ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

6650万年

2010-08-29 15:00:59 | 報道/ニュース
今から6650万年前、火星と木星の間にある小惑星群のふたつの惑星が衝突、直径10キロもあるその破片のひとつが私たちの星、地球に衝突しました。場所はメキシコ湾です。地球は隕石の熱で真っ赤になり、その噴煙はやがて地球のすべてを被い地球上は漆黒の闇と化しました。太陽の光が届かないため地球上の植物は枯れ果て恐竜は絶滅しました。1億年以上もの長い間地球を支配していた恐竜の絶滅により別の生命体が生き残りやがて支配する星となりました。哺乳類です。NHKの番組による諸説のひとつですが哺乳類が敵から守るため胎盤を持っておなかの中でこどもを宿し子孫を残してきたとする話にはなるほどと思うものがありますね。その後哺乳類は長い年を経て進化をとげ私たちの祖先人類が生まれました。人類はまた長い年月を経て進化し道具を使いそしてまた長い年月を経て機械を発明しました。船、汽車、飛行機、車などの輸送機械から電話、電報などの通信機械など近年においては宇宙へ飛んでいくことからインターネットまで進化の速度は急速に速まっています。6650万年からみれば文明技術の進歩した300年などはあっという間の時間ですがこの間の進歩は哺乳類誕生後1万年にも匹敵する量と速さです。
さて、これだけ進歩した私たち人類がこのあと、どう進化していくのでしょう。6650万年前に誕生した私たちの祖先ねずみのような姿にまた6650万年かかって戻っていくのでしょうか。むしろ今の日本の現状を見ているといっそ「ねずみ」からやり直した方がいいのでは思えるほど荒廃してしまいました。
20年以上もつづく経済不況に格差拡大、特に近年の日本の没落は目を覆いたくなります。世界第二位などとはしゃいでいた時代がうそのようです。結果自分勝手な悪徳商売が横行蔓延してしまいました。円高、デフレに打つ手が分からず何もできない政治家、でも年間1億円もの歳費支給です。子供のしつけができない親、でもこどもの教育のため共稼ぎして稼いでいます。結果人任せの教育が変人ばかりの「おりこうさん」を作りました。司法試験に受かって弁護士になってはみたものの弁護士の本来の職業もわからず、サラ金で借金苦の人からさらに金を巻き上げています。これなら暴力団の方がまだマシです。それでも司法制度改革とかでさらに悪徳弁護士を増やそうとしています。病人の気持ちもわからず金儲けしか頭にない医者、医者が足りないなどとは真っ赤なウソで地域や専門に希望が集中しているだけです。みんな楽して儲けることしか考えない「医者」と呼ばれて喜んでいる人種ばかりなのですから。民間企業で必死に働いても年収200万円がやっとなのに、何もしないで1000万円以上の年収を得ている天下り。それでも自分はエライと勘違いしているバカばかりです。と、知り合いの役人が言っていました。作りすぎた大学では勉強しない学生があふれバイトと男女交際に明け暮れています。こんな人種はシュウカツする資格もありません。就職難というよりアホな学生が多すぎます。と教授が言っていました。
文明技術の急速な進歩とともに人の心の荒廃はそれ以上急速に進行しています。こんな進化ならもう必要ありません。どこかの神様にお願いしてこんな腐った人間どもを一刻も早く「ねずみ」に戻してもらいたいものですね。

使えない史上最強の兵器

2010-08-14 23:46:32 | 報道/ニュース
65年前、大日本帝国はアメリカを中心とする連合国に無条件降伏しました。第二次世界大戦です。終戦65年を向かえ8月6日広島・8月9日長崎の原爆記念日には今まで以上に各国から大使級が参加をし、また国連事務総長もはじめて参加をしました。ウランやプルトニウムを使う核兵器について世界が注目してきたのです。アメリカのオバマ大統領によるプラハでの核兵器廃絶宣言が影響しているのかもしれませんね。アメリカの駐日大使もはじめて参加しました。核爆弾は人類が作り上げたもっとも残酷な大量破壊兵器であることはあきらかです。核兵器を持つということはもっとも威力の大きい武器を持つということになり、戦争の抑止になるという側面もあります。現にインドとパキスタンの間で長く続いたカシミール紛争は両国が核兵器を持ったことにより収まっているように言われています。
1939年ユダヤ人科学者によるアメリカニューメキシコ州での研究開始以来、核融合による核爆発は理論上可能でも兵器としてなかなか実戦使用には到らず、1945年ぎりぎりで成功完成しました。当初はドイツのナチスに対抗する最新兵器として研究されましたが、完成したときドイツはすでに降伏、それではとなかなか降伏しない日本に投下しました。ウラン爆弾とプルトニウム爆弾です。はじめての実戦使用でしたので2種類をいわば試してみたのです。広島・長崎は甚大な被害となりアメリカから見ればこれで戦争を終結できたと考えている人も多くいます。核兵器が他の兵器と大きく違うのはその威力だけでなくいつまでも後遺症が続くことです。広島・長崎で被爆した人は今も後遺症に悩まされています
第二次世界大戦の最後にできた核兵器はその後65年使われたことはありません。ひとたび使いはじめたら人類絶滅と言われる兵器なのです。ところが第二次世界大戦後、朝鮮半島、ベトナム、コソボから、イスラエルまでのアジア全体、独立を果たしたアフリカ諸国や南米諸国と内戦のない国はないほど今も世界中で戦争が続いています。鉄砲や大砲で撃ち合っている限り戦争は続く、ならばこれらの国々がみんな核兵器を持てば戦争の抑止になって戦争はなくなる、理論ではこうなります。でもどうやら現実はそうなっていません。なぜならいちばん多く核兵器を持っているアメリカがいちばん多く戦争をしているではないですか。核は使わないけどクラスター爆弾は使う、これでは戦争はなくならないでしょう。
米ソの冷戦構造が終わり、いま、アメリカの敵は世界にひろがるテロリストに変りつつあります。テロリストが核兵器を持ったら大変とばかり核兵器最大保有国アメリカが核のない世界を目指すと宣言してもテロリストには伝わりません。なによりもし核兵器をテロリストが持ったとしてもそれは使えないでしょう。核兵器は使ったら自分たちも終わりの兵器なのですから。
核兵器廃絶は世界中の人が賛成です。しかし廃絶して核の抑止がなくなりまた新しい戦争が始まっていたのではなんの意味もありません。核兵器をなくすことは戦争をなくすことです。核兵器を考えた科学者が戦争をなくすことを考えたら大発明になるかもしれませんね。戦争のはじまりは貧富の差にあります。貧富の格差をなくすことは科学者でなくてもできることですよ。
また、北朝鮮が核を持った以上日本も核武装すべきは正しい意見のように思われます。が、唯一の被爆国である日本が北朝鮮に核攻撃できるでしょうか。う~ん・・・