北海道の先住民アイヌの人たちの「神謡」にこんなものがあります。・・・昔貧乏人で今お金持ちの家の子どもが昔お金持ちで今貧乏人の家の子どもをいじめています。それを見たふくろうの神様が貧乏人の家に行ってみると、その家の主(あるじ)は品を備え礼節もわきまえ、ふくろうの神様を粗末な家ながら出来る限りの「もてなし」をしました。貧乏人の品位を知ったふくろうの神様は、一夜にして粗末な家を大きくし、金銀の宝物や美しい着物で飾り富豪の家よりもっと立派にしました。そして貧乏人の子どもをばかにしたりいじめたりした昔貧乏人で今お金持ちを呼び寄せました。今のお金持ちは腰を抜かしてびっくりしましたが、貧乏人だった家の主は決して威張ることなくお酒を振舞って仲良くしました。それからずっとアイヌの村は平穏になり、いじめられていた子どもはもう成人となり妻や子もいて今は父や母に孝行をしています。と・・・
いかがですか、金持ちや貧乏人という姿はただの今見える姿であって、昔はどうだったのかこれからどうなるのかわかりません。今貧乏でも品位を持てばお金持ちにもなり、今お金持ちでも貧乏人をバカにしたりいじめたりしていると今の貧乏人にいつかひざまずく、人間の尊厳は目で見える姿ではなくその人の心の中にある。これが数百年前から伝承される「アイヌの神謡」の1話です。
アメリカの金融危機から発した未曾有の経済危機は、私たちを苦境に直面させました。突然の派遣切りで収入も住む家もない人がいます。注文がなくなり社員の給料が払えない中小企業があります。ふくろうの神様は夜逃げや自己破産して借金を逃れようとする貧乏人を救うことは決してしないでしょう。安易に生活保護に頼る人も救わないでしょう。しかしまじめに働きお金がなくても尊厳を持ち続ける貧乏人にはきっといつか大きな施しを与えてくれることでしょう。金融危機はまもなく終わりのサインが出始めました。経済の低迷はまだしばらく続きますが、この危機から脱するには尊厳を持ちまじめに働くことしか方法はありません。そしていつか今貧乏な人が今お金持ちの人をひざまずかせてばかにしたことを後悔させてやろうではありませんか。今貧乏だと思っている人は決して負けてはいけません。
いかがですか、金持ちや貧乏人という姿はただの今見える姿であって、昔はどうだったのかこれからどうなるのかわかりません。今貧乏でも品位を持てばお金持ちにもなり、今お金持ちでも貧乏人をバカにしたりいじめたりしていると今の貧乏人にいつかひざまずく、人間の尊厳は目で見える姿ではなくその人の心の中にある。これが数百年前から伝承される「アイヌの神謡」の1話です。
アメリカの金融危機から発した未曾有の経済危機は、私たちを苦境に直面させました。突然の派遣切りで収入も住む家もない人がいます。注文がなくなり社員の給料が払えない中小企業があります。ふくろうの神様は夜逃げや自己破産して借金を逃れようとする貧乏人を救うことは決してしないでしょう。安易に生活保護に頼る人も救わないでしょう。しかしまじめに働きお金がなくても尊厳を持ち続ける貧乏人にはきっといつか大きな施しを与えてくれることでしょう。金融危機はまもなく終わりのサインが出始めました。経済の低迷はまだしばらく続きますが、この危機から脱するには尊厳を持ちまじめに働くことしか方法はありません。そしていつか今貧乏な人が今お金持ちの人をひざまずかせてばかにしたことを後悔させてやろうではありませんか。今貧乏だと思っている人は決して負けてはいけません。