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先般、ウチのグループ会社(ビル管理会社)でクールビズの終了に際し、「通年ネクタイ無し」の導入について議論されたようです。
結局、「(商売の特徴から)ビルテナントのお客様と普段から(ビル内で仕事以外にも)接するので」と、今期の導入は見送られたようですが、その際、「ネクタイ屋さんも可哀想だし」という議論があったとかなかったとか。
確かに、構造的な低迷を続けるネクタイ業界、明日は我が身ですし、特にコロナ禍による在宅勤務の進展もあり、心配になりますよね。
そこで、そもそもどのくらいの市場規模(の推移)なのか、調べてみました。
「東京ネクタイ協同組合」という団体のホームページに数字が出ているのですが、それによれば2019年の国内・輸入の総合計は1,734万本。前年の1,912万本から8.3%減、10年前の2009年が3,200万本ですから、6割弱にまで減っています。
1,734万本というのはどのくらいの市場規模なのか。
超アバウトですが、1本5,000円とすると800億円、3,000円とすると500億円くらいとなります。
日本酒の市場規模は4000億円内外と言われていますから、5~8倍くらい違うんですね。よくわからないけど、ちょっと安心。
ただ、蔵元数では8割を占めるいわゆる小規模の蔵元さんの売り上げシェアは1割と言いますから、400億円くらい。
こちらの規模になると、むしろネクタイ業界より小さいことになります。その意味ではネクタイと同じ(意味不明ですけど)。
縮小市場でどう生き抜いていくか、ネクタイを締めて考えていきましょう。
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