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カフェインとアルコールのどちらで危険か。コーヒーリキュール。

2015-12-24 10:24:18 | 附属酒類経済研究所
                           
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昨日に引き続き、カフェインとアルコール。


やはり、カフェイン+アルコールは、危ない。


同時摂取について、ネットニュースでは、「危ない」という指摘。

TBSのNEWS-i
(前略)
さらに、アルコールと一緒にカフェインを摂取するのは、依存性を高め、危険だといいます。

 「アルコールでテンションをさましながら、テンションを上げる(ために)カフェインを含むものをとる。ブレーキをかけながらアクセルを踏むみたいな感じになっていく。お酒の量もカフェインの量も増えやすい」(国立精神・神経医療研究センター 松本俊彦薬物依存研究部長)


J-CASTニュースでは「羽鳥慎一モーニングショー」での内容が紹介されています。

Q:「お酒とエナジードリンクのカクテルを出す店がありますが、大丈夫?」

A栗原教授「非常に危険です。酒は脳の働きを抑えます。一方、カフェインは脳の働きを高めるので、効果が相殺されて、飲んでも酔いません。そこでどんどん酒が進んでしまう。カフェインはすぐに代謝してなくなるので、体に過剰なアルコールだけが残って、急性アルコール中毒になります。米国ではこれが多発したので、カフェイン入りの酒の販売は禁止になりました。日本では規制はありませんが、絶対にやめましょう」




コーヒーリキュールは大丈夫なのか?

それではKAHLUA(カルアなどの)コーヒーリキュールは大丈夫なのでしょうか?

確か、コーヒーリキュールの製法は梅酒と同じで、コーヒー豆をリキュールに漬け込む、のだと思います。
漬け込むことで、カフェインがどの位リキュールの中に移動するのかは分かりませんが、まずは100%移動する、と考えることにしましょう。

検索してみると、まずカルディ(KALDI)さんのホームページに出ていました。
・ホワイトリカー:200cc
・グラニュー糖:50g
・コーヒー(中挽き):20g

KALDIの写真


また、NHKの「朝イチ」でも紹介されたようです。
・コーヒー豆(焙煎済み):50グラム
・氷砂糖:50グラム
・ホワイトリカーまたはブランデー(果実酒用):0.6~0.8リットル


別のまとめ的個人ブログでは
・ホワイトリカー:1.8リットル
 ・コーヒー豆:100グラム
 ・氷砂糖:100~200グラム





これらについて、リキュール(ホワイトリカー)とコーヒーの量が微妙に異なりますが、リキュール100ccに換算すると、
・KALDI:10g
・朝イチ:6.3~8.3g
・個人ブログ:5.6~11.1g

となっています。


切りの良い数字として、「リキュール100ccでコーヒー豆10g」で考えてみましょう。


ちなみに、KEYコーヒーのホームページのQ&Aでは

Q.1杯当たりのコーヒーの粉の量はどのくらいですか。

A.ホットコーヒー1杯分の目安は、レギュラーコーヒー粉・約10グラムです。

ですから、リキュール100ccのカフェインは、コーヒー1杯分のカフェインに相当することになる。

で、コーヒー1杯分のカフェインはと言うと、昨日ご紹介した産経の記事では「100mlあたり60mg」、上で紹介した「羽鳥慎一モーニングショー」では「コーヒー1杯 135ミリグラム」となっています。


まあ、多めの数字で135mgにしましょう。


「羽鳥慎一モーニングショー」での「カナダの基準」は成人男女で一日400mg(コーヒー3杯分)だそうですので、コーヒーリキュールの場合、カフェインの量から言うと一日300ccまで、ということになります。


コーヒーリキュールを300cc飲むと危ない


サントリーのサイトによれば、カルーア・ミルクのレシピは、カルーア(リキュール)1に対し牛乳は3。



つまり、コーヒーリキュール300ccから1.2リットルのカルーア・ミルクができることになります。


1.2リットルかぁ。


さすがに飲む気しないし、その前に酔いつぶれますね。



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