牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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お燗で日本酒の味がどうなるか、ですが、あのお方が論文を出されていた。

2022-04-02 14:30:55 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




今週、何度か触れた燗酒(の温度)についてですが、文献データベースを見ていたら、日本調理科学会誌というところの論文にこんなのがありました。


清酒に含まれる有機酸の酸味に及ぼす飲用温度の影響


清酒(実際には清酒の近似としての有機酸+アルコール混合液)を色々な温度で味見・試してみたら、という、まさにそれっぽい論文。

実際に、こんな結果となっていました。






ふむふむ、花冷えや室温だと渋味や苦味が残るのに対し、人肌燗やぬる燗ではそれがなくなって、でも50℃の熱燗だと苦味が出てきて、かつ(おとなしいものの)アルコール臭が、という結果になっています。

で、試している温度は、

10℃(花冷え)
20℃(室温)
37℃(人肌燗)
43℃(ぬる燗)
50℃(熱燗)


の5種類。

「37℃人肌燗-43℃ぬる燗」というのが、火曜日(かな)に触れた

「35℃人肌燗-40℃ぬる燗-45℃上燗」と微妙に違っていますね。


なぁんて思いながら、実は一番「!!」だったのは、この論文の著者





最初の3人は「ワイン総合研究所」という会社の方ですが、最後に出ている太田さんって、あの問屋仲間の大御所の太田さんではないですか。

これは恐れ入りました!!!




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