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今朝のNHKの連続ドラマ「らんまん」。
主人公が蔵元の跡取り息子、というのに続き、出入りしている東大植物学教室の学生は千住の酒問屋、という事実?が出てきました。
流石ネット社会と言うべきか、wikipediaから、その学生さんが「田中延次郎」さんであることが判明しました。
江戸・千住南組の酒問屋の長男に生まれた。東京帝国大学理科大学植物学科を1889年に卒業した。高等菌類、植物寄生菌など、広い分野に関心を持った。在学中に『植物学雑誌』の発行を提唱し、自らもハツタケなどキノコの2新種の記載論文を発表し、日本人による菌類の新種の初記載論文とされ、イギリスの雑誌に転載された。(略)
なるほど、牧野富太郎と共に「植物学雑誌」の発行にかかわったようですね。
実際、当時の出版社の広告?には、こうした雑誌の編著者としての彼らの名前も出てきます。
#ちなみに「地質学雑誌」とか「地学雑誌」など、少なくとも自分の学生時代までは続いている雑誌(確か「地学雑誌」には浩宮時代の天皇の「テムズ川の海上交通」という論文も出ていた)の名前も見られます。
そんな酒問屋の田中延次郎ですが、同じくwikipediaによれば、その後はちょっと不遇かも。
1898年から1899年まで東京帝国大学理科大学の講師を務める。1903年、桑樹萎縮病調査会が廃止された後、適当な就職口もなく、妻も亡くし、精神病を患い、精神病院で没した。
うーん。
テレビで彼がどう描かれるか、ちょっと気になるところですが、喫緊の課題と言うかまず気になっているのは、今日の放送で彼(をモデルとした学生)が話していた、「増税で蔵元がどんどんつぶれていくらしい」ということ。
この頃、国税の多く(ある時期は最大割合)を酒税が占めていたのは業界的には有名な事実ですが、それが「蔵元つぶれる時代」となっていたのでしょうか。
これは調べてみないとね。
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