さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ジョン・ラスキンの碑

2011年01月20日 | 英国



冬の湖水地方の続きです。



寒いぜよ~^^; しかしここは英国ロマン派の詩人達の聖地であります。「ダーウェント・ウォーター」というこの湖の名前は、なんどもいろいろな詩のなかに出てくるので、冷え込む空気のなかでも「ここなんだなぁ~…」と感動していたのです。。。





このときは安物のコンパクト・カメラしか持っていなかったので、感動の景色の広がりもこんな風に撮るしかありませんでした~w 画像をクリックしてご覧下さい^^





 寒い湖畔を散歩していると、突然ジョン・ラスキンの碑がありました。19世紀英国の高名な批評家です。ケズウィックゆかりの人物なのです。

THE FIRST THING
WHICH I REMEMBER
AS AN EVENT IN LIFE
WAS BEING TAKEN BY
MY NURSE TO THE BROW
OF FRIARS CRAG ON
DERWENTWATER


私が人生の出来事として
一番最初に覚えていることは
ダーウェント・ウォーターの
フライアーズ・クラッグという
岩場の崖っぷちに、乳母に
連れてゆかれたことだった。     ~と書かれております(^益^)b



 オクスフォード大学で教鞭をとり、その著作はロシアの文豪トルストイやフランスのプルーストにも高い評価を受け、はてはインドのガンジーにまでも影響を与えたという大人物です。さらに私生活では相続した財産を投げうって慈善事業を行ない、晩年はこの湖水地方に住んで自然保護運動団体であるナショナル・トラストの創設にもかかわりました。立派なひとでした・・・。

次回はこの人の講演を本にした「胡麻と百合」という著作について御紹介しましょう。



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