言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。
<近詠>
年おんな馬力を出して走る年
よくばりな絵馬に神さま苦笑い
ゆっくりの変化自然に受けとめる
悟る日はまだまだですか紅椿
<課題句>
「約束」 (尾方 静子 選)
果たされぬ約束ゆえにある絆
きのうした約束がもう重くなる
「笑う」 (河合 久子 選)
笑われていよう空気がなごむから
「的」 (鈴木 順子 選)
的すこしずらして避ける致命傷
「細い」(藤原 緑郎 選)は選外でした。
にほんブログ村
<好句往来> (11月号から・坂牧 春妙 選)
<推せん句> (11月号近詠より・鈴木 順子 選)
その席にいるべき人がいる安堵
<近詠>
試練とはこうも続くか空に問う
目を閉じて逢えない人と逢う時間
祈ることばかりであった年も暮れ
まっさらの手帳に夢を書きそえる
<課題句>
「ひとり」 (高柳 閑雲 選)
しあわせなおひとりさまを模索する
だんだんとひとり遊びが上手くなる
「手相」 (寺部 水川 選)
晩成の手相はていつ現実に
「男」 (須崎 東山 選)
男らしい人で拳は振りあげぬ
<各・地・句・報> (森口 美羽 抄)
カクテルの氷が溶けるまでの恋
にほんブログ村