読みました

本を読むのが好きです。
忘れないように感想等を書いています。
その他、ねこのひとり言…。

寄り道 (2)

2006-04-23 21:50:53 | Weblog
 昨日 用があって府中の方に出掛けました
 暖かく緑が多い場所だったのでコンビニでお弁当を買って一休み

 帰りに、神楽坂においしい和菓子屋さんがあると聞いて足を伸ばしました。
 新宿から都営大江戸線で4つ目「牛込神楽坂」で下車、徒歩1~2分。

 「五十鈴」というお店で三色の餡(小豆、栗、柚子)が入った大きめの最中
[華車](はなぐるま)を買いました。4個入り¥1.155でそれぞれの味が楽しめて
美味です。また機会があれば買いに行こうと思いました

 ただ今、村上春樹「海辺のカフカ」(上)を読んでいます。表現力の豊かさに
圧倒されています

13-3-2-21-1-1-8-5

2006-04-20 22:33:57 | 読書
 上に書いたランダムの数字が何かわかる人はかなりの数学好きです。
 今日はいよいよ「ダヴィンチ・コード」ダン・ブラウンについてです。
 
 題名に書いた数字は、この本に出てくる最初の暗号です。
 私は昨年読んだ本の中に出てきたので思い出しました。
 <フィボナリッチ数列>というそうです

 ルーブル美術館長の死体のそばに、幾つかのダイイング・メッセージが残って
いて、たまたま渡仏していた米国の大学教授が殺人の犯人として疑われます。
 やがて現場に呼び出された暗号解読課員と共に逃亡する事になりますが、
二人でメッセージを解く度に謎が深まります。逃亡の果てに待っていたのは?

 名画に隠された謎。警察に追われる緊張感。一見関係性が無いように見える
登場人物たちとストーリー。
 何処までが事実で何処からが創造なのかわからない、緻密に練り上げられた
展開が最後まで物語を引っ張っていきます
 
 絵画ファンには勿論、ダ・ビンチの絵を知らない人にも楽しめると思います。
 出てくる暗号のほとんどは宗教にかなり詳しくないと解けないだろうと思い
ますが、謎が解けても「へー」と驚くことばかりでした
 
 何とか私が解けたのは最初と最後の暗号だけでした
 上下2巻なので、ゴールデン・ウィークに出掛けられない人にお勧めです
 
 ちなみに「昨年読んだ本」とは小川洋子「博士の愛した数式」という本です。
 この本については後日書きます。

 追加ー正しい数列の並びはこちらです。
         1-1-2-3-5-8-13-21

花曇り

2006-04-16 12:42:50 | 読書
 天気によって気分が左右される時があります
 晴れだと文章もテキパキ進むのですが、このところはっきりしない天気で
今日はプラス雨…  

 こんな日は思考力を思い切り深くさせてくれる本がいいかもしれません。
脳の中にアルファー波が出て心地よくお昼寝させてくれるか
反対にどんよりした頭にカーッと気合を入れてくれるかも

 [good luck]アレックス・R&フェルナンド・T・d・P共著
 外国の童話風のストーリーの中に「今日できる事は明日まで延ばすな」の
ような教訓がさりげなく書かれ、次のぺージにはわかりやすいアドバイスが。
 
 日本では「果報は寝て待て」と言いますが、普通に寝転がっているだけでは
幸運は訪れないのですね。
  

きらきらひかる(江國香織)

2006-04-12 11:14:29 | 読書
 アル中の笑子が結婚した相手は睦月という内科医でホモでした。
 お互い納得しての結婚で数ヶ月仲良く暮らしていますが、お互いの両親が
心配し「早く子供を…」とせかされて笑子はある行動に出ます。

 夫婦の形態は様々だと思うけれど、納得の上で結婚しても、夫の相手で
しかも男性と友達になるのは不自然な気がするのですが、この小説の中では
ごく自然に描かれています。

 私には少女漫画の小説版のように感じられた話ですが、若い女性に人気の
作家だけあって感性は題名のとおりキラキラ光っている作品でした

なみだ、ナミダ、涙。

2006-04-07 23:22:33 | 読書
 村山由佳「天使の卵」を読みました。「すばる」の新人賞を受賞した作品です。

 浪人が決まって予備校の手続きに行く電車の中で、主人公(19歳・男)は女性に一目ぼれしてしまいます。
8歳も年上のその人と思いがけない場所で再会し、ガールフレンドの夏姫と別れてひたすらその人に思いを寄せますが…。

 こんなにも切ない話が世の中にあるだろうか、と思いながら後半はハンカチが手放せずに最後まで読んでしまいました。
 特別珍しいストーリーではないのに、作り物のような気がしないのは、やはり作者の力なのでしょう

 思い切り泣きたい人にもお勧めです
  

 

やっちゃいました!

2006-04-03 12:00:33 | Weblog
 4月1日の記事に、作者の名前を書き忘れました。
 読んで下さった方は誰の事か分からなかったかも知れません。
 ごめんなさい m(__)m 今日さっそく訂正しました。

 その他、初心者と言い訳するのも恥かしい御粗末な文章でした。
 もう少ししっかり記事が書けるまでブログを公開しないでおこう、と思います。

 昨日から村山由佳「天使の卵」を読み始めました。
 なかなかおもしろそうです。他の感想は後日

4月です!

2006-04-01 13:08:18 | 読書
 月と年度が変わったので、このブログも新しい気持ちで記事を投稿したいと思います。

 3月にTV番組(王様のブランチ)で島本理生さんと「ナラタージュ」が紹介されていましたが、図書館で何度行っても借りられなくて、今度リクエストしようと思っています。

 それで今日は同じ作者の「シルエット」の感想です。
以前「リトル・バイ・リトル」を読んだのですが、何となく私の中では感動がないまま読み終わってしまったのですが、この作品は感動しました。群像新人賞を獲った作品です

 高校生の女の子が仲良くなったクラスメイト(男子)は、ある日自分の母親が病気であるという事を告白します。彼は母を看護をしながらも寝たきりになるまでの事情で親に信頼感を持てなくて、ガール・フレンドとも距離をもってしか付き合えない、トラウマを持っています。

主人公の設定が「リトル~」と少し重なりますが、最後の場面での女の子の切ない気持ちがこちらに伝わりジーンとしてしまいました