3年前のことになりますが、
2012年(平成24年)に発行された、
合同句集「川柳 とよばん」に
載せていただいた 自選15句です。
それまでに豊橋番傘へ投句したものを中心に、
自分のすきな句を選びました。
いてくれるそれだけでいいひとがいる
寄り添えばきれいにハモるまるい音
箸ならび今あるもので満ちたりる
ひとりよりさびしいこともあるふたり
生きてます時には嘘に救われて
靴ひもを結びなおした九合目
野の花は我流に咲いて調和する
吠えられて吠え返さずにいるつよさ
月の裏だれにもみせぬ顔がある
手のひらでやんわり返す風の向き
日々あらたこころの花を生けなおす
すこしだけ遊びもあって折れぬ芯
再生紙つぎは優しい絵を描こう
いつの日かあなたとわたしおなじ土
定型に生きて破調の夢をみる
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