牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

ワイン・リキュール特区

2008-08-20 11:49:18 | 附属酒類経済研究所
のっけから宣伝もなんですが、昨日から開催の陳列販売企画梅酒・いちじく酒等果実酒@池袋三越、重ね重ねよろしくお願い致します。



こちらも、よろしくお願い致します。酒ブログ・ランキング!!


で、そんな果実酒。梅酒みたいに単に(失礼!)漬け込むモノでも、結構法律的な制約も多く、地元の果物を漬け込んだ手作りの果実酒を宿泊客に提供していたペンションが国税局に酒税法違反を指摘された例もあるようです。

ちなみに、私が作った梅酒は、、、、
 自分で飲むのは○、家人が飲むのも○ですが、犬にやったら×。
 両親に分けてあげたら×。
 会社に持っていって味見してもらうのも×。
です。
あと、古くなりそうな清酒で仕込んだものは、実は造るだけで×、です。
(そんなことしてません、してませんよ)

まあ、個人の趣味はさておき、前掲の地元の果物を漬け込んだ果実酒をふるまう、などは、旅の魅力の一つ。これも駄目、というのはちょっと寂しいし、9月(かな)には観光庁を発足させ、観光振興を図ろうとしている国としては残念です。

ということもあり、ちょっとだけ規制緩和が進んだのが、ワイン・リキュール特区。先月、構造改革特区の一つとして、どぶろく特区などと並び、認定されました(難しい言葉で言うと、「第17回認定 構造改革特別区域計画」です)。


これは特区の認定証

長々と書いても飽きてしまうので、あとはその特区の例(全部じゃあないです。すいません)。

○青森県黒石市:これぞ名産、りんごのワイン。収穫体験などと組み合わせるそうです。

○群馬県明和町:こちらは、町の特産である梨で、ワインを醸造・販売するとのこと。

○和歌山県みなべ町:御存知、梅の有名ブランド「南高梅」誕生の地で、日本一の梅の産地。もちろん「梅酒」です。

○熊本県宇城市:こちらも「宇城の地のもんでワイン・リキュール特区」というネーミングで、ブドウ、みかん、イチジク等の果実でワイン・リキュールを造るそうです。

宇城市の計画。数え切れないほどの種類の果物が!

○大分県竹田市:ここは既に「どぶろく特区」の認定を受けているところですが、加えて、市の特産であるカボスやトマト、サフラン等でもワイン・リキュールを造り、「醸造文化」を打ち出していくとのこと。


いろいろと楽しみですね。お取り寄せ!もいいけれど、やっぱり現地で地産地消が良さそうです。



お酒ブログのランキングは酒ブログランキング。応援のクリックを!!


我が神楽坂涵清閣の順位はこちら



牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« それぞれの足にそれぞれの靴... | トップ | 15年目のおみやげ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

附属酒類経済研究所」カテゴリの最新記事