さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

豊橋番傘 令和6年1月号掲載句

2024-01-05 | 豊橋番傘

<近詠>

 わけもなく気ぜわしくなる十二月

 晩秋の喪中葉書で知る不幸

 老犬の粗相増えゆく冬支度

 踏みしめて生きるはかなく過ぎる日々


<12月句会・課題句>

 「美」(尾方静子選)

 金の斧こころの美醜はかられる


 「つなぐ」(池谷英子選)

 消さずいるアドレスだけがつなぐ糸


 「ほろほろ」(須﨑東山選)

 泣いているようにほろほろこぼれ萩


<各・地・句・報> 松本征子抄

 トラブルを未然に防ぐチーム力


<お年賀の句>

 新年の酒に艶めく龍のヒゲ




   
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