牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

赤穂浪士の飲んだ酒

2007-12-10 09:25:11 | 附属酒類経済研究所
今週末の12月14日は赤穂浪士討ち入りの日
そろそろ、そこかしこで忠臣蔵ネタを聞くようになりました。

それに便乗、というわけではありませんが、「赤穂浪士が飲んだ酒は?」というネタです。
恐らく、浅野様は○○、大石内蔵助は△△、堀部安兵衛は□□(そういえば、高田馬場での決闘では朝まで居酒屋で飲んでいたとかいないとか)、というのがあるかと思ったのですが、そのものずばりがありました。

討ち入り前に集合場所の蕎麦屋で出陣の祝い酒となった酒です。

それは剣菱

なんでも内蔵助が「剣菱をもて」と言い、皆で酌み交わしたとか。
蕎麦屋には菊正宗や剣菱が多いので、言われてみればなるほど、です。
裏を取ろうと思って、剣菱さんのHPを探してみたのですが、HP自体が見当たりませんでした。
でも、こうした情報がさまざまなところに出ていますし、「赤穂浪士討ち入りの酒として宣伝の絵が入っている大正時代(かな)の剣菱の広告」というのもありましたので、本当なのでしょう。

仮名手本忠臣蔵や、テレビドラマの忠臣蔵でどう表現されているのか。
討ち入りの前の祝酒、ビジュアルな演出的には菰樽の鏡割になるでしょう。
意識して見てみたいと思います。

ところで、これらの情報で知ったのですが、剣菱さんは灘に移ったのは昭和になってからのことで、永らく伊丹で酒造りをされていたそうです。
一時期、元気がなかったようですが、やはり伝統のブランド、頑張って欲しいものです。

(担当:甲立)

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