さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳マガジン 2021年5月号掲載句

2021-04-28 | 川柳マガジン
<川柳マガジン5月号 掲載句>

  性別を問えぬ時代がやって来る
     (時事川柳 井上 一筒 選・佳作)

  ステイホーム遺影の父とサシで飲む
     (笑いのある川柳 簗瀬 みちよ 選・佳作)

  雰囲気が出ない紙パックのワイン
     (川柳如月賞「紙」 三村 舞 選・秀)

  身震いひとつ誰にでもある初舞台
     (マガジンクラブ誌上句会「身震い」 天根 夢草 選・七〇秀
                       小島 蘭幸 選・七〇秀
                       新家 完司 選・七〇秀)

  身震いするほどこわかった昭和の親父
     (マガジンクラブ誌上句会「身震い」 小島 蘭幸 選・七〇秀)



   
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第23回 全日本川柳誌上大会

2021-04-28 | 誌上大会
令和柳多留第2集が届きました。

「刻む」「めでたい」「褒美」「ラッキー」「密」の課題です。


  くちびるを噛んでめでたい席にいる (「めでたい」小林 信二郎 選・秀句)

  まぬがれた事故を知らずに生きている (「ラッキー」徳丸 浩二 選・佳句)

  丑年の母に学んだ耐えること  (自選句)



   
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川柳すずか 328(3年4月)号掲載句

2021-04-13 | 川柳すずか

<すずか路>

  間を置けば出せぬと知っている手紙

  生きているうちは待ち続ける返事

  来る来ない来なくてもいい来てほしい

  護られていた縛られていた鎧ぬぐ

  気の早い桜に追いつけぬわたし


<課題句>

 「焼く」 (吉崎 柳歩 選)

  もめだしたのはトーストの焼きぐあいから


 「幕」 (芦田 敬子、河内 秀斗 共選)

  選外でした;
 

<自由吟>  (橋倉 久美子 選) 

  選外でした;;


<すずか路前月鑑賞> 327号から・丹川 修

  現金に触らない日が増えてくる


<誌上互選> 

「雪」

  雪降らぬ町で美化した雪を恋う (2点)


  


   
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静岡たかね 2021年4月号掲載句

2021-04-08 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「決別」

  晴れた日を選んで決別のメール

  さわやかに別れ告げよう春だから

  つま先も目も前向きについている

  過去形で書いてあしたへ向かうペン


<2月句会>

「猫」 (山田 浩則 選)

  気まぐれな猫とほど良いディスタンス

  わたしより猫がじょうずに弾くピアノ(人位)


「休む」 (山本 勝治 選)

  コロナ拡大休日も気が休まらぬ


「茶色」 (松田 タ介 選)

  歳月が渋い茶色にした鞄

  ほっとする茶色は午後のミルクティー


「自由吟」 (互選)

  ごちそうをため込みすぎた頬ぶくろ (2票)




      
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豊橋番傘 令和3年4月号掲載句

2021-04-07 | 豊橋番傘

<近詠>

  再会のその日の梅は七分咲き

  そこにある事実が見えぬ思い込み

  わるいのは騙すほうです詐欺事件

  密を避け生きる暮らしに慣れてゆく


<課題句>

 「福」「戻る」「きっちり」は投句できませんでした。。。 


<各・地・句・報> (前中 知栄 抄)

  これ以上情けかければ罪になる




   
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第9回 卑弥呼の里誌上川柳大会

2021-04-07 | 誌上大会
卑弥呼の里川柳会の「第9回卑弥呼の里誌上川柳大会」
に参加させていただきました。

参加者は全国から795名だったそうです。

今回は
「自由吟」「永遠」「苦手」「葉」「瓶」のお題で、各2句ずつ投句。

各題ごとに2名の選者で共選。
以下、敬称略で失礼いたします。

「葉」

  散り際のひと葉に出逢うのもご縁 (赤松 ますみ 選)


「瓶」

  びん詰めの臓器が語る死生観 (板垣 孝志 選、木本 朱夏 選)



   
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