ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

08回顧 歴史上最低の総理大臣

2008-12-31 19:52:22 | 報道/ニュース
「あなたとは違うんです。」福田康夫という総理大臣はこう言って自ら辞めました。その後このフレーズだけが有名になり、今年の流行語大賞トップ10にも選ばれたのですがご本人は辞退しました。ちなみに今年の新語・流行語大賞は「グー!」と「アラフォ~」だそうです。この「あなたとは違うんです。」は9月1日夜、突然の辞任記者会見で記者からの最後の質問に答えた最後のフレーズでした。その前にどういう話があったのか忘れるといけないので残しておきます。福田さんはその前の安倍晋三さんが体調不良(?)で突然辞任した後を継いでの総理大臣でしたが、参議院が野党過半数のためほとんどの法案が通りません。安倍さんの前の小泉純一郎さんのときは官房長官として大半の法案がろくな審議もなくどんどん決まっていたので自分が総理になったのになんでうまく行かないのかイラついていました。とうとうイライラも頂点に達し自分が総理では選挙に勝てないという理由(?)で「辞めます。」と言いました。この流れで辞任会見を受けた記者たちも質問らしいものがなく、「総理はいつも他人事のように話をされますが、どうしてですか?」という質問をしました。よく考えたらこの質問は答えようがありません。もう終わろうとしていた福田さんはただでさえイラついていたので、しかたなく「私は自分を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。」と答えました。う~ん、ボクは答えも変だと思いましたが質問もよく考えたものではなかったと感じました。つまり双方がもうどうでも良かったのです。ただ辞任会見という時間を作ればいいとさえ感じられるくだらない出来事でした。ボクは福田さんは好きな政治家の一人でしたが、最後で期待を裏切られました。これでは歴史に残る最低の総理大臣になってしまうと心配していたら、次の太郎くんはもっとひどく福田さんもホッとしたことでしょう。一国の総理大臣がこれだけひどい人ばかりというのはまさにミゾウユウ(?)の年でした。

08回顧 中国の農村

2008-12-29 23:12:04 | 報道/ニュース
中国が国を挙げてのオリンピック準備をしている頃、あるドキュメンタリーがNHKで放送されました。上海の大学院生が農村の子どもたちに夏休みを利用してボランティアで勉強を教えに行くものでした。国がボランティアを募集するものだそうです。中国の中でも上海は立派な都会です。その上海で勉強している学生たちは経済的にも環境的にも恵まれています。その恵まれた環境で大学院まで行って勉強している学生が20時間以上も列車に乗って農村に行き、そこで寝泊りして子どもたちに勉強を教えながら農村の実態を知るというものでした。農村には貧しくて家の手伝いのため学校に行けない小学生や、高校に行きたいけど経済的に無理なのであきらめている女子中学生、大学に行って勉強したいけど親が病気でいけない女の子など、貧しい農村の実態に大学院生が涙するものでした。農村の子どもたちにとっては都会のお兄さんお姉さんから勉強を教えてもらうのはとても励みになりますが、それ以上に恵まれない農村の子どもたちの実態を知っていく都会の大学院生たちにはこれ以上の勉強はないかもしれませんね。こんな世界があるなんて知らなかったと泣いていた女子大学院生が今も印象に残っています。まねが大好きな中国ですが、この制度ばかりは日本がまねをしても良いのではないかと思いました。但し、日本の場合はボランティアで集めるのではなく、学生とは名ばかりでバイトや男女交際に明け暮れるアホ学生どもの懲罰で行かせるのがいいと思うよ。ノートも鉛筆も黒板もなくそれでも勉強したいカンボジアのこどもたちや、親の手伝いの合間を惜しんで勉強しているフィリピンの子どもたちや、一日に一時間しか電気がこなくてその時間を待っていっせいに電灯のまわりに集まって勉強しているインドのこどもたち、そんなところへこいつらを送れば少しは勉強する気持ちや、時間やお金を大切にする気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。さしあたって大麻を吸って喜んでいる有名私立大学生どもは二度と帰れない中国の山奥の農村のブタ小屋へでもぶち込みますか。てめらなんぞはブタの糞でも乾かして吸ってろとね。



親の自覚/バラク・オバマズ ストーリー

2008-12-16 00:24:11 | 報道/ニュース
およそ3年前、2005年末兵庫県相生市の歩道脇のアスファルトの隙間から一本の大根は生えていました。普通の大根でしたがアスファルトという土も水も十分でない逆境の中で育った生命力に人は感動しました。ど根性大根「大ちゃん」と呼ばれ大きな話題となりそれから各地で硬い石やコンクリートを突き破って生えている野菜が次々と報道されました。ボクはあの大根はその後どうしたんだろうと調べてみたら、一度は折られたその大根はその後戻され必死のクローン技術で甦っているではありませんか。相生市内の畑ではその大ちゃん子孫が今年も立派に育ち現在一本150円で販売されているそうです。相生の人たちの執念にも感心させられました。それにしてもこの大根がもし普通に畑に生えていたら話題にもならずどこかの食卓で食べられていたことでしょう。たまたまアスファルトから生えていたことで特別な大根となったのですね。生まれた場所により運命が変わるのです。アメリカの大統領をこともあろうに大根と比べるなんておそろしく無礼なことは承知ですが、ボクはバラク・オバマアメリカ次期大統領を見るとなぜか「大ちゃん」を連想してしまいます。アメリカ初の黒人大統領として永遠に歴史に残る快挙を成し遂げたオバマ氏はただの黒人ではなく、ただの優秀な政治家だけではない気がします。ハワイ生まれのオバマ氏は生まれてすぐに両親の離婚に遭遇します。その後はインドネシアで祖母に育てられ、コロンビア大学からハーバードへ進みました。その間にお父さんは交通事故でお母さんは病気で亡くなりました。そんな逆境の中で彼は次々とチャンスをものにし、ついには世界の頂点に立ちました。人はこの生き様に感動したのです。まさに逆境の中で育った「大ちゃん」のように。しかし、「大ちゃん」が普通の畑で育っていたらクローンまで作られなかったように、もし、オバマ氏がケニアで生まれケニアで育っていたらアメリカの大統領にはなっていなかったかもしれませんね。私たちは自分で自分が生まれてくる環境を選べません。赤ちゃんは自分で親を選べないのです。世の中の親はこの事実を自覚して子どもが自分の親から生まれて良かったと思う育て方とまたそう思う環境を作らなければなりません。親は子どもを生むことを決められますが、子どもは自分の意思で生まれてきたのではないのです。良い親になる努力はすべての人が怠ってはならないことなのです。バラク氏を育てたおばあさんにも大きな拍手を送ります。

内定取り消し/国会議員のリストラ

2008-12-16 00:23:32 | 報道/ニュース
世界金融危機がもたらした経済危機がいよいよ私たちの生活にも影響を及ぼし始めました。内定取り消し、派遣切り、非正規社員リストラから正社員リストラ、連日日本企業の業績ダウンが報道されています。いったい今、日本経済で何が起こっているのでしょうか。知らないうちに私たちの生産と消費はそのほとんどが世界中とつながっていたのです。食べ物、衣類、家電、車、住宅、原材料を含めると国内だけでまかなえるものはすでに何も無いのです。ファミリーレストラン「サイゼリア」までもハンバーグや牛肉などをオーストラリアから輸入するためデリバティブ取引で153億円もの損失を出しました。まさにグローバル経済を見せつけられた今回の世界金融危機でしたね。では私たちがこの危機状態から身を守るにはどうすればいいのでしょうか。答えは状況を良く観ることです。内定取り消しで内定者に100万円出した企業が報道されました。これを受けてアホな弁護士が内定は法的には契約が成立しているので最低1年間は雇用が約束されているから100万円では足りないなどと分かったようなことを言っていましたが、働いてもいない社員に年収払う企業があるはずがないし、そんな見通しも立てられない企業にたとえ入社したって将来性はありません。100万円もらってさっさと別の企業を探した方がよほどマシです。突然派遣を切られたと泣いている人がいますが、派遣とはもともとずっと続くものではありません。リストラされるといって途方にくれている人がいますが、いまや企業は山のように倒産しています。会社が倒産したらリストラも何もありません。つまりいま必要なことは状況に応じて機敏かつ的確に考え行動することです。世界はかつてないスピードでめまぐるしく動いています。冷静に状況を観察していれば動きが分かってきます。その動きの中で自分が出来ることを見つけて対応していくことが重要なことなのです。現にこの危機を受けて100年に一度の大チャンスとばかり大量に新入社員の募集を始めた企業がいっぱいあります。アメリカのやったこととは言え特別な時期に遭遇した私たちはいまこそ底力を発揮すべきなのです。決して負けてはいけません。いま努力した人がいつかは勝者となるのです。それにしても一日も早くこの危機を脱しなければならないのに、相変わらずお決まりの経済対策でお茶をにごし、時代遅れの料亭で選挙についてひそひそ話をしている歴史上最低の国会議員たちこそ全員リストラしてやりたいね。何もしていないこいつらに年間1億円もの歳費(税金)を払うのはあまりにももったいないと言うものです。タイのように最高裁判所が国会議員を裁くと言うならボクはいつでも裁判員になりますよ。量刑はもちろん全員解雇です。