さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…さくらのつれづれ、五七五の部屋へようこそ。

豊橋番傘 平成30年12月号掲載句

2018-12-14 | 豊橋番傘

<近詠>

  ゆっくりと風の変化に慣れてゆく
    
  ふと逸れた道で思わぬ花に逢う
    
  泡立ててきれいに流すわだかまり
    
  そこにあるナースコールに届かぬ手


<課題句>

「自覚」 (安藤 義昭 選) 

  無自覚なままに災い免れる

  
「触る」 (寺部 水川 選)

  花が咲くその手の触れたところから


「刺す」(波多野 律子 選)は、選外でした。




   
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川柳展望11月「凧」

2018-12-04 | ネット句会

<川柳展望ネット句会・11月>

「凧」 (吉崎 柳歩 選)


入選句は以下のとおりでした。



1 いい風を掴んだ凧の有頂天  (竹中 正幸)

2 ビル風に驚く凧の急降下  (大木 雅彦)

3 するめより凧になりたいスルメイカ (寺川 弘一)

4 凧糸を断ち切り妻は天国へ  (上山 堅坊)

5 糸の切れた凧のその後は知らぬまま (あだち 千花)

6 北風にさらわれ凧は戻らない  (やまさき 善尚)

7 魚引く手応えに似て凧昇る  (結城 昭信)

8 糸切れたあとも連凧からみあう (澁谷 さくら)

9 リビングの飾りになった奴凧 (すずき 善作)

10 凧上げの授業に味方しない風 (加藤 吉一)

11 ドローンのようには仕事しない凧 (橋倉 久美子)

佳句 夫婦凧浮世の風に宙返り   (多川 義一)

佳句 アドバルンほどの任務は持たぬ凧  (福村 まこと)

佳句 寅さんが凧を見上げるお正月  (甲斐 良一)



      
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静岡たかね 2018年12月号掲載句

2018-12-04 | 静岡たかね

<前月号推選句>

  狐面つけておすましする狸 (若芽抄・佐野 由利子 選 )


<せんりゅう広場 富岳抄>

「会話」

  混線の会話ことばが届かない

  このままじゃいけませんかと立ち止まる

  ひとことが足りずひとこと言い過ぎる

  ここまでは恋ここからは未練です


<10月句会>

「案山子」「夕焼け」「いたずら」

「自由吟」

は、投句できませんでした。




      
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川柳マガジン 2018年12月号掲載句

2018-12-04 | 川柳マガジン
<川柳マガジン12月号 掲載句>

  分け合えば足りる世界で奪い合う
     (印象吟 安田 翔光 選・佳作)

  いとおしい意図を伝える糸電話
     (駄×洒落川柳 津田 暹 選・佳作)

  ミス指摘したら逆ギレされました
     (第17期5回 川柳マガジンクラブ誌上句会「居直る」 
           鈴木 いさお 選・七〇秀)



今年も残すところひと月足らずとなりました。
毎日がめまぐるしく過ぎていきますが、
あわただしい中でも、目の前のことをひとつひとつ、
ていねいにやっていきたいものですね。
気持ちに余裕のないのが、いちばんよくない気がします。
お茶でものんで、ひとときでもほっとする時間を持ちましょう。。。


   
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ネット句会~鈴鹿・豊前境

2018-11-26 | ネット句会

<鈴鹿インターネット句会・11月>

「パワハラ」 (米山 明日歌・吉崎 柳歩 共選)

  パワハラも打たれ強さにした昭和 (米山 明日歌、吉崎 柳歩 選)


<豊前境句会・10月>

「耐える」

  耐えてきた孤独を薔薇は語らない (四分一 泉 選・秀句1、互選27票)

  ゆく道の険しさ耐えて出逢う花 (四分一 泉 選、互選12票)


わたしが秀句に選ばせていただいたのは、


  いい花が咲きそう寒い冬でした (甲斐 良一)

  耐え抜いた日々を笑って母は百 (金子 鋭人)


でした。 


敬称略で失礼しております。




   
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咲くやこの花賞(第8回)「島」

2018-11-20 | 誌上大会

<誌上競詠・咲くやこの花賞 30年度>

第8回 「島」 (大野 風柳 選)

  島を出て島の者だと自覚する




   
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川柳すずか 299(30年11月)号掲載句

2018-11-19 | 川柳すずか

<すずか路>

  こんなにも汗かく十月の半ば
      
  スタミナがいつも足りないあと少し
      
  暑すぎて秋の装いまだできぬ
      
  いい風が吹くまでちょいとひとやすみ
      
  補充より必要なのはデトックス


<小休止> 前月号より推薦句 

  過ぎるのをじっと待つしかない嵐 (眞島 ともえ 選)


<課題句>

 「草」 (橋倉 久美子 選)

  棲み分けて草も互いに生き延びる

  薬草を薬草にするさじ加減


 「詰める」 (千野 力、青砥 たかこ 共選)

  詰め合ってみんな入れた屋根の下 (青砥 たかこ 選)

  きょうの風詰めて手紙の封をする (青砥 たかこ 選)


<自由吟> (吉崎 柳歩 選)

  食べ過ぎて肥えて体力落ちている

  酒蔵のツアーに下戸の人もいる


<誌上互選>

 「合宿」

  合宿所なぜか辺鄙な場所にある (1点)




朝晩ぐっと冷え込むようになり、紅葉の美しい季節になりました。
駅には、近郊のお寺や神社、公園の紅葉の見ごろを知らせてくれるポスターが貼られています。
ちょっと足をのばしてお出かけしたくなりますが、なかなかかなわず
ご近所の木々の色づきを眺めながら歩く毎日です。
これもまた、楽しいものです。
日々、季節の移り変わりを感じます。
やがてすぐ、冬になりますね。



   
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川柳展望10月「渡る」

2018-11-08 | ネット句会

<川柳展望ネット句会・10月>

「渡る」 (互選)

  いつもの朝きょうは人手に渡る家 (5票)

  まとう色変えられぬまま世を渡る (2票) こちらは選外

  
わたしが選ばせていただいたのは、


  一杯の水が命に行き渡る (樋口 りゑ)

  駅伝のドラマを知っている襷 (加藤 吉一)

  この先におひとり様の渡る橋 (三好 光明)

  オフレコが七つの海を吹き渡る (青木 みずえ)

  キャアと言い橋を揺らしてから渡る (岡村 水無月)

  この橋を渡るかどうか思案中 (寿々)

  左右見て渡れと子に教えられ (西上 雄二)


でした。

敬称略で失礼いたします。



   
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豊橋番傘 平成30年11月号掲載句

2018-11-08 | 豊橋番傘

今月号は、豊橋市文化祭 第42回川柳大会
(豊橋番傘川柳会10月句会を兼ねる)
の発表号でした。

「レンタル」 (今田 久帆、宮碕 恵子 選) 

  レンタルの家族で描く虚飾の絵 (今田 久帆 選)

  レンタルのドレスを自分らしく着る (今田 久帆 選)

   
「紐」 (五島 只男、原田 多喜 選)

  飾りだと思った紐に縛られる (五島 只男、原田 多喜 選) 


「漂う」(林 柳泉、小川 加代 選)

「ゆるゆる」(松代 天鬼、藤森 ますみ 選)

は、選外でした。

  
<推せん句> (9月号近詠より・鈴木 順子)

  こんなにも暑い地上をめざす蝉


<近詠>

  他者といることで自分を知ってゆく
    
  さびしさも嫉妬も綿あめに隠す
    
  執着と未練の恋が病んでゆく
    
  空っぽにしてから決める容れるもの


<各・地・句・報>  阪本 きりり 抄

  鱗いちまい恋の名残りがまだ光る




   
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静岡たかね 2018年11月号掲載句

2018-11-05 | 静岡たかね

<前月号推選句>

  すっぴんをゆるしてくれるひとといる (疾風抄・松田 タ介 選 )


<せんりゅう広場 富岳抄>

「面」

  狐面つけておすましする狸

  一面だけでわかったつもり見たつもり

  B面のあなたも魅力的でした

  どの面を見せても月は月である


<9月句会>

「台風」 (増田 信一 選)

  パワフルな台風みんな女性の名 (五客)

  台風の目にいて台風が見えぬ (天位)


「風船」 (八木 益代 選)

  お祭りは終わり風船しぼみだす

  とげのある言葉風船割れました


「敬う」 (佐野 由利子 選)

  さむいのは敬意のこもらない敬語

  敬うべき自然を軽視しちゃならぬ


「自由吟」 (互選)

  ひと文字が埋まらず仕上がらぬパズル (2票)




      
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