さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

薬草たち 22~マオウ

2009-01-11 | 写真川柳(薬草)


    (画像をクリックして下さいね。。。

           photo by さくら ”麻黄”)



      カゼ、インフルエンザが流行する季節ですね。


      インフルエンザには タミフル、リレンザといった

      よく効くくすりもありますが、

      カゼにしろ、インフルエンザにしろ、

      高熱が出たときには 水分をしっかり摂って

      お部屋の湿度も保って 安静に養生することがたいせつ。



      この麻黄は、ほかの生薬とあわさって

      葛根湯(カッコントウ)、麻黄湯(マオウトウ)、

      麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)、

      小青竜湯(ショウセイリュウトウ)

      など 解熱鎮痛消炎、鎮咳去痰に効果のある漢方薬となりますが、

      そのなかで麻黄湯は 高熱時の つよい味方。



      これをのんで、しっかり水分をとっていれば

      発汗させて 熱をさげてくれます。

      インフルエンザのときにも 使えます。

      量を調整して、こどもにも 使います。



      熱は、からだが ウイルスや細菌とたたかってくれている状態なので
 
      ただ むやみにさげればいい というものでもなく、

      体力や状況がゆるせば、このように自然なからだの働きをうながして

      さげられるのが のぞましいですね。





      
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薬草たち 21~トリカブト3

2008-12-25 | 写真川柳(薬草)


   (画像をクリックして下さいね。。。

       photo by さくら ”伊吹山のトリカブト”)



       トリカブト 2~くすり(2008.11.10)



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薬草たち 20~芍薬

2008-11-02 | 写真川柳(薬草)


  (画像をクリックして下さいね。。。
 
     写真は「花の庵」さなえさん より ”芍薬”)



     立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は 百合の花…

     と、美しい女性にも たとえられる芍薬は

     漢方処方で よく使われる、重要な生薬のひとつ。



     薬能としては


       筋肉が硬くなってひきつれるものを治し、

       腹痛、頭痛、知覚麻痺、疼痛、腹部膨満、咳こむもの、下痢、

       化膿性のできものなども治す


     とあります。



     甘草(カンゾウ)と組み合わせた 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

     は よく使われる漢方処方ですが、

     甘草と合わせることで、より鎮痛作用が増すことが明らかになっています。



     漢方では、複数の生薬を組み合わせることで 相乗効果があったり、

     またあらたな作用が現れるところが おもしろさですが、

     芍薬は とくに その性質を多くもつ生薬のひとつのようです。





         
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薬草たち 19~牡丹

2008-10-30 | 写真川柳(薬草)


   (画像をクリックして下さいね。。。

      写真は「浮浪草の気吹」浮浪草さんより ”冬牡丹”)



    芍薬とともに、

    古くから 高貴な花 として、愛され親しまれてきた牡丹。


    生薬としては、

    根っこの芯を取り除いた皮・牡丹皮(ボタンピ)

    が 使われ、


    かたく固まり滞った血を除き、化膿性の腫れ物を治し
 
    月経を通じ 打撲損傷、腰の痛みを治し

    わずらわしい熱感を除く…

    というような効果があります。


    この牡丹皮が使われる漢方処方には

    加味逍遥散(カミショウヨウサン)、桂枝ブク苓丸(ケイシブクリョウガン)、

    温経湯(ウンケイトウ)、八味地黄丸(ハチミジオウガン)

    などなど がありますが、


    加味逍遥散は、多く更年期症状の改善に使われます。


    まさに 女性の味方!?


    あ、もちろん症状しだいで、男性に使うこともありますよ。


    ちなみに、芍薬も 漢方処方の重要な生薬ですが

    まだ 薬草川柳、つくっておりません。。。

    
    (いつかは 登場する予定…笑)



    
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薬草たち 18~ハトムギ

2008-10-30 | 写真川柳(薬草)


  (画像をクリックして下さいね。。。

     写真は 「時空のひずみの草庵」 Darth Yumiさんより ”ハトムギ”)



    はとむぎ。

    生薬名は ヨクイニン。


    食用では 香ばしいハトムギ として。

    生薬としては 皮膚疾患…とくに ゆうぜい(イボ)に有効であることが

    よく知られています。



    ほかにも、ヨクイニンの古典的な薬能としては


      ・鎮痙(ちんけい…筋けいれんの抑制)

      ・利尿(おしっこを出して むくみをとる)

      ・鎮痛(冷えからくる痛みをとる)

      ・排膿促進 



    などが あります。




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薬草たち17~センブリ2

2008-08-27 | 写真川柳(薬草)


  (画像をクリックして下さいね。。。

     写真は「花の庵」さなえさん より ”センブリ”)



    ひさしぶりの 薬草川柳です。

    センブリの登場は 2度目。


    だいすきなおばあちゃんが煎じてくれたくすりなら、

    いっそう効きめが ありそうですね。



    生薬名は 「当薬」。

    
    「まさに(当) くすり(薬)」

    
    の意味だそうですよ。




    センブリ 1(2005.11.2)



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薬草たち 16~オタネニンジン

2006-01-02 | 写真川柳(薬草)


   (画像をクリックして下さいね…
   
      写真は「仲間の川柳」のお仲間 さやさん より ”オタネニンジン”)



  あけまして おめでとうございます。

  健康で、実り多き一年と なりますように。


  オタネニンジン(朝鮮人参)。

  代表的な 強壮薬 ですね。

  江戸時代でも 貴重なくすりとされていて、
  娘を売ってでも 病弱な父親に与えてのませた
  という話が 残っているそうですよ。

  けれど、血色のよい 元気な人がのむと
  鼻血が出たり、頭痛がしたり
  ということも あります。
  ご注意を。


  ともあれ、

  元気に 長生き したいものですね!




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薬草たち 15~キンカン

2005-12-24 | 写真川柳(薬草)


  (画像をクリックして下さいね…
   
      写真は「時空のひずみの草庵」 Darth Yumiさん より ”キンカン”)




今年の冬はまた いちだんとさむいですね。


例年なら まだこんなにも降らない雪が、
この時期から 雪かきが必要なほどに積もり、
雪国のかたたちは たいへんそう!…


ここ大阪でも 一昨日、一時はめずらしいほど降り積もりました。


雪がやみ、夜になってからの冷え込みも そうとうなものでした。



どうぞ カゼに気をつけて。。。


金柑…キンカン。


ビタミンCが豊富な、カゼの強い味方です。


生のままの果実を洗って、
きざんで砂糖と水で煮たり 砂糖漬けにしたり キンカン酒にしたり。
果実は皮付きのまま たべられます。


小児のカゼに 砂糖漬けキンカンが、
疲労回復に キンカン酒が いいようですよ。





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写真川柳に使わせていただける薬草の写真を さがしています

2005-12-23 | 写真川柳(薬草)




写真川柳の 薬草シリーズ、いつも楽しみながらつくっています。。。


いま 写真がほしいな~と思っているのは
シソ、ダイオウ、マオウ、ヤナギタデ、ハトムギ ですが


その他なんでも、
たいていの野草は 薬草になります…


上記の 薬草はもちろん、それ以外でも


自分が撮った薬草の写真を使ってもいいよ~という方がおられましたら、
ぜひおかりしたいので よろしくお願いします。


川柳をのせたいので、すべての写真を…
というわけにはいかないと思いますが


もし よろしければ お願いいたします。


これまでつくった 薬草川柳は…


    クズ、ゲンノショウコ、オウレン、ジギタリス、ドクダミ

    キキョウ、リンドウ、タデ、ハッカ、センブリ、

    サンシュユ(花と実)、クララ、レンギョウ です。


よかったら ごらん下さいね。


写真はすべて、ブックマークの


   「花の庵」 さなえさん  

   「浮浪草の気吹」 浮浪草(はぐれそう)さん


より おかりしました。
 



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薬草たち 14~レンギョウ

2005-12-14 | 写真川柳(薬草)


   (画像をクリックして下さいね…
   
      写真は「花の庵」 さなえさん より ”レンギョウ”)



   全国各地の 公園や庭で、
   春いちばんに 葉が出るのに先立ち、黄色い花を咲かせるレンギョウ。


   夏から秋に採取される果実に 
   蒸気を通してから乾燥させたものが 生薬・連翹(レンギョウ)
   と なります。。。


   抗アレルギー、抗菌、抗炎症、排膿、解毒、利尿作用があるといわれ、

   はれもの、できもの、にきび、リンパ腺腫… 

   などに使われます。



   荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)

   という漢方薬の 構成生薬でもあります。



   春が近くなってきたら、近くの公園などで
   
   さがしてみて下さいね♪
   


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