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ウチで扱っている蔵元さんのお酒は社販で買った方が自分的にも割引だし会社的にも売り上げが立つので「双方良し」なのですが、気になってヨソのお店で買ってしまったのが
こちら
(これはホームページから)
山形は米沢の老舗蔵元、小嶋総本店さんの「東光 出羽の里純米吟醸原酒」です。
「出羽の里」ってお相撲さんみたいな名前(出羽の「郷」という力士はいましたね)ですが、出羽燦々を親に持つ山形県の酒造好適米です。
このお米、倒伏しにくく、農家として作りやすいだけでなく、心白の発現率が高くしかも大きく、米がよく溶け、アミノ酸が少ないなど、蔵元としても嬉しい品種だと蔵元さんがちょっと興奮気味に話されていたのを覚えています。
(これらの特徴は結果として精米を低くしても良い品質のものができるということでコストも下がります。つまり消費者にとっても嬉しい!ことになります)
強いて言えば「キレイすぎる」仕上がりになるそうで、蔵元さんではその対応として「原酒」で出しているそうです。
実際に試してみると、、、、、、、、
これ、とても良い、です。
香りも華やかで口当たりも良く、とてもいい意味で「きれい」。
それでいて「お米の味」がしっかりとしています。
系統は全く違いますが、10年くらい前に虎ノ門さん(虎ノ門マスモト)に薦められて「獺祭50」を飲んだ時、「安くてもこんな酒があるんだ」と思った時と同じ感覚、です。
低精米のお酒を変える可能性を秘めているのではないでしょうか。
(飲んでみたのは純米吟醸ですけど、、、)
自分自身、工学系と言うより理学系・自然系だからと言う訳ではないですが、やはり「米で酒を変える」というのには憧れます。
「出羽の里」×「低精米」を見かけたら端から買ってみようっと!
あの辺りですと、竜泉のK商店さんがお得意の地域のはず。今日お会いするし、お聞きしてみましょう。
(忘れないように、誰か覚えててください)
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