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牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

ビールで髪を洗うと茶髪になって、お酒でリンスすると、髪が軟らか。

2017-10-24 12:48:49 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




ネットニュース(コラム)に、 日本最古の医学書で、お酒でリンスをすることで髪が軟らかになると指南されている、と紹介されていました。
中学校の頃、ビールで頭を洗って茶髪に!というやんちゃ系同級生がいましたが、昔も今も変わらない、、、いや、大違いですね。


なんでも「医心方」という書物で、この6月に藤原書店から概要書が出版され、注目されているとのこと。

藤原書店ってあの「地中海」とかの硬派の出版社ですね。
他にどんなことが書いてあるのかな、と、買ってみようとも思ったのですが、藤原書店のHPを見ると4,968円!!とりあえず衝動買いはやめました。


でも、そこで諦めるのはお酒に申し訳ない、ということで原典を探してみたら、なんと国宝・重文のサイトに現物がありました。

こちら

しかも、説明を見て、びっくり!!

『医心方』(全30巻)は、日本に現存する最古の医学書。(略)この写本は、諸写本の中で最も古く、全巻そろっており、27巻分は平安時代に、1巻は鎌倉時代に書写され、2巻と1冊は江戸時代に補われたものである。


なんと、平安時代に写された写本です。
読めるのかしら?と目を通していくと、すぐに探していたくだりが見つかりました(ラッキー!)。

ほら!

頭を沐す(沐浴の沐ですよね)のあと、さらに酒で濯(洗濯の濯、「すすぐ」ですね)すると髪はすなわち軟らか、だそうです。


今から1,000年も前に書かれたものが読めるなんて、ちょっと感動。
資料の保存、そして文字の伝承という意味で、文化の蓄積というのはスゴイ。
(まあ、漢字そのものは中国からの移入ですけど)

しかも、これが思い立ってから10分くらいで実現するのは、IT化のチカラ、ですね。

これも平和な世の中が続いてこそのこと(当社の資料は戦災でほとんど残っていません)。

どこぞでは来年を明治150年と位置付け、明治への復古を進めているようにも見えます(教育勅語もそうですね)。
しかしこの時期は富国強兵で、(周辺地域の発展のためという理由などで)戦争に邁進していった頃でもあります。

その辺りもきちんと考えたいものです。




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