ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

スピード社のレイザーレーサー

2008-07-31 22:19:32 | 報道/ニュース
いよいよオリンピックが始まります。今年は北京です。中国は国の一大イベントと位置づけて頑張っていますね。聖火リレーも世界を周りました。チベットの暴動とか公害とかいろいろ問題はありましたが、近づいてくるとすっかりいつものオリンピックムードです。もう国をあげてやるものではないのではと思っていましたが、いやいやまだまだ国家の威信をかけたスポーツの祭典なんですね。なんだかんだと言っても期間中はやはりテレビを観ますからね。ところで昨夜テレビで昔のオリンピックの水泳をやっていました。“前畑がんばれ”から歴代のメダリストを紹介していました。1936年のベルリンオリンピックで金メダルを獲得した、前畑(旧姓)秀子さん。日本が貧しいあの時代にほんとうに良く頑張りましたね。短い白黒の映像でしたが一番印象に残りました。テレビでは勝ったあとのインタビューをメインに取り上げていましたが、過去の映像でボクがなにより関心を持ったのがそれぞれの時代の水着でした。とくに前畑秀子さんのときはみんな同じ形(画像では素材まではわかりませんが)の水着でした。今のスクール水着のように。でもこれが不思議と新鮮でした。その後の映像もみんな同じような水着でした。同じ水着がずらりとスタート台に立つことがこんなにすがすがしいことなんだと改めて感じました。でもよく考えたら選手が同じ水着で競技する、これは当たり前のことではないですか?いつごろから今のようにバラバラになってしまったんでしょう。シドニーではイワンソープは全身タイツでした。100分の1秒を争う水泳競技では選手は体毛を剃ってまでも少しでも速く泳ごうとします。そこへこれを着たら速くなるという水着が現れたらそりゃあみんな飛びつきますよ。今年はスピード社のレイザーレーサーが登場しました。規制ぎりぎりとか規制をすり抜けてとか言われていますが、速くなるのはどうやらほんとうのようです。水泳競技で水着が速くなる道具になってしまいました。今後ますます技術が進歩すればいずれもっと速く泳げるものが登場しますよ。もうすでに開発されているかも。棒高跳びの棒だって、あれだけしなって反発するものはもはや棒とは言えません。あれは棒と言うよりバネですね。体操競技も小学生の女の子が曲芸をやって10点満点ですよ。棒や体操はまだしもせめて水泳競技だけは同じ水着で争ってもらいたいね。水泳が水着メーカーの競いになってしまっては見る気がしません。公平な競技ではなくなりますからね。形も素材も決められた水着で選手が争えば見る方も競技に集中できます。水着メーカーの折り合いがつかなければもっとも公平な方法として選手は全裸で泳ぐことになってしまいます。もうそれしかないところまで来ているかもしれませんね。視聴率も水泳だけはダントツに上がりますよ。やってみませんか?