとです。
八頭郡智頭町というところですが、
これまでほとんど訪ねる機会を持てないまま
今に至ります。

父にゆかりのある鳥取で賞をいただけるとは
思いがけぬ喜びでした。

発表誌は「川柳いのちの詩」6月号だそうで、
届くのはまだ先のようですが、
賞品に同封されておりました10賞の句をご紹介。
お名前敬称略で失礼いたします。


 犬笛か拉致の悲鳴か日本海 (丸橋 野蒜・岡山)川柳同友会みらい賞

 踏み出した一歩に明日という無限 (橋田 綾子・高知)気高町文化協会賞

 島はもう母の形になっている (平井 美智子・大阪)新日本海新聞社賞

 安心をしたくて列の中にいる (橋倉 久美子・三重)一般社団法人全日本川柳協会賞

 反戦を弓なりになり叫ぶ島 (渡辺 富子・奈良)鳥取市教育委員会教育長賞

 飛ぶ鳥はゆくべき空を迷わない (澁谷 さくら・兵庫)鳥取市議会議長賞

 日めくりの一枚ずつを的にする (両川 無限・鳥取)鳥取市長賞

 君はまだ海辺で笛を吹いてるか (久保田 半蔵門・大阪)鳥取県教育委員会教育長賞

 人間の列にいるぞとストレッチ (大前 安子・鳥取)鳥取県議会議長賞

 万が一はずれる的が恐ろしい (大杉 敏夫・岡山)鳥取県知事賞



いただいた楯は、ハガキより小さめで
ふつうの写真サイズくらい?
大きすぎなくて、仰々しくなくかわいらしく飾れそうです。



   
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展望大会

2016-04-25 | 大会

昨日、第20回川柳展望全国大会におでかけしてきました。

すずか川柳会のみなさまとご一緒させていただき、
とても心づよくまた楽しかったです。

そのすずかのみなさまは、大活躍。
今回の現代川柳大賞受賞のうえ選者さんまでおつとめになられた方あり、
秀句賞の方がふたりあり、
ほかの方々もたくさん入選されていました。

そしてわたしはというと、
いつも句や選、お写真などを、雑誌やブログなどで拝見している方々が

 (おおっ、動いてる!しゃべってはる~)

 (いいお声だわぁ)

 (うるわしい姿だわあ)

そんなことに感動しておりました。。。

憧れの方々ともお話できて、
ちゃっかりサインまでいただいたり♪
自分はミーハーの要素はないと思っていましたが、
隠れていただけのようです。

さて、
かんじんの成績?はというと、わたしは全滅…
同じテーブルのすずかの方々が元気よく呼名されているのを
うれしく誇らしく聴きながら

(なぜわたしが誇らしい??
 でも、ご一緒しているだけで勝手にそんな気分になって…)

そしてほかの方々の句を拝聴しながら、

ああ、こりゃしかたないよな~と。

何がどう足りないのかはよくわからないのですが、
ユーモアセンスとか、斬新な発想・表現みたいなものかなーと思いました。

 「川柳社によって、それぞれ句風のちがいがあるからね~」

と話して下さる方が何人もおられましたが、
そういうことは考えたこともなくて、いまだによくわかりません。

まあとにかくめげずに、
自分なりに自然体と思えるかたちでやっていきたいと思います。

ご一緒して下さったみなさん、
お声かけて下さったみなさん、
ありがとうございました。

またどこかでおあいできるのを楽しみにしております。


入選句がないので、
今日はご紹介できる句がない。。。あらら。

ということで、続きの記事をどうぞ。



   
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ふたつの大会予定

2016-04-23 | 大会

(このひとつ前の記事の続きとして、
 お読み下さいませ。。。)

なかなか出かけられない…のですが、
この近日中にはなんと、
ふたつの大会に出かける予定です。
自分でもびっくりなのです。

明日開催される、第20回川柳展望全国大会

と、

5月1日の、番傘わかくさ全国川柳大会。

どちらも、自分ではまったく考えてもみなかった大会参加ですが
お誘い下さったかたがおられたので、
思いきって行ってみようかなーと…。

大会に慣れていないわたしは、
挙動不審でうろうろ、おろおろしているかも知れませんが、
もしよろしければお声かけ下さい。

ひどい方向音痴なので、まずはぶじにたどりつくことが
第一ミッション??
どなたか、同じ会場に行かれるらしいかたを見かけたら
ついて行かせていただくかも知れませんが、
よろしくお願いいたします。

ああ、緊張してきました。。。



   
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一新豊橋番傘川柳会 10年の集い

2016-02-15 | 大会

毎月投句させていただいてお世話になっている、
豊橋番傘の記念大会に参加してきました。

175名の参加という、大きな会。
おあいしたかった方々に会え、
あらたなうれしいであいもあり、
楽しくもりだくさんの、しあわせな1日でした。

思いきってお出かけしてよかったです。

詳細は、もうひとつのブログに書いたので、
よかったらごらん下さい。

こちらです

昨日来られるはずであった、
わたしにとっても、ほかのおおぜいのみなさんにとっても
おあいしたかった方のおひとりである加藤 鰹さんの句
(事前投句「好き」の2句)を、
順子さんが読みあげて下さった時は、胸がジンとしました。

   トマトがぶりお行儀わるくてもいいさ

   親よりも愛を選んだ風の駅

聞き取って書きとめたので、もしまちがいがあったらごめんなさい。

鰹さんのたいせつなお仲間である、
たかね川柳会の方々におあいできたのも
うれしかったです。

ご挨拶したくてできなかった方々もおられますが、
またこの次のお楽しみにしたいと思います。


<わたしの入選句>

    無理なことむりでなくなる好きだから 鈴木 順子選(事前投句・好き)

    なにもせぬことを楽しむ春うらら 鍋島 香雪・天根 夢草選(のどか)

    いくさなどあると思えぬ青い空 天根 夢草選(のどか)

    ひきだしの秘密は今も眠らない 板橋 柳子選(秘密)


「シンプル」「順」のお題でつくった句は残念、
それぞれ2句とも選外でした。
自分では、こちらのほうが気に入っていたのですが。
またあたりまえすぎる句になっちゃったかしら…
自分のすきな句と、選んでいただける句は、
案外一致しないものなのかなあ。

それがぴったりくると、
さらにうれしいでしょうね。


   
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