さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

伊那旭座で ゴジラ ー1.0 を観る

2024年02月05日 | 関東甲信越


伊那の朝を迎えました。天竜川の上を、おそらく昨日と同じとんびが飛んでいました。
ちょうど真ん中あたりにいますよね。


羽根は冬仕様なのかしら?


さて伊那旭座で上映しているのは「ゴジラ -1.0」。どんなもんでしょ?


「2階席のほうが暖かいですよ」と勧められ、初めて上がってきました。いつもの
ように誰もいないので、真ん中の最前列に座る。テンノーヘイカみたいだ^^

しかし! 初めてのことだが、他に2人あとからやってきました。俺が真ん中に
いるので、斜め後ろにひとり、そして右のほうにもうひとり。「貸し切り」に慣れて
いるので、離れて座っていても他に客がいるとなんだかなーと思うこの贅沢w


入るとき、こんな下敷きをもらいました。

設定が昭和の戦争時だったから最初はわからなかったが、主役は神木隆之介、相手役に
浜辺美波さんだったのね。吉岡秀隆とか佐々木蔵之介はキャラが立っているからすぐに
わかったんだけど。ゴジラが暴れるときの画面はすごい迫力で、太平洋戦争時の特攻隊
の葛藤などの人間模様が描かれていてよくできていたと思います。


映画が終わったら電車の時間の関係で、昼飯を食べずにすぐに岡谷へ。ここでは
乗り換えで50分待ち。なんか中途半端なタイムスケジュールなのですw


駅前には何もないし、一服してどうしようかと思っていたら、観光案内所にでかでかと
ゴジラの宣伝が。どうして岡谷に?と思ったら、ここがロケ地になっていたそうです。
わからなかったぞ? というわけで入ってみました。


中には初老の係員さんがひとり。聞いてみた。「すみません、いまゴジラ見てきた
ばっかりなんですけど、岡谷がロケ地だったなんてわからなかったんですが、どこ
だったのでしょう?」

すると丁寧に説明をしてくれました。


右の建物、たしかに出てきました。ゴジラ対策本部で、海軍の生き残りを集めて
ゴジラを海に沈めようという相談をするところに使われたのです。これが岡谷の
旧市役所。ここはもう使われていなくて、実はこの後ろに立派な高層の新しい建物が
立っているそうですが、見事に消されているそうです。

真ん中の映像では、みんなが中庭を見る場面ですが、実は中庭はなくて別の場所を
写していたそうです^^

左の場面は映画の中では他の場所にある役所なのですが、実はここを使ったとか。
さらに最後に病院の場面が出てくるのですが、その病室もここで撮影したとか^^; 
まとめてロケしたのねw


ロケ地の話をしていたので、去年この岡谷で観た是枝監督の「怪物」の話になりました。
すると奥からこのロケ地マップを出してくれたのです。


この岡谷は俺が何度も訪れている諏訪と伊那の乗り換え場所なので、よく降りて
岡谷スカラ座で映画を観たりしています。そしてその諏訪と岡谷がロケ地となった
この映画が私には面白かったわけです。

上諏訪の駅前だったのに、いきなり岡谷のショッピングセンターになったり、
知っている人間には変な気持ちになってしまうという話で盛り上がりました。


印象的な場面である、廃線となったところに残された車両。ここで主人公の子供たちが
遊ぶわけですが、この車両は作り物だそうです。そして係員さんは、そこにあった
PCでグーグルマップを出し、この廃線跡のロケ地の場所を教えてくれました。


翌日に諏訪から帰るときに撮影しましたが、旧路線の線路や橋が少し残っているん
ですね。(奥の白い橋は高速道路) 言われないと全然気づきませんでしたよ。


何度も行って記憶にある、岡谷のスーパー「イルフ」(17と18)、そして諏訪湖の
水門(21)。なじみのある場所に俳優さんたちが来て映画の場面になるって、
ちょっと嬉しい。そういえば昨年の函館滞在中、いくつも函館ロケの映画を観ました。
「聖地巡り」なんてありますけれど、ちょっと気持ちがわかるのでした。



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