さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

豊橋番傘 平成26年2月号 掲載句

2014-02-04 | 豊橋番傘

  <近詠>

    年おんな馬力を出して走る年
    

    よくばりな絵馬に神さま苦笑い 

   
    ゆっくりの変化自然に受けとめる


    悟る日はまだまだですか紅椿


  <課題句>

  「約束」 (尾方 静子 選)

    果たされぬ約束ゆえにある絆          

    きのうした約束がもう重くなる


  「笑う」 (河合 久子 選)

    笑われていよう空気がなごむから


  「的」 (鈴木 順子 選)

    的すこしずらして避ける致命傷


  「細い」(藤原 緑郎 選)は選外でした。


              

    
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豊橋番傘 平成26年1月号 掲載句

2014-02-04 | 豊橋番傘

  <好句往来> (11月号から・坂牧 春妙 選)
  <推せん句> (11月号近詠より・鈴木 順子 選)

    その席にいるべき人がいる安堵

  <近詠>

    試練とはこうも続くか空に問う
    

    目を閉じて逢えない人と逢う時間 

   
    祈ることばかりであった年も暮れ


    まっさらの手帳に夢を書きそえる


  <課題句>

  「ひとり」 (高柳 閑雲 選)

    しあわせなおひとりさまを模索する

    だんだんとひとり遊びが上手くなる

          
  「手相」 (寺部 水川 選)

    晩成の手相はていつ現実に          


  「男」 (須崎 東山 選)

    男らしい人で拳は振りあげぬ


  <各・地・句・報> (森口 美羽 抄)

    カクテルの氷が溶けるまでの恋


              

    
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