さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳マガジン 2017年9月号掲載句

2017-08-31 | 川柳マガジン
<川柳マガジン9月号 掲載句>

  自然がつくる曲線はみなきれい 
     (印象吟 古谷 龍太郎 選・佳作)

  健康で頭痛のタネに事欠かぬ
     (笑いのある川柳 北野 哲男 選・佳作)

  平凡な暮らしを守り光る汗
     (ベスト川柳「光」 新家 完司 選・佳作)

  手を合わせいのちいただく日々の膳
     (全国誌上句会「雑詠」 大脇 一荘 選・佳作)

  タッチの差それでも負けは負けである
     (第16期4回 川柳マガジンクラブ誌上句会「きわどい」
       荒川 八洲雄 選・七十秀)    

  ニアミスの飛行機あわや大惨事
     (第16期4回 川柳マガジンクラブ誌上句会「きわどい」
       小野 小野三 選・七十秀)

  見えそうで見えぬところが悩ましい
     (第16期4回 川柳マガジンクラブ誌上句会「きわどい」
       小野 小野三 選・七十秀)



8月も今日で終わり、明日からは9月。

日中はまだまだ暑いですが、
朝晩がしのぎやすくなるだけでもホッとします。

起きてベランダの戸を開けたときの
朝いちばんの風が、
今朝はたしかに変わったなと感じました。

日が暮れるのも、すこし早くなってきました。

おなじようでも、きのうとおなじ今日はなく、
毎日すこしずつ季節はうごいているのですね。




   
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川柳塔WEB句会(8月)

2017-08-29 | ネット句会

<川柳塔WEB句会・8月>

「草」 (間瀬田 紋章・古今堂 蕉子 共選)

  揺れながら折れない草として生きる (間瀬田 紋章 選)

  露草で描いた下絵はもう見えぬ (古今堂 蕉子 選)




そろそろ暑さもひと段落の時期ですが、
こちらあたりはなぜか雨もほとんど降らず、
まだ湿気の多い残暑が続く毎日です。

もうすこしのガマン!



   
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豊前境句会7月「踊り」

2017-08-22 | ネット句会

<豊前境川柳会・7月>

「踊り」

  締めくくりまで踊りきる人生譜 
    (若芽 選、木村 行吉 選・佳句7、互選29票)


わたしが秀句に選ばせていただいたのは、

  喝采もなく一生を踊り切る  (松本 宗和)

  踊りの輪抜けて大人になっていく  (小林 祥司)


でした。



お盆休みが明けた頃から、ちょっと心身低調ぎみ。
湿気の多い残暑が続くのと、
暑い午後からの出勤がことのほかこたえます。

東京では、連続して雨の降る日数が記録を伸ばしているようですが、
こちらあたりは、ザッとひと雨ほしい、たまには降ってくれてもいいのにな
と思うくらい雨が少ないです。
それでも、
豪雨や落雷、いのちを落としかねないような異常気象がたえないこのごろ、
暑さだけならば涼しい顔で(?)しのがなくては。

日々の仕事、家事、
9月に迫っている歌の本番ふたつのための練習。
ふうふうと、やっとのことでうみだす句。

どれも順調とは言いがたいですが、
なんとかやっていきましょう。



   
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川柳すずか 283・284号(7・8月号)掲載句

2017-08-14 | 川柳すずか

7月号

<すずか路>

 味つけは気分次第のマイレシピ
      
 ちょっとだけいつもそれではすまぬ酒
      
 適当な距離を保ってまるく住む
      
 本音には気づいてもらえないピエロ
      
 丹念にほどくか切るかもつれ糸


<小休止・前月号より推薦句> (瀬田 明子 選)

 飛ぶために今は足踏み地をならす


<誌上互選> 「暮らし」

 暮らしぶり映してみせるゴミ袋 (8点)

 平凡な暮らし彩る日々の花 (1点) 


8月号

<すずか路>

 明け方の冷えに毛布をさがす指
      
 山道で誰も頼れぬ自分の荷
      
 呼びかけてこだまが返る安堵感
      
 生きるため毒にもすこし慣れておく
      
 きょうの汗流しきったらうまい酒


<小休止・前月号より推薦句> (柴田 比呂志 選)

 本音には気づいてもらえないピエロ


<課題句>

「骨」 (加藤 峰子、毎熊 伊佐男 共選)

 骨のある人で笑顔はやわらかい (加藤 峰子 選)

 骨になる日までこころはやわらかく (毎熊 伊佐男 選)


「自由吟」 (青砥 たかこ 選)

 盗まれたこころ罪には問えませぬ


<すずか路前号鑑賞> (283号から・柴田 比呂志)

 丹念にほどくか切るかもつれ糸


<誌上互選> 「細い」

 追伸の照れくさそうな細い文字 (5点)




第15回の鈴鹿大会号だった7月号の
近詠(すずか路)ほか掲載句、
アップするのをうっかり忘れていましたので、今回まとめて載せました。

まとまったお休みのうちに、やるべきことがたくさんあるのですが
思考力も集中力も欠いて、はかどらないままに
ボーっと溶けそうな頭…

ああ、歌の暗譜ができない。
選曲のためにひととおり聴いておくべき曲を
集中して聴けない。
句ができない。

行き詰まったら、執着せず自分を追いこまず、
家事や雑用、読書。お茶。
無心にからだをうごかしたり、あたまを空っぽにしたり
気分を切りかえるようにします。

気分転換の時間のほうが長くなってくるような気もしますが、
それも必要なことのようです。

さて、
暑さには毎度のことながら参っておりますが、
食欲(だけ!?)は健在です。

8月も半ばですが、まだしばらくは続く残暑。
みなさまご自愛ください。




   
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豊橋番傘 平成29年8月号掲載句

2017-08-09 | 豊橋番傘

<推せん句> (6月号近詠より・鈴木 順子 選)

 ともだちになれるかしらと尻尾みせ

 
<近詠>

 今日よりも賢くなっていたい明日
    
 マニュアルを超えて仕事のおもしろさ
    
 勘違い指で世界がうごくなど
    
 距離感をSNSが問いかける


<課題句>

「大事」 (尾崎 千津子 選)

 大事ない日々が何よりありがたい         


「頼る」 (森 文代 選)

 頼る人なくし芽生えた自立心


「あくび」 (鈴木 順子 選)

 無防備なあくび見られてからの縁


<各・地・句・報>  森口 美羽 抄

 唐突な別れ風船割るように




進みが遅く、やきもきさせられた台風も去り、
また猛暑が続くようですね。
それでも、大きな被害なくふつうの日常生活が過ごせることに感謝です。
いつなんどき、どんなことで失われてしまうかわからないのが日常ですから…

きのうは父の命日でした。

あれから3年。
早かったようにも、長かったようにも思えます。

もう、きっと大きな自然の一部でありすべてになっているだろう父を、
いまでも身近なひととして感じています。
ともにのんだり、語らったりできないことは
やはりさびしいです。




   
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静岡たかね 2017年8月号掲載句

2017-08-02 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「影」

  実在のあかしとしての影である

  陰影がついてリアルになる絵画

  影なのでひとり歩きができませぬ

  嘘ひとつ混ぜて固めた城の壁


<6月句会>

「植える」 (澤崎 ひらめ 選)

  夢の種ひとつこころに植えました

  植え替えた場所で生き生き育つ花 (五客) 


「時々」 (増田 信一 選)

  時々は吠えて居場所をたしかめる (五客)


「雨」 (飯塚 澄人 選)

  通り雨予期せぬ恋をつれてくる

  胸さわぎ雨のリズムも不整脈 


「自由吟」 (互選)

  変化した声のトーンに身構える (3票)





暑い時間帯の通勤だけでへばりぎみのこの頃ですが、
職場に着いたら着いたで、
 あ~涼しい。天国だあ。。。
と憩うひとときがあるかないかのうちに、
その日その日のさまざまなバタバタがあり、
そこそこ忙しい毎日です。

歌の方は、そろそろ本腰を入れて、
質を充実させていかなければならない時期に来ました。
9月に、合唱とソロと、ふたつの本番があります。
どちらもまだ暗譜できていない…
まずは集中して、ここから。

自宅のトイレに入るたび、
ドアに貼った課題の曲の歌詞(外国語の場合は訳詞も)に、
早くおぼえなさいよと背中を(おしりを?)
叩かれているようです。




      
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川柳マガジン 2017年8月号掲載句

2017-08-01 | 川柳マガジン
<川柳マガジン8月号 掲載句>

  たましいを込めたゲルニカ鬼気迫る 
     (川柳道「鬼気」 岡崎 守 選・佳作)

  ボケたふり聞こえぬふりが板につく
     (笑いのある川柳 北野 哲男 選・佳作)

  父母の犠打でわたしのいまがある
     (全国誌上大会「犠打」 あべ 和香 選・佳作、平井 美智子 選・佳作)

  箱庭の砂に癒されゆく憂い
     (全国誌上句会「雑詠」 村上 氷筆 選・佳作)

  出世とは無縁の父のまるい笑み
     (第16期3回 川柳マガジンクラブ誌上句会「無縁」
       岩佐 ダン吉 選・六十五秀)    

  禁酒とは無縁に生きてゆくつもり
     (第16期3回 川柳マガジンクラブ誌上句会「無縁」
       長島 敏子 選・九客)

  セレブとは無縁に生きて不足なし
     (第16期3回 川柳マガジンクラブ誌上句会「無縁」
       長島 敏子 選・六十五秀)



今日から8月。
7月に入ったとたんに暑さがきびしくなり、
そのまま1か月が過ぎました。
むし暑さは増してゆくばかり。
よくぞ耐えた~という感じです。
が、まだまだ続くのですね。。。
なんとかしのいでいきましょう。

晩ごはんのおかず(ビールやお酒のアテ)に、
最近定番のようにいただくのが、
納豆と山芋、オクラ、トマトをまぜまぜしたもの。
味つけは、納豆についているたれだけでじゅうぶんですが、
わさびを足すとか、もう少ししょうゆがほしいという人はちょいとかけ足しても。
山芋は、ひと口サイズに切ってその歯ざわりも楽しんでいます。
お好みで、とろろにしてもいいと思いますが、
ネバネバ感がすごいことになりそうですね。
ネバネバ食材のパワーをいただいて、バテないように過ごしたいと思います。
    




   
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