さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

第26回 NHK学園全国川柳大会 投句

2012-11-15 | 誌上大会

  (画像をクリックして下さいね。。。

     写真川柳の写真は「花の庵」さなえさん よりおかりしております ”メタセコイア”)



  <雑詠>

          存在の大きさを知るその不在


         ・白萩は咲いて散るまで白い萩(秀作をいただきました)



  <半>

         ・半分こできるひといて満ちたりる(秀作)


         ・半音のずれで和音がとけあわぬ(佳作)


  <世>

          世の矛盾切れ味のよいペンで斬る


          ちゃぶ台で知恵を出し合う三世代





    雑詠の2句は、いずれも父の病にあって 浮かんだもの。
    どちらも気に入っています。

    ちゃぶ台で…も、わたし自身は気に入っている句なのですが 選にはもれました。残念。
    サザエさん一家みたいでしょ。
    大家族って ちょっとあこがれなんです。 



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豊橋番傘 平成24年11月号 掲載句

2012-11-04 | 豊橋番傘

  (画像をクリックして下さいね。。。

     写真は「花の庵」さなえさんより おかりしております ”ヤマアジサイ跡”)


 <近詠>

  ほどのよい酔いのいろです酔芙蓉


  冗談に本音をまぜたロゼワイン
    

  生きのびて闘病談が活気づく 

   
  弱い群れ寄り添いあって生きのびる



 <課題句>

 「捨てる」 (高柳 閑雲 選)

  ひとつ得るそのとき捨てたものひとつ 

  未練すて結びの文をしたためる          

  切り捨てたつもりの愛が疼き出す                                                          


 「昨日」 (寺部 水川 選)

  昨日した約束がもう重くなる


 「ページ」(河合 正秋 選)は、選外でした。






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