

朝からの雨で散歩にも出られず、家事を済ませて本を読み出したら、半分読んで眠くなってしまいました。

テレビの音が子守唄のように聞こえ、昨日の疲れが出てきたのでしょうか。
それでなくても蛇や熊のように、寒いとなぜか眠くなります


友人の結婚式でに上京した薫は弟と会い記憶に残る小学四年の夏を思い出す。
母が家出した夏休みの始め、程なく若い洋子が家にやって来た。

父の愛人と共に過ごした一ヶ月間の生活。
買い物や夜中の散歩にでかけ、おおらかな洋子と徐々に仲良くなるが、やがて母が帰って来て……。

悲惨な状況ながら、躾に厳しい母から解放され、若い洋子との自由気ままな生活を楽しむこどもの屈託のなさが描かれて意外でした。

また山口百恵、麦チョコ、ケンとメリーのスカイライン、ミグ戦闘機、キカイダーなど時代を現す言葉が懐かしさを感じさせました。

もう1編の「猛スピードで母は」と共に芥川賞候補になりました。
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