読みました

本を読むのが好きです。
忘れないように感想等を書いています。
その他、ねこのひとり言…。

美しい水・2

2007-03-30 19:59:54 | お出かけ(日帰り)
 前回の記事の写真の、すぐ右手がこの写真です。

 写真の人が指をさしている方向へ、柿田川湧水があふれて流れ出ていきます。

 手前の観覧台からのぞき込むように、青い湧水と澄んだ流れが見えます。

 

美しい水・1

2007-03-28 22:07:54 | お出かけ(日帰り)
 友人に会いに行く途中で、立ち寄った三島の柿田川湧水公園の湧水です。
 天気はあいにくの曇り空で、この撮影の跡に小雨が降りだすという状況にも

かかわらずこの美しさ
 中心付近の色が変わった所など、数箇所からこんこんと水が湧いているのが分かるでしょうか?
  
 そういえば富士の白雪がとけ、三島に注ぐという民謡がありましたね。

 ここのところ天気が良いので、出歩いて読書が進みません
 

久し振り!

2007-03-25 23:13:58 | お出かけ(日帰り)
 五年ぶりに静岡に住む友人に会いに行ってきました。

 彼女とは高校の一年間だけ一緒のクラスで、親友と呼べる友人だったのですが、お家の都合で引っ越してしまい離れ離れに・・・。

 その後社会人になって何度か会い、お互いの結婚式にも出たあと、子育てや仕事でお互いに忙しくて年賀状だけの交流が続いていました。

 お互い子育ても一段落したので、暇な私が出かけて行く事にしてやっと再会。
 いいオバサン同士、話の種が尽きるはずもなく夜が更けました。

 (確か五年前も近いうちの再会を約束して別れたよね)と思いつつ、「またね!」と別れたけど、今度の再会は何年後になるのなぁ・・・

ビクビク・・・?!

2007-03-17 11:38:42 | 読書
 家族が風邪を引いて寝込んでいます。
 幸いすぐ医者に行き、インフルエンザではないようです。
 
 でも、自分にも被害が及ばないかちょっと心配。
病人には悪いと思いつつ、持病があり悪化しやすいので・・・

  「砦なき者」 野沢 尚 
 首都テレビのディレクター赤松は報道番組「ナイン・トゥ・テン」を担当している。
『事件検証』というコーナーで扱った、殺人事件の予告電話、誘拐事件の容疑者とのインタビューなどのスクープで高視聴率を上げる。

 ある夜、渋谷で女子高生を取材するうち売春の現場を捉えて放送するが、後日、事件関係者の女子高生が自殺した。すると彼女の恋人で八尋という青年が、誤報だったと他の放送局で「ナイン・トゥ・テン」を糾弾する。

 MCの長坂(伝説の人気キャスター)は番組を降ろされ長期休暇をとるが、八尋という青年が次第にマスコミの寵児になりそうな姿に疑問を感じ、赤松に「何かある」と調べさせる。

最初は渋々行動する赤松だったが、八尋の両親の死、大学生の時の教授や同級生の事故と彼の周りには不審な事件が続いていた。やがて長坂も加わり出身地を調べる二人の身に危険な気配が・・・

 テレビが視聴者に与える影響、大衆が作り上げる危うい「カリスマ」など鋭い一面を描いた迫力ある作品でした。
中でも八尋が変貌していく姿とそれを見る若者の集団行動する場面は存在感があって、読んでいてゾッとしました。

 それにしても、野沢尚氏の作品は発想が豊かなので、読み出すといつもその世界にグイグイと引き込まれます。
「4年後のマリス」ともいわれるそうなので、江戸川乱歩賞の「破線のマリス」も読もうと思います。

教えて?

2007-03-10 22:28:41 | 読書
 散歩の最中に見た花が珍しかったので撮りましたが、名前が分かりません。
 知っている方、教えて下さーい

  「ハゲタカ」 (下巻) 真山 仁 著
鷲津は熱海の名門旅館「金色屋」を買収し、外国資本を「ハゲタカ」と呼んで嫌う日本政府を巻き込んで裏側から「ふるさとファンド」をたちあげる。彼には大きな野望があった。

 やがて菓子メーカー「太陽製菓」の買収はもつれこみ、鷲津達ホライズン・キャピタルグループと創業者達に取り入った外国資本の相互入札方式が始まり、息詰まるような分刻みの決戦となる。

 一方、芝野は地方の企業に転身し数年で赤字から黒字の企業にして再生の見本となる。
その手腕を買われ、破綻した地方銀行の社外取締役に請われる。
すぐに仕事に着手しようとする芝野だったが、その再生組織には裏があった。

 そしていよいよミカドホテルの再生に乗り出した松平貴子の前には次々に難問が待ち受ける。
 以前、「イヌワシ」を見たいとやってきて戦場ヶ原に案内した人物を、意外な場所で見かけて心を動かす貴子だったが実は・・・

 「ハゲタカ」は日本の企業にとって敵なのか味方か?
外資を背負って「救世主」と名乗る鷲津の、驚くべき過去がついに明らかになる・・・
 
 現実に、日本ではバブルがはじけてから多くの企業が合併し、銀行等には横文字の名前も入りました。車の一流メーカーにも外資が堂々と参入して話題になりましたね。
 
 小説とは言いながらこの本を読んでその「からくり」と、「バブルとは何だったのか」を少し学んだような気がします。 
 

お節句のあと

2007-03-07 21:32:16 | Weblog
 今日やっとお雛様を片付けました。
 一年に一度だけ、我が家ではたった1週間ほど日の目を見たお人形達。

しかも男雛と女雛の2体だけです。
 それでも片付けてしまうと、飾っていた場所に何もなくなり少し寂しく感じてしまいました。

 残ったのは桃の花。つぼみがまだ有り、捨ててしまうのは惜しくて飾っていたら、花も開いたので一枚撮ってみました。

 そこで一句
「祭りあと 残るさびしき紅(べに)のはな」 さかさ猫 作 お粗末m(_ _)m

ドラマ#

2007-03-04 16:10:39 | 読書
 最近見ごたえのあるドラマもなくて、テレビがつまらないと思っていたら面白そうな話が始まりました。 
 
さっそく本を借りて読んでいます。注目している俳優(大森南朋)さんも出ていて毎週楽しみに見ています。(土曜日 夜9時、NHK総合)

「ハゲタカ」真山 仁(上巻)
 ニューヨークでジャズピアニストを目指し留学していた鷲津政彦は、父親が事業に失敗して苦学生となり衣料品の問屋街でバイトを始める。

 彼は浪花商人の血筋から、商売の才能を買われて投資専門会社のボスに引き抜かれ、次々にその辣腕で瀕死の会社を買い取って他へ売り、高額の利益を投資家に与えている。
今や「ゴールデンイーグル」と異名も持ち日本の企業を買いにやって来た。

 日本では古くからその時代の政治、経済界につながりの深い三葉銀行等が、バブル崩壊後から抱えている不良債権を自行の存続を賭けて処理を進めていた。
その処理部門を任された芝野健夫は、一介のサラリーマンとして自分の限界を感じて新しい世界を目指す。

 一方、老舗のホテルで有名なミカドグループも昔ながらの経営で危機に瀕していた。社内の不祥事が続き、さらに後継者と目される松平貴子も他のホテルで修行中の為なかなか跡を継げない。

 それぞれの世界で生きる鷲津と芝野と貴子だったが、三人はどこかで・・・

 業界用語「バルクセール」「ゴールデンパラシュート」などがポンポン出てくるし、ドラマ通りの話(同じ作者の「バイアウト」からの話がかなり入っていそうです)ではなく少し文章も固いけれど、小説は小説で面白そうです。(下巻へ続く)